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若者の未婚化・非婚化が問題ともなっている今、30代女性でも独身者が増え続けています。
30代の独身女性は、男性と同様に仕事や趣味をもっている人が多くみられますが、どのような生活スタイルや恋愛事情を抱えているのでしょうか。
ここでは、30代独身女性の生活や恋愛に関する部分をピックアップして紹介します。
目次
30代独身女性の生活ぶり
30代独身女性の多くは、一人暮らしまたは実家暮らしで仕事などに取り組んでおり、中にはブランクなしでキャリアを積んでいる方もみられます。
30代というと一般の会社では「即戦力」として扱われる年頃で、職場によっては重要な役職や職務を任されているケースも。
そのため、結婚と仕事のうち仕事を優先し、会社内での評価を上げながら生活力も身につけていく女性が少なくありません。
厚生労働省が令和3年3月31日に公表した「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」によると、女性は50~54歳までピークに賃金が上がり続けています。
30~34歳では246.8千円(24.68万円)35~39歳では258.5千円(25.85万円)となっており、20~24歳の女性と30~34歳の女性を比較すると、37.6千円(3.76万円)の違いが出ています。
男性ほどの賃金格差はありませんが、働き続けるほどに昇給が見込めることから、30代に入っても働き続ける女性が多いことがわかります。
さらに、職場によっては昇給率が他社よりも高く設定されていたり、資格取得手当といった福利厚生が発生したりするケースも多く、そうした場合手取りや月収はさらに高くなります。
女性の中には結婚・出産と共に「キャリアアップ」や「自己実現の達成」を目指す人もいるため、20代から目指してきた役職や資格取得を達成するために働き続けている人もみられます。
30代独身女性の特徴
30代の独身女性には、どのような特徴がみられるのでしょうか。5つほど詳しく確認していきましょう。
仕事にやりがいが出てくる
30代に入ると、仕事や部下に責任が伴うようになりますが、一方で仕事にやりがいや高い責任感が出てきます。
20代のうちはあまり余裕がなかった部分にも目が向けられるようになり、周囲からの期待に応えるために努力する姿もみられます。
自分らしく時間を使うようになる
業務で得たスキルは私生活にも発揮され、趣味や勉強などのスケジュールを細かく管理して、毎日を有意義に過ごす人も多くみられます。
一人暮らしをしているか、親元で暮らしているかによって家事や炊事の頻度は変わりますが、スケジュール管理についてはそれぞれが趣味や興味関心に沿って、自分らしい時間の使い方を楽しんでいる様子が伺えます。
恋愛や結婚は3パターンの傾向
恋愛・結婚などについての考え方は、女性によりさまざま。しかし大きく分けて以下の3パターンに分けることができます。
- 今すぐにでも恋愛・結婚をしたい人
- いずれ出会いがあれば…と楽観的な人
- 恋愛・結婚・出産に興味がない人
とにかく恋愛がしたいと考えている人のなかには恋活や婚活にすばやく取り組み、身近な環境またはSNSでも出会いを探すケースがみられます。
少しでも相性の良さそうな人が見つかれば直接食事やデートを楽しむなど、積極的に行動できるのもこのタイプの特徴といえるでしょう。
一方、「いずれ出会いがあれば」と考えている楽観的な方については、趣味や仕事が忙しく恋愛や結婚を考えている余裕がない場合もありますが、恋愛や結婚そのものにあまり積極的ではなく、願望や意欲もあまり強くはない人もいるようです。
楽観的なまま歳を重ねる方もみられますが、周囲に促されたり周囲の結婚・出産ラッシュで疎外感や焦りを感じたりすることもあるようです。
恋愛・結婚・出産のいずれか、またはすべてに興味がないパターンもみられます。
「恋愛はOKだが結婚はしたくない(事実婚を希望)」「結婚はしたいが出産はできない」といったそれぞれの意志が強いため、出会いがあっても相手との将来設計によっては別れ話に発展するケースがあります。
30代独身女性の恋愛事情
30代の独身女性は、どのような恋愛事情を抱えているのでしょうか。3点に分けて詳しくみていきましょう。
男性を見る目が養われる
20代よりもさらに現実的に恋愛や婚活ができるようになる30代。
年下の男性も含め、多くの年齢層が結婚の候補となりますが、「誰でも良いから…」というわけにはいかないのもこの年代の特徴かもしれません。
それは、20代の頃と比べて男性を見る目が養われているため。
年収・結婚観・家族間などをチェックし、理想だけではない相手の特徴も見極めようとします。
理想の相手は意外に少ない
年齢に関わらず、理想の高い女性もみられます。
理想が高くなればなるほど婚期を逃しやすくなりますが、自分の立場・役職・年収が上がるほど条件に見合う男性が少なくなっていくのも事実。
「若い子でもいいけど年収が低すぎる」「理想の男性はいたけれど既婚者だった」という事例も増えてきます。
恋愛に臆病になる人も
理想の男性が見つからなければ、独身のまま延々と過ごすことになってしまいます。
恋活や婚活に励んでも、一回り以上年上の男性とマッチングしたり、条件に見合うのに相手に対して疑心暗鬼になってしまったりして、結局お別れになってしまうことも。
以前までは恋愛に積極的だった女性が、立場や年齢の変化によって恋愛に臆病になってしまうのは、場数を踏んできた30代ならではの特徴かもしれません。
30代独身女性でも婚活はうまくいく
30代女性を取り巻く環境はさまざまです。
年齢や結婚観が合う男性を探しても、そもそも男性が少ない・気の合う男性社員が次々と異動してしまった・男女ともに年収が低い…など、職場で出会いが期待できないケースもあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、結婚相談所への登録です。日本全国や海外など、範囲を広げたうえで多くの男性に出会うことが可能で、オンライン婚活パーティや対面での婚活イベントにも参加できます。
結婚相手に妥協しづらいからこそ、職場の外にも対象を広げてみてはいかがでしょうか。
今まで婚活をしたことがない方も最初の一歩を踏み出すことで、きっと何かが変わり始めますよ。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/