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インターネットの恋愛相談サイトで、「自分からサヨナラするのと、ふられるのとどっちがイヤですか?」というアンケートがありました。
一緒に見ていた女友だちの「私だったら、サヨナラするほうがイヤだな」と、イタリア人女性らしからぬ発言にびっくり。
ふられるほうが未練残らない? と聞いてみたところ「こういうことは、言い出しっぺが悪者にされがち。後味悪いからイヤ」という答えが…。
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ハンタータイプだと思っていた彼女のイメージが少し変わったのを覚えています。
恋愛に多少の強引さは必要…とばかりに、なりふりかまわずつっ走る女性も多いここイタリア。
別れのときに暴走し「こんなはずでは」と後悔するパターンは少なくありません。ここでは、そんな彼女たちのエピソードをまじえて「別れて後悔しないためのコツ」をご紹介します。
■浮気心は失敗の元
とある知人女性が女友だちと旅行へ行ったときのことです。
遠距離恋愛をしている知人の女友だちは、最終日に彼女を自分の彼に引き合わせました。3人で話がはずんだまではよかったのですが、問題はその後でした。
「友だちの彼に連絡先を書いたメモを渡したの」と語る彼女。5年ほどつきあっていた自分の彼が「一緒にいてもおもしろくなくなってきた」ところへ、なんとなく友だちの彼が気になったとか。
SNSから始まり、相手に直接電話をかけるようになった彼女は、自分の彼と別れて友だちの彼にアタックすることを決意。彼と電話でサヨナラした後すぐに、友だちの彼に会いに行きました。
ところが、向こうのテンションは「彼女の友だち」止まりで、彼女が入り込む余地はなかったそう。
帰りの電車の中ではがっかりしてばかりで、「バカな自分にあきれた。彼をふったことを後悔しっぱなしよ」と苦笑いの彼女でした。
ラブラブな時期が終わり、お互いの存在に慣れてくると次は「この人は本当にベストパートナーなの?」と考えることがあります。
そんなとき、つい他の人に目が行くことも。
相手に不満があるならともかく、デキ心で別れるのは後悔のタネになりがち。「相手に慣れた=飽きた」ではなく、それまで共有した時間の長さに目を向け、踏みとどまりましょう。
■別れはキッパリと、後ろを振り向かない
数年前、彼のプロポーズを断り、転職してロンドンで働いている知人女性がいます。
ところがその元カレは、家業を継いだ後事業を拡大。地元ではちょっとした有名人になっているそうです。
二人を知る周囲は「もったいないよね〜」と噂しているのですが、当の本人はいたってクールで「まったく後悔してない」とバッサリ。
別れるずっと前から、転職めざしてコツコツ努力していた彼女を元カレは応援していました。
しかし、いざ決まった転職先が外国と知ったとたん態度が変わったそうです。
「遠距離でも大丈夫」と口では言っていたのですが、転職の日が近づくにつれ「離れるのに耐えられそうにない。今すぐ結婚しよう」と泣き落としに近いかたちで彼がプロポーズ。
「今までの応援はなんだったの? 努力を捨てろっていうこと? 私のキャリアはどうなるの?」と悩み、彼女は別れを選びました。
「オレと仕事、どっちが大事なの?」と言われることほどうっとおしいことはありません。同じ土俵で比べられないものを持ち出してくる相手はモラハラ気質の可能性も。
振り回されそう、と感じたら早めにお別れし、過去をなつかしまずに先へ進むことをオススメします。
どういう結果になっても、お互いに傷ついてしまうのが「別れる」ということです。
「いったんこの恋愛をリセットする」という揺るがない決意がないまま別れを選ぶと、しこりが残るもの。
お互いに少しでも早く前を向くためにも、ズルズルした別れにならないよう気をつけて!
(金丸 標)
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