赤い糸から縁結びにつなげるプロジェクト「ぐんまスマイルライフあいぷろ」

あいぷろとは、群馬県のこども政策課が運営している結婚応援システムです。少子化対策や子育て支援も総合的に統括しているこども政策課の運営であるため、結婚だけではなく、結婚後のライフステージの変化をトータルでサポートできるような体制も整っています。

「あいぷろ」の由来

群馬県では、企業や団体と連携して結婚を応援するためのプロジェクトを始めました。赤い糸で結ばれた、すてきな素晴らしい出会いがあるように「ぐんま赤い糸プロジェクト」と名付けました。このプロジェクトの愛称として単語の頭文字をとり「赤い」の「あ」・「糸」の「い」・「プロジェクト」の「ぷろ」とを組み合わせた「あいぷろ」が誕生しました。

サイトにはいろいろな種類の婚活イベントが

ほぼ毎週、群馬県の各地で行われる婚活イベント。お祭りやバーベキューなどを通してのアウトドア系の婚活イベントもあれば、マナー講座やお料理教室の教養系もあります。主催はあいぷろに協賛登録している企業や団となっています。

また、中には会員団体従業員専用のあいぷろのイベントもあります。所属団体や企業の従業員向けのイベントで、事前に配布されるパスワードとIDが必要になります。あいぷろのサイト内で、掲載イベントの中に専用のアイコンを表示してあるので、チェックしてから参加の申し込みなどを行いましょう。

縁結び世話人にお願いすることも

大勢の人たちの中でワイワイとたのしく婚活をするより、ゆっくりお話ししてみたいという方へおすすめのぐんま縁結びネットワーク。登録したプロフィールなどを参考に、縁結び世話人がお相手をマッチングしてくれるシステムです。

このぐんま縁結びネットワークへは、事前に縁結び世話人との面談を行い、事前申請の書類を提出たうえで登録することができます。縁結び世話人は、群馬県地域婦人団体連合会の会員であり、なおかつ推薦があったメンバーが県の研修を受けてなることができます。信頼度と、ノウハウを身に着けた縁結び世話人がいると思うととても心強いですね。

群馬県は出会いがなくて生涯未婚率を最高値へ更新！？

5年に1度行われる国勢調査によると、群馬県での生涯未婚率が2017年度の発表で最高値を更新しました。生涯未婚率とは、50歳になるまでに1度も結婚したことのない人の割合を指します。

上記の発表では男性はおよそ4人に1人の23.56%、女性は8人に1人の11.85%でした。どちらも過去より3%ずつ増加しています。

お見合い婚が主流だった50年前とは違い、今は自由恋愛で結婚するカップルがほとんどです。その後は社内恋愛で結婚することも主流となります。しかし、今は結婚したくてもよい出会いがない、という理由で結婚していない人が未婚者の9割を占めます。

先輩の声に背中を押してもらおう

サイト内では成婚者の先輩たちからのメッセージも紹介されています。「なんとなく、結婚したいな」というふんわりした動機でも大丈夫。きっかけは「友達から誘われて」「親から紹介されて」という方々も、あいぷろのイベントに参加するうちに相手のことをよく知ることができて結婚に至ったケースもあります。

また、ぐんま縁結びネットワークを利用して結婚した先輩たちも「はじめは緊張したけれど、世話人の方が親身になってくださってよかった」などの体験談も掲載されています。

その体験を紐解いていくと、一度だけではなく何度も婚活イベントへ参加して気になる方とお話しされたり、縁結びに何度もトライされたりしている方もいます。何事も一度だけであきらめずに気長に構えることも大切ですね。

「気持ちはあっても何もできなくて」という方も「結婚したい」と思ったときは、あいぷろではじめの一歩を踏み出してみませんか？