人は声の出し方によって印象がガラリと変わります。
普段、何げなく出している声ですが、声の出し方を意識するだけで、ビジネスの場で成功したり、よい人間関係が築けたり、恋だってうまくいくかもしれません。
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ボイストレーニングの先生に聞いた“いい声”を出すための発声方法を紹介します。
■人の印象は顔より”声“!? いい声が得られるメリット
電話でいい声の人と話すと、まだ会ったことのない人であっても「イケメンかも!?」と想像してしまいますよね。
また、初対面の人と顔を合わせるときも、声がすてきだとその人の印象は強く残るものです。
明るくハキハキとした声だと人柄も明るく感じます。でも、逆にボソボソとした小さい声だと、その人の印象って暗く感じます。
米国の心理学者アルバート・メラビアン氏による調査では、「人に与える印象の4割は声で決まる」のだそう。
第一印象は単にルックス、だけでなく“声”でも変えることができるのです。
■“いい声”ってどんな声?
それではいい声とはどんな声なのでしょうか? いい声の条件を挙げてみましょう。
通る声
声量のある力強い声
優しさ、やわらかさを感じさせる声
落ち着いた声
響く声
明るい声
以上のすべての条件を備えていればよいという意味ではなく、自分の容姿や性格に合った声であることが重要。
まず自分にはどんな声が合っているかを考えて、「なりたい声」をイメージするとよいでしょう。
■いい声を出すための発声練習
いい声を出すための発生練習を紹介します。
・姿勢を正す
いい声を出すにはまず姿勢を正すこと。猫背だったり姿勢が悪いと、おなかに力が入らず通る声が出ません。背筋をピンと伸ばすと声は外へ向いて出て行きます。
・ほほ笑む
やや口角を上げほほ笑むように話すと、喉が開きやすい状態になります。喉が閉まると喉声になってしまい、小さい声になりがちです。
プレゼンテーションなどで大きな声を出す必要があるときは、口角を上げて話すことで声が出やすくなりますよ。
・腹式呼吸で話す
腹式呼吸のやり方。背筋を伸ばして鼻から息を吸います。このとき、吸い込んだ空気は全ておなかに入ってくるイメージでおなかを膨らませます。
次に、おなかの空気をぜんぶ吐ききるイメージで口から息を吐きます。吸うときの倍くらいの時間をかけてゆっくり吐くのがポイント。
これを繰り返し練習することで腹式呼吸をマスターできます。
次に、腹式呼吸に声を乗せてみます。指2本分、縦に入るぐらい口をあけて、息を吐ききるときに「あ〜」と声を出します。
「あ〜」と声を出すときに、おなかがへこんでいくのを意識してください。
もし肩に力が入ってしまうようであれば、声を出さずに腹式呼吸に戻って再度呼吸法を確認しましょう。
普段から姿勢と腹式呼吸を意識するだけでも、ハリのあるいい声を出すことできます。
日々のトレーニングが大切ですから、毎日継続して練習してくださいね。
“いい声”を手に入れることによって、モテ度もグンとアップするかもしれませんよ!
(ささ まりこ)
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