※この記事は2021年12月21日に更新されています。
大切な恋人と結婚したいと思ったら、長い結婚生活をトラブルなく送るために相手の家族構成、「特に兄弟姉妹の関係」を必ずチェックしておきたいところです。
一般的に「長女と長男は合わない」、「一人っ子はわがまま」などと言われますが、家庭環境が多様化した現代では兄弟姉妹関係だけで相手の特徴を一般化することはできません。
そこで今回は、兄弟姉妹の関係による性格や特徴について解説していきます。
長女と長男は結婚できない?
長女は幼い頃から兄弟の面倒をみたり、両親の会話や行動を目にしたりして、しっかり者に育つことが多いです。長男も親や家族の姿を目にしながら育ち、なかには跡継ぎとして勉強や進路について期待されるケースもみられます。
お互いが性格的にしっかり者である長女と長男が結婚する場合には主導権の取り合いになり、相手に対して求めることも厳しくなりがち。交際から結婚まではスムーズでも、年月を経るにつれてお互いの強さが目につきやすくなります。
介護や介助の必要な家族がいる場合や、家業・財産などを継がなければならないというような問題が差し迫ってきたときにも、面倒を見るか否かで揉めることがあるでしょう。
長男も長女も家族の面倒をよく見る人が多く、また将来的に面倒を見るようにと期待されている人も多いもの。しかし必ずしも家族のケアをする必要はありませんし、しっかり者かどうかも個人の性格によります。長男・長女同士が結婚するときは、互いの生育環境や家族における立場の違いを確認しておくと安心です。
もちろん話し合いができる関係性であれば、長男・長女同士でも問題なくスムーズに結婚生活を送ることができます。親の介護や家業を継ぐことなどの「将来にならなければ分からない問題」も早めに話し合うことをおすすめします。
次女は長男と相性が良い
次女の場合は上に兄か姉がいるため、年下のポジションが身についています。いざというときに周囲を頼るスキルがあるため、男性から守ってもらいやすい・面倒をみてもらいやすい特徴も。
ただし兄弟姉妹が3人以上の場合、姉としての立ち位置も加わってきます。上と下に挟まれ、複数の兄弟の仲介役となっている次女も少なくありません。「人の気持ちがわかる」、「空気を読める」スキルが伸びる一方で、我慢に我慢を重ねてしまいストレスフルな環境で育つこともあるため、長男側が優しく接してあげる必要があるでしょう。
先ほども述べたように、長男は家族の中の長子として両親の姿を一番長く目にしています。頼れる人やしっかり者として期待されて育つケースが多いものです。しかし育った環境によっては頼られたり期待されたりすることに強いストレスを感じています。
パートナーがストレスを感じると、次女の空気を読めるスキルが発揮されます。相手の気持ちを汲み取って、必要以上に期待を押し付けるような行動をとらないように注意するため、長男との関係性が長続きしやすいのです。
末っ子は年上男性と上手くいく
末っ子は最後の子どもとして、親兄弟から大切にされる傾向にあります。親兄弟の顔色や態度を見極めるスキルを磨くこともあり、年上男性との付き合いもうまくこなしていけるでしょう。
いわゆる「要領良く」育つことで世渡りのスキルを磨くことができるので、人あしらいも上手。もちろん個人差や性格的な違いはありますが、甘え上手なことで年上男性をうまく持ち上げて結婚生活を長続きさせているケースもみられます。
「末っ子はわがまま」などと言われることもありますが、甘え方の問題。全ての末っ子がわがままではありませんし、可愛らしいイメージを持つ人も多いです。「年上男性が可愛がってあげたい」と思うような魅力を放てるのです。
長女は「しっかりしなくちゃ」と自分を奮い立たせる傾向にありますが、末っ子はどちらかというと「上の兄弟に任せる」スタンスが多いかもしれません。あれこれと口出しせずに、様子を見ながら出方を探っていくのです。パートナーとの距離のとり方が上手なのは、末っ子ならではの魅力ですね。
一人っ子女性の結婚は苦労する?
一人っ子の女性は、長子であり最後の子。つまり上も下もなく、家族の中では唯一の子どもです。一般的に「一人っ子はわがまま」と言われています。しかし家庭環境の違いによって性格やライフスタイルが定着するため、誰もがわがままだと決めつけることはできません。
末っ子のように可愛がられることもあれば、一方で長子として自立できるように厳しく育てられるケースもあり、家庭環境からの影響をもっとも受けるポジションといえます。
一人っ子女性が結婚する際に最も苦労することは、「パートナーとの育ちの違い」に影響を受けやすいこと。子どもの頃から兄弟に合わせる必要がなかったために、同じ屋根の下にパートナーがいるだけで生活スタイルの違いが目につきやすいのです。
パートナーから見ても一人っ子の女性はマイペースに暮らすために、彼女に合わせるシーンが多く発生します。ただし両親が厳しいような家庭環境で育った一人っ子は周囲の状況を観察するスキルを身につけているので、男性側の負担は軽くなります。
「一人で強く生きていく」という意識が高い一人っ子はパートナーに依存しすぎないので、大人の関係が期待できます。一方で一人っ子だったせいで寂しがりになってしまった場合は、パートナーが常にそばにいてほしいので愛情表現が豊かです。
ポジションや家庭環境をチェックしてみよう
同じ一人っ子でも長女気質と末っ子気質に分かれるように、育った家庭環境は人の個性やライフスタイルに大きな影響を与えます。
恋人との結婚を考えるときは、まずお相手の兄弟姉妹の関係や育った環境をチェックしてみましょう。「しっかり者なのか」それとも「甘え上手なのか」、「周囲への配慮ができるタイプなのか」を考えてみてください。
誰にも必ず良いところがありますから、「末っ子は依存心が高い」などと決めつけずに、色々な角度からお相手を見てみてはいかがでしょうか。
監修者情報
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/