※この記事は2021年12月15日に更新されています。
若年層からの支持も増えている「お見合い結婚」は、結婚相談所などの婚活サービスで広く行われている方法です。恋愛結婚に比べて派手さがなく慎重なイメージもありますが、恋愛のきっかけやチャンスが掴みにくい人にとって、確実に相手に出会える手段でもあります。
この記事では、お見合い結婚の定義や流れ、恋愛結婚との違いについて詳しく紹介します。これからお見合い結婚を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
お見合い結婚とは?
お見合い結婚とは、家族や知人など第三者からの紹介を受けて夫婦となる2人が出会い、自己紹介や簡単な食事会などを経て結婚するスタイルのことです。恋愛結婚が主流となった現代では馴染みが薄いものですが、かつては親同士やコミュニティ内でのお見合い結婚が一般的でした。
世話人と呼ばれる個人に仲介をしてもらう方法のほかにも、結婚相談所やマッチングサービスに登録をすることで紹介が受けられるため、仲介を依頼できる人が周りにいない場合は、仲介業を行っているサービスへの登録がおすすめです。
お見合い結婚に対する30代男女の意識調査
次に、30代の男女がお見合い結婚に対して抱いている意識調査の結果を紹介します。
お見合いに抵抗感はない
リクルート社のWEBマガジンR25が30代の独身男女400人に「お見合い結婚への抵抗感」をアンケート調査したところ、「お見合い結婚はイヤ」と答えた男女が34.8%。65.3%の男女については、「お見合い結婚に抵抗はない」という調査結果が出ています。
- お見合い結婚はイヤ・・・34.8%(男性 30.5% 女性 39.0%)
- お見合い結婚に抵抗はない・・・65.3%(男性 69.5% 女性 61.0%)
恋愛結婚を望んでいる男女が多いかと思いきや、およそ7割の独身者がお見合い結婚でもウェルカムという事実。婚活が定着したこともあり、お見合いパーティーや婚活イベントなど“出会いの場”が多様化したことでお見合いに抵抗感をもつ人が少なくなっているようです。お見合いを上手に活用すれば結婚への近道ですし、とても良い傾向と言えますね。
また「合コンとお見合い、誘われたらどっちに行く?」といった質問では、「お見合いに行く」と答えた男女が54.5%でした。今回紹介したデータを見ても分かるように、「婚活=お見合い」という認識が深まっていると言えるでしょう。
合コンよりもお見合いで婚活したい
調査では、合コンよりもお見合いを選択した方が半数以上を超えていました。30代となると恋愛経験が豊富な方も多く、合コンよりもお見合いのほうが成婚に近づけるというイメージを持っているようですね。
日本では恋愛結婚が主流のため、お見合いに対して妥協・義務的といった意見も一部ではみられますが、お見合い結婚も恋愛結婚と同じく第一印象や相性が重視されます。
出会ってからは相手とのコミュニケーションを重ねてお互いの相性やフィーリングを確認してから結婚に至るため、恋愛結婚と大きな違いはありません。
恋愛結婚よりもお見合いのほうが確実に結婚したいと考えている真剣な相手に出会えますし、はじめからお互いが結婚を前提としているため、「結婚後の生活をイメージしながら関係を深めていける」こともメリットといえるでしょう。
将来のことを考えている者同士が交際を続けるので、お見合い結婚の離婚率は恋愛結婚と比べて低いともいわれています。
お見合い結婚と恋愛結婚の違い
恋愛結婚とお見合い結婚は、どちらも最終的にお互いの相性やフィーリングが重視されます。それでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
相手との出会い方
お見合い結婚は、仲介や紹介によって出会ったのちに「顔合わせ」や「見合い」をしてから結婚します。相手の人となりを知る顔合わせや見合いのプロセスを挟んでいることが特徴です。
恋愛結婚も友人や知人の紹介で出会う場合がありますが、顔合わせ・見合いの過程を挟まずに交際に発展するケースがほとんどです。当事者自身が納得したうえで交際し、交際の最終的なゴールとして結婚となります。
結婚に対する真剣度
恋愛結婚の中には、「恋愛を楽しみたい」「結婚までは考えていない」「同棲だけでも良い」といったニーズが含まれていることがあります。
恋愛関係が熟してくると結婚がゴールとして見えてくるものですが、結婚を真剣に考えている人とそうでない人がはっきりとしてくるタイミングでもあるため、パートナーの結婚願望のなさを知ってショックを受けたり、別れに発展したりする可能性も。
離婚率にも差がつく
結婚後の生活を真剣に考えている人同士が引き合わせられるため、お見合い結婚の離婚率は恋愛結婚よりも低いとされています。
本サイトの関連記事「お見合い結婚の離婚率が低い理由4つ」でも紹介しているとおり、厚生労働省の調べでは恋愛結婚の離婚率が40%であるのに対し、お見合い結婚の離婚率はわずか10%となっています。
お見合いをする方法
お見合い結婚は、紹介を受けた2人が見合い・顔合わせを行うことで交際に発展し、結婚へと至ります。具体的な見合いの方法について、セッティングから当日の流れまでをみていきましょう。
世話人や仲介者に依頼する
紹介を受けて見合いをする気持ちになったら、紹介を行ってくれた世話人や結婚相談所のスタッフにセッティングを依頼しましょう。
自分自身でお見合い場所や段取りをセッティングすることもできますが、ほとんどの場合ノウハウを持っている第三者にセッティングをしてもらいます。
スケジュール・時間を決める
世話人や結婚相談所から都合の良い日にちや時間を尋ねられるので、ゆっくりと話ができる日取りを申し出ましょう。
お見合いの場所については、あらかじめ決まっているケースと話し合いのうえで決められる場合があります。初めての顔合わせは30分程度の短いものが多く、静かに話ができるラウンジやカフェが適しています。
見合いの注意点を聞いておく
必ず世話人または結婚相談所に、当日必要な持ち物や服装について尋ねておきましょう。初回のお見合いでは男性がコーヒー代などを支払うことが多いため、料金の支払いについても事前に確認をしておくと安心です。
女性側は常に奢られるわけではなく、2回目以降のお見合いは割り勘になるケースが多いため、そちらも世話人や結婚相談所側と話し合いをしておきましょう。
カジュアルで気軽なお見合いに挑戦してみよう
お見合いにはまだまだ抵抗感や偏見が存在していますが、現代のお見合いは昔に比べてカジュアルになってきています。コロナ禍に入った今ではZOOMなどのオンラインサービスを利用したお見合いもスタートしており、お見合いパーティなどもコロナ禍の終息に合わせて随時再開されていくことでしょう。
結婚相談所は世話人を介した出会いよりもスピーディであり、理想に近い相手に出会える確率が高いことが特徴です。そろそろ本気で結婚しないと…と悩んでいる方は、婚活のみかたでも紹介している優良相談所を比較し、資料請求やお問い合わせを行ってみてはいかがでしょうか。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
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