女子会、女子力、働き女子、オトナ女子…。
マスコミが提唱したことにより、最近では自分自身のことを「わたしたち女子は〜」などと呼ぶ女性も増えていますが、この「女子」という言葉に違和感を覚えるのはわたしだけでしょうか。
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辞書によると「女子」という言葉は「おんなの子」や「むすめ」以外にも、「女性」や「婦人」といった意味も内包していますから、じつはどの世代の女性が使っても日本語としては間違っていません。
ただ、日本人女性、とくに30代以上の女性が積極的に「女子」と発言する姿を見ると、「自分はまだ若い」「女じゃなくて女の子だもん」と、実年齢を受け入れずに声高に叫んでいるような気がして、同性としてはほおが赤らんでしまうのです。
■何かと都合がいい「女子」という言葉
「女子」という言葉に対してこんな所見を持った理由は、ある30代女性からの飲みの誘い文句に驚愕した経験があるからです。
「ねえねえ、今度、女子会でガールズトークをしようよ」
ガールとは通常、17〜18歳までの少女を指します。
30代の女性がまさか自分自身をそこまで若く胸算用しているとは思えませんが、ガールと女子を並列させたということは、「自分はまだまだ若いしイケてる」という本音が透けて見えたようで、絶句してしまったのです。
女の集い、婦人互助会、熟女会、おなご飲み…など、考えてみましたが、たしかに「女子」より簡易でキャッチーで、口から滑らかに発することができる言葉は見つかりません。
ですが、30代以上の女性が自発的に「女子」を連呼すると、精神的未熟さまで露呈する可能性もあり、異性にまで蚊帳の外に置かれる恐れがあります。
恋愛対象外の烙印(らくいん)を押されてしまうこともありうる、ということです。
実際に、「自分を女子という人が嫌いだ」という男性の意見も聞いたことがあります。
■女を自覚した方が、素を引き出してくれる男性と出会える?
もしみなさんが将来、結婚を考えているのであれば、無駄に未来の選択肢を減らさないためにも、自分は「女子」ではなく「女」である自覚を持つことが重要なのではないでしょうか。
そして、自分を「女子」扱いせず「女」と自覚している女性たちの配偶者や恋人を見て気づいたことがあります。
彼ら男性たちはパートナーと一緒にいるときに、女性を「大人の女」から「女の子」へと戻してしまうのです。
別段、猫かわいがりしているわけではありませんが、いつもはバリバリと仕事をこなし、しっかりしている印象だった女性が、かわいらしさを身にまとってしまうのです。
自分を「女子」ではなく「女」にカテゴライズしていたから、プライベートで素を引き出してくれる男性とめぐりあえるかは絶対ではありません。
「女子」と呼ばなければそういった男性と縁を結べるかどうかも確実ではありません。
ですが、声高に「わたし、女子!」と叫ばなければ、大人の女としてがんばっているその姿にホレて、「自分の前だけではリラックスさせてあげよう」と思ってくれる男性との出会いがあるかもしれない、ということです。
こちらから猛アピールしなくても、すっと手を差し伸べてくれて、女として愛でてくれる出会いといえますが、こちらのストーリーのほうが、「女子」でいるよりもステキではないでしょうか。
(内埜さくら)
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