「結婚相談所で婚活をしたいけど離婚率が高そう」と考えて利用を躊躇していませんか。離婚率が高いのであれば、他の方法で婚活を進めたいですよね。結論から述べると、結婚相談所でお見合い結婚した夫婦の離婚率は、恋愛結婚した夫婦よりも低いと考えられています。
この記事では、一般的な離婚率と離婚理由、結婚相談所でお見合い結婚した夫婦の離婚率が低いといわれる理由などを解説しています。結婚相談所が気になる方は参考にしてください。
目次
結婚相談所でお見合い結婚した夫婦の離婚率は低い?
結婚相談所に入会すると、理想のお相手と出会うためお見合いをすることになります。ここで気になるのが、お見合い結婚をした夫婦の離婚率です。恋愛結婚をした夫婦よりも離婚率は高いのでしょうか。
一般的な夫婦の離婚理由
厚生労働省が発表している人口動態調査によると、離婚組数と離婚率は次の通りです。
- 2020年における離婚組数は193,253組、人口1,000人あたりの離婚率は1.69
- 2019年における離婚組数は208,496組、人口1,000人あたりの離婚率は1.69。
- 2018年における離婚組数は208,333組、人口1,000人あたりの離婚率は1.68。
近年は、離婚組数、離婚率ともにほぼ横ばいといえます。ちなみに2010年の離婚組数は251,383組、2009年の離婚組数は253,353組で、最近になるほど離婚組数が減少しています。
では、どのような理由で離婚している夫婦が多いのでしょうか。裁判所が発表している資料によると、婚姻関係事件の主な申立て動機(令和2年)は以下のようになっています。
【夫】
申立て動機 | 件数 |
性格が合わない | 9,240 |
精神的に虐待する | 3,159 |
異性関係 | 2,132 |
家族親族と折り合いが悪い | 1,964 |
浪費する | 1,883 |
【妻】
申立て動機 | 件数 |
性格が合わない | 16,304 |
生活費を渡さない | 13,235 |
精神的に虐待する | 10,948 |
暴力を振るう | 8,576 |
異性関係 | 6,505 |
※申立人が言う主な動機を3個まで挙げて集計
参考:最高裁判所「令和2年 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」
婚姻関係事件における申立てを対象としているため離婚調停に限定した動機ではない点、協議離婚している夫婦は含まれない点に注意しなければなりません。
しかし、婚姻関係事件の中心は離婚調停であること、協議離婚と調停離婚の原因に大きな差はないと推測できることを考えると参考にできるデータといえます。
お見合い結婚すると夫婦円満?
結婚相談所でお見合い結婚をした夫婦の離婚率はどれくらいなのでしょうか。残念ながら、この条件で離婚率を調べた調査は見つかりませんでした。
ただし、参考にできる説がないわけではありません。結婚相談所業界では、結婚相談所でお見合い結婚した夫婦の離婚率は恋愛結婚した夫婦よりも低いといわれています。なぜこのようにいわれているのでしょうか。
お見合い結婚が離婚率を下げるとされる理由
結婚のプロが集まる結婚相談所業界では、恋愛結婚よりもお見合い結婚のほうが離婚率は低いと考えられています。主な理由として挙げられるのが以下の5点です。
結婚への思いが強い
結婚相談所を利用する男女は、結婚を目的としています。結婚と真剣に向き合っているため、自分に合っているお相手を見つけられる、夫婦間でトラブルが起きたときも乗り越えられると考えられます。
恋愛結婚した夫婦の結婚に対する気持ちはさまざまです。付き合いが長くなったから、子どもができてしまったからなど、後ろ向きの理由で結婚する方もいます。この差が離婚率に現れていると考えられます。
性格の不一致が起こりにくい
結婚相談所のお見合いでは、お相手の性格を知る機会がたくさんあります。具体的には、プロフィールとプレ交際期間・真剣交際期間を通してお相手の性格を見極められます。プレ交際は、交際を見据えた友人同士としてデートを重ねる期間です。
コンシェルジュからアドバイスを受けられる点も見逃せません。相手の性格を理解してから結婚できるため、離婚率は低いと考えられます。
