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アラサー女性4人組の「コンカツ」を生き生きと描き大人気の石田衣良著「コンカツ？」
第12章では、高瀬さんの彼女と結有を除いた三人が対決。智香の友人の早矢人が沙都子に本気でアタックを始めるなど、物語が大きく動きました。さっそく13章を見ていきましょう。
■激変する周囲に智香は戸惑います・・・
智香のところには母親から頻繁に電話がかかってきていました。母親はまだ父親に対して憤っているのです。長年連れ添った相手が不倫をしてしまったのですから当然なのですが、智香は母親に対して「いい加減自分の幸せを考えたら」と思いつつ、なかなか言い出せないのでした。一方、智香の同居人である結有は妊娠をし、彩野は沼木と付き合い、高瀬さんは婚約。
本気でコンカツをし赤ちゃんを産みたいと熱望していたバツイチの沙都子には、早矢人が猛アタックをしています。智香は自分にだけなにも起こらないことに失望しつつも、どこか納得していました。智香は自分自身で「結婚や恋愛に対して具体的なイメージがわかない」ことを自覚しているからです。
きっと、今婚活で悩んでいる人の中にも、智香と同じような思いを抱えている人が多いのではないでしょうか。「結婚とはなんなのだろう」とは、コールインするまで抱えなければならない悩みなのかもしれませんね。
■沙都子と智香が友人とお見合いパーティに潜入！
智香と沙都子は、沙都子の友人と一緒に、都心のホテルの宴会場で行われるお見合いパーティにきていました。時間制限のあるアピールタイムで、智香は面くらいます。最初の相手がいきなり名刺を渡してきて、年収や両親のことまでアピールをしてきたからです。
その上、まったく興味のない趣味について熱く語りだしたり、老後についてとうとうと話す姿に、智香は幻滅します。他の男性も話す内容は同じ。将来の相手を機械的に選ぶようで気が滅入る智香なのでした。
■結婚相手には何が重要なのか・・・智香たちは語り合います
「結婚相手は普通の人がいい」と沙都子とその友人は言いますが、智香にはピンときません。普通の人がいいのなら、先ほどのパーティにも沢山いたからです。しかし、三十代ともなると目が肥えてしまうもの。決断が鈍ってしまうのですね。
智香は二人から「決断は早めにしたほうがいい」というアドバイスをもらいます。色んな男性を見ていると、どこが決め手かわからなくなるのだそうです。智香はぞっとします。二人のように「誰でもいいからもらって！」と思ってしまう前に、絶対に婚活を成功させよう・・・そう心に誓うのでした。
さて、次章は智香の仕事風景が垣間見れます。アラサーの婚活中の女性はどのように仕事をしているのでしょうか？引き続き目が離せません！
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【Vol.2】【石田衣良（著）】 『コンカツ？』が婚活男女に話題！まとめ記事
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