こじらせ女子を卒業するコツ
お付き合い経験が2回ほど&過去10年彼氏なし、というイタリア女性にしては珍しい知人女性がいます。飲み会の度に「もったいない!」「もっと頑張りなよ、いい人紹介するよ」といろいろ皆が気を使っていたのですが、毎回「私といてもあまり楽しくないんじゃないかと思う」と、聞いたこちらががっかりするようなセリフをはく困ったところがありました。
「愛したい」「愛されたい」と思うのに、肝心な所で素直になれず失敗してしまう女性は、ここイタリアでも少なくありません。しかしそこであきらめず、失敗を活かそうとすぐ次の行動を起こす女性はもっと多いです。
今回は、そんな彼女たちから学んだ、こじらせ女子を卒業するコツをご紹介します。
1.ほめられたら素直に受け取る
ある知人女性は、小さい頃から太り気味でした。太っているのをからかわれるのが苦痛だった彼女は、恋愛でも二の足を踏み気味。ある日、友人宅のパーティーで知り合いウマが合った男性から、何度かデートに誘われたのですが、彼女はすべて断りました。
断った理由はなんと「彼の引き立て役になりたくないから。好きなんだ、君はステキな女性だ、っていわれても素直になれなくて。彼、イケメンだからからかわれてるんだと思った」。
ひどい女よね、私…と苦笑いする彼女でしたが、実は彼のほうが上手。断られてもあきらめず、アタックを続けたそうです。
「彼が私をほめてくれると嬉しかった。その気持ちを素直に表現できるようになったとき、自分のかたくなだった心が変わっていった」と語る彼女は、それをきっかけにして「自分を変えよう」とダイエットに取り組みました。今は20キロ近い減量に成功し、彼とのラブラブっぷりも相変わらずだそう。
2.他人と比較しない
4,5年前に友人・親戚の結婚ラッシュがあったと語る知人は、その当時、付き合っていた彼と破局。彼女は当時を振り返って「その時、彼と6年つきあってて、結婚して子供がほしかったの。みんな結婚していくから、それがうらやましくて」と話しました。彼からは「子供を育ててもやっていけるほど、生活に余裕がない。周りがうらやましいのもわからないではないが、もう少し待ってほしい」と反対され、それがきっかけで大げんか→破局、に至りました。
他人を基準にしても自分の幸せはつかめない、と痛感した彼女は、失恋の痛手をいやすため世界を放浪する旅に出たそうです。「いろいろな人、いろいろな文化に触れることができて本当に面白かった。価値観が変わったわ」と語る彼女。帰国してからは、経験を活かすため旅行会社を起業。仕事を通して出会った今のパートナーと、落ち着いた大人の恋愛を楽しんでいます。
3.自意識過剰にならない
とある知人女性が、社内の気になる相手にアプローチしたときのことです。あまりにもぎこちなさすぎて「君、だいじょうぶ?」といわれてしまったそう。気持ちが伝わらなかった…とショックを受けた彼女でしたが、2ヵ月ほどして彼と同じ社内コンペの企画を担当することに。
「彼は普通にしていたけれど、こっちは意識してばっかり。『イタい女って思われてたら悲しいな』と思って、気持ちが態度や顔に出ないよう毎日頑張るのがストレスだったわ」と語る彼女。ところが仕事の中盤で、彼のミスが発覚しました。
それをフォローしたのがきっかけで、モヤっとしていた自分の気持ちが一気にクリアに。失敗するのは自分だけじゃない、と気づいたおかげでいろいろとふっ切ることができたそうです。
その甲斐あってか、彼女の企画は見事入賞しました。そのお礼のディナーに誘われたのがきっかけで、彼ともお付き合いをスタート。今は仕事もプライベートも充実した毎日を送っています。
シンプルですが効果は絶大な、この3つのポイント。ひとつずつ確実におさえておけば、ハッピー体質になるのはそう難しくありません。できるところから実践してみてくださいね!
(金丸 標)
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