婚活の体験談、または悩みや疑問を解析するコラム。体験者の失敗・成功・Q&Aから婚活を学び、今後に役立てる情報を発信します。
「お見合いができずに悩んでいます」
今回のケースは、お見合い回数への不満。「結婚相談所に入会して1年が過ぎたのに、2~3回ほどしかお見合いをセッティングしてもらえず困っている」とのこと。考えられる問題は2つです。
一つ目は、「悪質な結婚相談所に入会してしまった」という可能性があります。悪徳業者は入会金や登録料といった初期費用を稼ぐのが目的ですから、当然ながらお見合い相手を紹介するはずがありません。とりあえず紹介したよ、それが手口です。
この場合、セッティングされるお見合い相手は業者が用意したサクラ(見せかけの会員)。早いうちに、退会したほうがいいでしょう。入会するときには慎重にチェックして、優良か悪質かを見極める必要があります。ホームページを確認して怪しい点があれば、初めから関わらないほうが無難です。
<当てはまると悪徳業者の可能性あり>
■紙のパンフレットや資料請求ができない
■ホームページに電話番号が記載されていない
■ホームページに他社の出会い系サイトなどの広告が貼ってある
■特定商取引法(クーリングオフ)に関する記載がない
■電話をしても応答がない。受話器をとるまでに時間がかかる
■入会前にレベルの高いプロフィールを見せて勧誘してくる
■身分証の提示など身元確認が不十分
■結婚の意思を聞かれず、カウンセリングの内容が薄い
■協会や連盟の認定を受けていない
お見合い料の問題
二つ目は、「お見合い料」の問題です。規模が小さい結婚相談所になるほど、お見合い料が高くなる傾向があります。1回のお見合いに対して8,000円~12,000円といった金額。自社の結婚相談所に紹介できそうな会員がいない場合、提携している結婚相談所にお願いして会員を紹介します。つまり、結婚相談所同士でネットワークを共有しているわけです。
会員を紹介してもらったら、その結婚相談所に謝礼金を払うのは当然ですから、必然的にお見合い料の金額設定も高くなってしまいます。たとえば、10回お見合いすれば10万円のお見合い料。自分はOKでも人それぞれ予算の問題がありますから、費用を考えると何人もの相手とお見合いするのが難しくなってきます。
お見合い料は自分だけではなく相手も支払うことになるため、いくら紹介してほしいとお願いしたところで相手が断ってしまえば、お見合いがセッティングされません。
反対に、結婚相談所の規模が大きくなるほどお見合い料は安くなります。自社の会員数が多く、さらに、連盟から認定を受けていたり協会に加盟していたりするとその会員も共有することができます。もともとのネットワークが広いので他社の結婚相談所から会員を紹介してもらう必要がなく、謝礼金などマージンが発生しないことからお見合い料の金額設定が低くなっています。
そういった規模の大きい結婚相談所は1回2,000円~3,000円がお見合い料の相場。結婚相談所によっては、お見合い料が発生しない場合もあります。これが、結婚相談所の規模によって生じるお見合い料の問題です。
目標に合った結婚相談所を選ぶ
悪徳業者ではないのにお見合いの回数が少ない場合、結婚相談所の規模が問題として考えられます。一人でも多くの相手とのお見合いを希望するなら、ほかの結婚相談所に入会したほうがよさそうです。もちろん、規模の小さい結婚相談所にもメリットはあるので、一方的に否定することはできません。
しかし今回は、「お見合い回数を増やしたい」というのがテーマ。お見合い料が発生しない結婚相談所や、安価なお見合い料を設定している結婚相談所が向いていると言えるでしょう。結婚相談所それぞれの特徴や仕組みを理解したうえで入会する必要があります。
ただし、あまりにも理想が高い相手を条件にしていると、なかなか見合う相手を紹介できないというのも事実。この理由は言わなくても分かりますよね。「条件に合う人がいないから紹介しようがない!」ただそれだけです。それほど無茶な条件は言ってないのに“お見合い相手を紹介してもらえない”と悩んでいる方は、この機会に結婚相談所を見直してみてはいかがでしょうか。的外れな方法は婚活の邪魔になります。
結婚相談所の都合で立ち止まっている場合ではありません。少しでも早い段階で結婚に近づくために、自分の目標に合った結婚相談所を選ぶべきです。
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