自衛隊員限定の婚活サービス
近頃は職業を限定した結婚相手紹介サービスも多いようだ。たとえば、農家の青年と一般女性が出会う農業婚活や消防団と一般女性との婚活など、ジャンルの幅が広い。
また、ナース専門の結婚相談所もあるなど、男性だけに限らず女性についても同じだ。その中でも今や定番となりつつある婚活が、自衛隊員と一般女性との出会いではないだろうか。
今回ご紹介する「自衛隊プレミアムブライダル」もその一つだ。様々な婚活イベントを企画・運営する株式会社フュージョンアンドリレーションズが提供しているこのサービスは、自衛隊に限定した結婚相手紹介サービスである。
これまでは、20代の男性自衛隊員が会員の中心だったが、自衛隊プレミアムブライダルは30代~40代の男性自衛隊員に特化した婚活サービスだ。
30代~40代の男性自衛隊員との結婚を希望する一般女性に紹介することを目的とし、パーティーや合コンとは違って1対1のお見合い方式で出会いの場を提供する。
この企画・サービスを全面的にプロデュースしたのは元航空自衛隊員。
女性は会員制となっており、身元の確認や結婚に対する考えなど審査を通過した者だけが登録できる。
毎月5名の自衛隊員に関する基本情報がスマートフォンに届き、気になる男性がいたらボタン一つでアプローチできる仕組みとなっている。
一般的な結婚相談所と同じで、お見合いから交際期間中、その後の成婚までを専任のスタッフがサポートしてくれるから安心だ。
入会条件としては、男性は30代~40代の自衛隊員で結婚を希望している者、女性は20歳~45歳の日本国籍で自衛隊員との結婚を希望している者となる。
また、1対1のお見合い以外にも、定期的にお見合いパーティーや婚活イベントが開かれ、幅広い方面で出会いの場が用意されているのも特徴的。
自衛隊員の料金についてはお見合い調整費のみ。
初回登録費や月の会費、成婚料は発生しない。
一方、女性会員は年齢によって料金が変わるシステム。
初回のみに発生する登録費は21,600円~64,800円。月の会費は2,160円~5,400円が必要となる。
お互いがお見合いを合意し、参加する場合に発生するお見合い調整費は男性と同じく5,400円。
成婚料についても男性と同じく発生しない。一般の結婚相談所は成婚料が高めの設定なので、それに比べると良心的なサービスと言えるだろう。
特殊な立場だからこそ支えてくれる女性が必要
株式会社フュージョンアンドリレーションズは過去15年以上の実績があり、これまでに成婚した男女の数も少なくない。ホームページで出会いのエピソードやカップルになった決め手が実際に紹介されているので、気になる方は確認してみてはいかがだろうか。
自衛隊プレミアムブライダルのホームページには、2015年6月12日までの時点でカップルになった46組分の成婚エピソードが掲載されている。
例えば、自衛隊プレミアムの婚活で知り合ったケースや、メッセージを受け取りラインのID交換から成婚に発展したケースなど様々だ。もちろん、1対1のお見合いで交際から成婚にいたったカップルも紹介されている。
また、各地の駐屯地(自衛隊の基地)との共同で開催するイベントやパーティーなど、自衛隊限定ならではの婚活サービスと言えるだろう。2014年12月の時点で、計20ヶ所の駐屯地とコラボしている。
今後も多様なイベントやコラボ企画を用意しているとのことで、男性自衛隊員と一般女性との婚活が盛り上がりを見せているようだ。
自衛隊員といえば特別国家公務員にあたる。日々、国の万が一に備えて厳しい訓練や特訓に耐えながら生活を送っているが、災害救助や支援活動などに取り組むのも自衛隊員の務め。
そんな彼らだからこそ、精神的・肉体的にもそばで支えてくれる女性が必要になる。晩婚化が進んでいるのは一般男性だけではなく、自衛隊員についても同じ。出会いの場が少なく女性との交流が乏しい彼ら自衛隊員は、必然的に結婚が遅れてしまうのだ。
かといって、勤務体系や日々の生活が特殊な自衛隊員が一般の結婚相談所やパーティーを利用する機会は少ない。こうした自衛隊員限定の1対1のお見合いや婚活パーティーがあることは、貴重な出会いの場となる。
さらに一般的な結婚相談所と同じように、お見合いのセッティングや交際までのフォロー、成婚までを専任のスタッフがサポートしてくれるというのは心強い。
リアルなことを言えば、自衛隊はリストラも解雇もない。安定した収入に堅実的な立場、社会性に沿った考えや訓練を受けている。
条件としては申し分ない。
あとは、相性の問題や人柄などが重要になってくる。
そんな好条件な環境だからこそ、一組でも多くのカップル誕生に期待が高まる。結婚を望んでいる男性自衛隊、そして自衛隊員の奥さんになりたい女性にとって、自衛隊プレミアムブライダルは有意義な機会と言えるのではないだろうか。