結婚前に経済力について確認できる
結婚相談所のお見合い結婚では、恋愛結婚でも把握しにくいお相手の経済力を把握できます。プロフィールに年収を記載しているケースが多いからです。
ちなみに、ほとんどの結婚相談所が入会時に収入証明書の提出を求めているため、プロフィール欄の年収は正確な金額と考えられます。経済力を伴うお相手を見つけられる点も、離婚率の低さにつながります。
結婚前に価値観のすり合わせを行える
結婚前に価値観のすり合わせを行うケースが多い点も見逃せません。結婚を前提としているため、両親と同居するか、子どもを作るか、財布を一緒にするかなど、問題になりやすい点を交際期間中にすり合わせるカップルが多いといえます。
将来を見据えて話し合いを行っているため離婚率は低くなるのです。
複数人の中からお相手を選べる
結婚相談所のお見合いは、最初からお相手を一人に絞り込みません。複数人とお会いして、デートを重ねてからお相手を一人に絞ります。
選択肢が多いため、恋愛よりも自分に合っている人を選びやすくなります。この点も離婚率が低い理由のひとつと考えられます。
結婚相談所に入会してから成婚するまでの流れ
結婚相談所は、人生のパートナーを見つけたい方にとって最良の選択になる可能性があります。入会から成婚までどのように進むのでしょうか。活動の流れを紹介します。
1.入会
自分に合っている結婚相談所を見つけて入会します。結婚相談所の特徴を把握してから入会することが重要です。入会手続きを済ませたらプロフィール(年齢・住所・年収など)を登録します。プロフィールを充実させると、お相手を見つけやすくなります。
2.お相手探し
会員のプロフィールをチェックしてお相手を探します。気になるお相手が見つかったらお見合いを申し込みます。お相手探しのコツは、事前に重視したいポイントを決めておくことです。
もちろん、自身のプロフィールを見たお相手からお見合いの申し込みが来ることもあります。また、結婚相談所によっては、コンシェルジュからお相手を紹介してもらうこともできます。
3.お見合い
双方が承諾をしたらお見合いをします。仲人型の結婚相談所は、コンシェルジュがお見合いのセッティングを行います。お見合いの場所はホテルのラウンジ、お見合いの時間は1~2時間程度が一般的です。
お見合いが終わったら、翌日までにプレ交際へ進むかどうかを決定します。
4.プレ交際と真剣交際
双方が承諾をしたら、交際前の友人同士として理解を深めるプレ交際に進みます。真剣交際をしているわけではないため、複数人とプレ交際をしても構いません。
プレ交際でお相手への理解が深まり、結婚を前提に付き合いたいと思えたら真剣交際へ進みます。彼氏・彼女としてお付き合いを始めるため、複数人と真剣交際をすることはできません。
5.成婚
どちらかがプロポーズをして相手の承諾を得たら成婚となります。結婚相談所における成婚と一般的な成婚は意味が異なるため注意が必要です。成婚の定義は結婚相談所で異なることがあります。
結婚相談所に成婚を報告して、結婚相談所から退会します。退会後は、2人で結婚の準備を進めます。結婚相談所の活動は、基本的に以上の流れで進みます。
具体的なサービス内容は結婚相談所により異なるため、自分に合っているところを選ぶことが婚活成功のコツです。以下の記事では、結婚相談所をランキング形式で紹介しています。結婚相談所を探したい方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
結婚相談所のお見合いで理想のお相手を見つけませんか?
2020年における離婚率は、人口1,000人あたり1.69です。離婚の主な理由として、性格の不一致や経済的な問題などが挙げられています。
結婚相談所でお見合い結婚した夫婦は恋愛結婚した夫婦よりも離婚率が低いと考えられています。結婚への思いが強く、結婚相手としてお相手をよく見極めたうえで決断しているからです。
結婚相談所は、生涯のパートナーを見つけたい方にとって最適な選択になる可能性があります。利用を検討している方は、無料資料請求・無料相談で自分に合っているところを見つけてみてはいかがでしょうか。