汚部屋の住人の知人女性がいます。彼を自分の部屋には絶対にあげず、デートはつねに外か彼の家。
「同棲か結婚、という話になったらごまかせなくなるよ。どうするつもり!?」と、共通の友人と彼女のやる気を引き出そうとしても、ムダでした。
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ある日、彼女の家を彼が電撃訪問。玄関先で押し問答のすえに彼女の秘密を知った彼は「どうしたらいいんだろう?」と困惑気味。
私を含めた彼女の周囲の人間は、彼からアドバイスを求められています。
隠していたりとりつくろっていた自分の一面を見られるのは、神経の太めなタイプが多いイタリア女性でも「これはヤバい」と慌てるもの。
この知人のケース以外にも、ちらほら話を聞いたことがあります。
ここでは、「こんなはずでは…」と彼を引かせてしまった彼女たちが、「NG彼女」の立ち位置からどうやって挽回したのかをご紹介します。
1.とにかく買い物が好き
知人女性は「ファッション命」。ファッション誌のチェックを欠かさず行い、流行の品を即買いするタイプでした。
デートでもアパレルショップを4、5軒ハシゴするのは当たり前だったといいます。
結婚を考えていた彼とふたりでドイツへ旅行したときのこと。
旅先でも買い物心に火がついた彼女は、彼と別行動を続けて買い物ざんまい。
最終日に彼から「どうしてそんなに買い物ばかりしているの? 別行動なんて、ふたりで来た意味がないよ」と苦情が出たことをきっかけに、連絡が来なくなってしまいました。
「私が買ってきたものを見て、『似合うよ』『この組み合わせだともっとすてきだ』と言ってくれていたから、彼に不満はないと思っていたの。でも本当は、私に合わせてくれただけだったみたい」と気がついてからは、買い物依存気味だった自分をなんとかしようと努力を重ねました。
カウンセリングを受けた際に「食事制限が原因のように思える。好きな服を着たいあまり、食欲があっても食べずに体形をキープする。そして、食べないことへのストレスを買い物をすることで解消、のループなのでは?」と指摘されたことが、1番思い当たったのだそう。
「やせてキレイで、どんな服も着こなせる私ってイケてる、と思っていたの。おしゃれですてきでいなければ、男性をひきつけられないと考えていたけど、ちがったみたい」と語る彼女。
考えをあらためてから、すぐに行動をはじめたそう。
使用頻度の低かった服やバッグ、靴を全てオークションで売り、2週間後にはクローゼットのなかをほぼ空にしました。
食生活を改め、できるだけ自炊して、自分の体にあう食べ物が何なのかを徹底的に追及したそうです。
体と心の健康を取り戻すまでに2年ほどかかりましたが「いまは新しい出会いも見つけて、毎日充実しているわ」と幸せそうでした。
2.失言グセがある
知人女性が離婚したきっかけは、義祖父の葬儀でした。介護を一身に担っていた義母へ「肩の荷がおりましたね」といったそうです。
多くの人に慕われている義母が、その一言で激怒。「もうあなたは帰っていいわよ!」と追い出されました。「夫からも『あれはないだろう』とたしなめられたんだけど、どこが悪かったのかそのときはわからなくて」と追い出された理由を考えていたそうです。
深夜に戻ってきたご主人から「話がある」とその日に離婚を切り出されました。
「考えたことをストレートに表現する、君のまっすぐなところにひかれたと思っていた。
そうじゃなくて、デリカシーがないだけなのが今日わかったんだ。君の言葉で傷つく人の気持ちを考えたことがあるのか」と言い捨てて、彼は家を出て行ったそうです。
「そのときに初めて、自分の失言グセに気がついたの。謝りたかったけど夫は戻ってこなかったわ」と語る彼女。離婚が成立してから、家族や友人知人に自分の悪いところを徹底的にアドバイスしてもらったそうです。
なかでも、「友人宅のパーティーで失言をするたびに、ご主人がフォローしていた」と指摘されたことが、もっともつらかったといいます。
「彼がいつもそばにいて、私のダメなところをフォローしてくれていた。
でも私は、彼の忠告をお説教だと思って聞き流していた」と、後悔のあまり、一晩、泣きあかしたとか。
離婚して5年近くたついまは、新しい出会いにも恵まれ、現在進行中の彼がいるそうです。
「とにかく聞き役に回る」「意見を求められたときは『自分が相手ならどうするか』という目線で話す」ことを習慣づけて、前と同じ失敗をしないように気をつけていると語ってくれました。
相手を幻滅させないにこしたことはありませんが、失敗してもその経験をいかして自分を変えていくことが、恋愛スキルをあげるコツ。どんな人にも失敗はあります。
前向きに行動していくことが、「NG彼女」のレッテルを返上する1番の近道と心得れば、幸せをつかむのもそう難しくはないでしょう。
(金丸 標)
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