※この記事は2021年12月27日に更新されています。
結婚は人生の節目であり、新しい人生のスタートです。婚活を始めるときは、結婚にふさわしい相手や理想像を明確にしておくことで目的意識が高まり、出会いまでがスムーズに進みます。
「自分が本当に出会いたい理想の人とは?」「何を決め手に婚活を続ければいいのかな」と悩んでいる方のために、今回は結婚相手の条件について詳しく解説していきます。人気の結婚相手の条件も詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
理想の結婚相手の条件
婚活KOKOを運営する株式会社パッションは、30代から50代で結婚願望のある未婚男性・未婚女性に、「結婚の理想と現実」に関する調査を行いました。調査結果を踏まえて、理想の結婚相手の条件をピックアップして解説します。
理想の結婚相手(女性編)
女性側の理想としては、「性格の良さ」「優しさ」などが挙げられました。価値観を押し付けない人、結婚しても個人として尊重してくれる人を求める意見もあり、自立・独立的な考え方をもつ女性も増えてきているようです。
未婚女性でも年収やルックスなどの外見的な判断基準を挙げた人は少なく、むしろ長く一緒に暮らしていくために内面的な部分を重視していることがわかりました。
理想の結婚相手(男性編)
男性側の意見では、「価値観の一致」「金銭感覚」など現実的な意見がピックアップされていました。なかには家事育児をしてくれる女性が理想という意見もあり、古い日本的な家族観をもっている方も。
男性としては一緒にいて安心感や満足感のある女性が理想的かと思いきや、結婚後の意見の相違を予防するために価値観や金銭感覚を見るケースが多いようです。
結婚相手の理想が高いと婚活が長引く?
婚活をしているときは、いつでも結婚できるというスタンスで取り組んでいる人が多いのではないでしょうか。もちろんすぐに良いお相手が見つかれば、特に悩まずに成婚まで進められるはずです。しかし、頑張って婚活を続けていくと異性を見る目が備わったり、結婚に条件や理想が出てきたりして、相手に求めるハードルが高くなり、婚活が長引くことがあります。
紹介型やマッチング型の結婚相談所ではいろいろな男性と会って話ができますが、「この人はこういうところがダメだ」とマイナスの評価が重なっていき、次に会う人には今までのマイナス評価をすべて乗り越えられるレベルを要求するようになって、結果として良いお相手を逃すことがあるのです。
結婚は、相手の良いところも悪いところも併せ呑む必要があります。せっかく出会いを探しているのにいい人が見つからないと虚しくなってしまいますし、妥協したくないという気持ちももっともですが、譲れない条件が増えていくほど出会いが狭まっていくのも事実。いつまでたっても婚活が終わらないと感じたら、一度自分の理想像や相手への評価体制を見直してみてはいかがでしょうか。
結婚相手の現実
1. 人柄に惚れた
2. 安定した生活を手に入れたかった
3. 理解者が欲しかった
4. 苦楽を共にする相手が欲しかった
5. 人生を豊かにしたかった
結婚を決めるきっかけの第1位は「人柄に惚れた」という結果になりました。意外にも、外見や金銭的な理由ではなく相手の人柄という内面を見ての成婚が多くを占めています。
男女ともにルックスを重視するという人もみられますが、外見は年齢に応じて変化するもの。年齢を重ねるごとに、お互い年相応の見た目に変わっていきます。そのため、出会った時点のルックスが永遠に残るわけではなく、最終的には「一緒に暮らせるのか」を重視するのですね。
婚活中の男女の理想は「自分好みの外見・年齢」「性格」「経済的な安定感」が多くを占めますが、結婚後に転職をして人生が変化したり、外見や年齢が変化していくことを踏まえると、結婚相手のことは目に見える部分だけでは図れないことがわかります。
結婚相手の男性に対してシビアな見方をする女性は、「年収1,000万円以上」「大企業勤務」などの理想が果たして正しいかどうかを見直してみる必要があるでしょう。年収は勤務先の企業や立場に応じて変わる可能性がありますし、転職や勤務形態の変化によって年収が上がるケースもあるでしょう。
仮に理想通りの人と出会えたとしても、相性の問題で必ず結ばれるわけではありませんから、現実的に自分と見合う人、応援や協力ができる人との出会いを探していきたいですね。
まずは自分の気持ちを信じてみる
婚活って条件面ばかりで相手を選びがちなのですが、学生時代は条件なんて考えず、なんだかあの人いいなとか、ちょっとした出来事で胸がきゅんとしたり…甘酸っぱい思い出があるはずです。そういう気持ちをもう一度思い出してみてください。何も条件なんて気にせず人を好きになる、いいなと思える、そんな気持ちが婚活にも大事です。
結婚とは、相手とこれからの人生を一緒に歩んでいくことです。今の条件はいつ変わるかわかりません。転職して収入がダウンするかもしれませんし、外見も変わります。どうなっても、パートナーとして愛していけるか、ということを考えて相手を探してみてはどうでしょうか。
いろいろな理想の男性像はあるでしょうが、何より大事なのは「自分を愛してくれる、相手を愛せる」この2つですよね。夫婦は無償の愛をお互いに与え合うもの。条件ばかりの理想を追い求めるのではなく、心と心のつながりを深められる、そんな理想の相手と出会いたいですね。
理想が何もない、とにかく結婚できたらいいという婚活もアバウトすぎてなかなかうまくいかないですが、あまりに理想で固めすぎて幅を狭めてしまうことがないように、少し柔軟な視点を持って婚活を続けてみてはどうでしょうか。今までは対象として入っていなかった男性も見えるようになってくると、視野が広がって婚活もしやすくなります。
結婚に備えて理想を見直してみよう
結婚相手への理想がよくわからずに、とにかく結婚さえできればいいと婚活に臨んでいる人は、男性への理想よりも「自分と合うかどうか」をチェックしていく必要がありそうです。
「年収1,000万円以上」のように明確すぎる理想はターゲットを狭めるだけですから、対象は限定しすぎずに一人の人としての相性を見極めていきたいところ。未婚・既婚者への調査結果も踏まえて、お相手への理想像を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
監修者情報
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/