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不倫を2年ほど続けている知人女性がいます。切ない気持ちや罪悪感などの“恋愛語り”がはじまると、友人たちは「いいかげんにしたら!?」と、若干あきれ気味に。
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イタリアでも「いつも恋愛がうまくいかない…」と悩む人は少なくありません。なかでも、同じような失敗をくりかえすタイプの女性は“悲劇のヒロイン=私”というポジションが好きな人にしか見えず、裏では“イタい人”認定をされていることも。
ここでは、そんな“困ったちゃん”から卒業したひとりの女性が、どのように幸せをつかんだのかをお伝えします。
1.離れていく友人たちを見て我にかえる
2年半お付きあいがつづいたヤキモチ焼きのカレと別れた友人。付きあっていたころは、周りから「あの人はあなたに合ってない」と忠告されっぱなしだったそうです。
しかし、彼のヤキモチを“愛情のバロメーター”と思いこみ、友人たちの意見はシャットアウト。「彼の仕事を手伝っていたし、仕事もプライベートも順調だと思いこんでいたの」と語る彼女ですが、友人が離れていくことに違和感をおぼえたのがきっかけで、別れを決意したそう。
そのときに「ダメな恋愛に首までつかった自分に気づくことができた」といいます。誰しも、恋愛病の真っただなかでは、自分も周りも見えないことが多いもの。別れてひとりになったときこそ「何をやってるんだろう…」と我にかえる機会がめぐってくるようです。
2.ピンチをチャンスに
別れるときは「修羅場になった」と当時を振りかえる彼女。仕事を終えてバスで帰宅する途中、家の近くに彼の車が停まっているのを目撃したため、バスを降りずにローマ中央駅へUターン。身の危険を感じて、そのまま実家に戻ったそうです。
「恋人も仕事も、友人も失くしてしまった…。そんな自分が情けなくて」と、実家へ戻る電車のなかで泣きっぱなしだったそうです。
自分のプライドもなくしてしまった彼女ですが、ピンチはチャンスでもあります。そこまで傷ついて初めて「なんとかしよう」と、前へ進む気もちが生まれたのかもしれません。
3.過去の恋愛を書きだして自分の恋愛を分析
気もちや状況が落ちついたころ、彼女は「自分の恋愛ヒストリー」をノートにまとめました。とくに「歴代の元カレから見た自分」をふりかえる時間が多かったそうです。
自分の過去の恋愛を分析して、カレに愛される女性でいるために、無理をするのが当たり前だったことに気がついたそう。「彼のために障害を乗りこえる自分が好きで、悲劇のヒロイン気どりだったわ」と、あらためて失敗の原因を自覚したとか。
傷ついた心をいやすには、さっさと次に行くのもひとつの方法です。しかし、新しい出会いばかりに気をとられていると、同じ失敗をくりかえす可能性は高くなります。
自分の恋愛を分析して先へ進むことが、ステップアップにつながるといえるでしょう。
4.「幸せにしたい人」を見つける
趣味をいかしてはじめた新しい仕事が順調に進み、イチからモノをつくることの面白さや、自分が提案したモノで人を楽しませることのよろこびを知った彼女は、人生も恋愛観も変わったといいます。
「いままでは、自分の幸せを追求してばかりだった」と当時をふりかえる彼女。「誰かを幸せにすることに気づかなければ、いまでもつまらない“不幸な女”のままでいたかも」と語っていました。現在は、幸せにしたいと思えるパートナーに出会い、少しづつ関係を深めています。
環境を変えて自分で行動することと、周りの人を気にかけること。そんなポジティブさが、受け身な不幸体質を吹きとばす機会をくれるものです。自分も周りもハッピーにしていくことで、新しい恋愛と人生を引きよせられるでしょう。
自分も相手も幸せになれる恋愛をするためには、周りに目をくばることも必要です。自分のことしか見えていないと気がついたら、それは不幸体質に片足をつっこんでいる兆しかも? マメにセルフチェックすることをオススメします。
(金丸 標)
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