婚約指輪の相場って?
ここは高層ビルの最上階。夜景が一望できるレストランには、仲睦まじく食事をとる男女がふたり。
と、不意に会話が途切れ、おもむろに小箱を取り出す男。
「…僕と結婚してください」
その手には、キラリと光る婚約指輪。突然のサプライズに言葉を失う女。込み上げる熱い感情。
そして、口を突く一言
「これ、給料3ヶ月分?」
…プロポーズ。
それは、婚活を進める女性にとって、お相手となる男性に最も期待する行為のひとつと言えるでしょう。いわば、最初のゴール地点です(あくまでも"最初"というのがミソ)。そして、ついこの時に同じく期待してしまうのが、"婚約指輪"なのではないでしょうか。
左手の薬指で光る指輪には、婚活に終わりを告げる証としての達成感や満足感と共に、「自分は既に他人のもの=選ばれた人間」「だから他の男性の皆さんごめんなさいね」という一種の優越感の象徴的一面を感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、人によってはここでその婚約指輪が、今後の結婚へのつまずきになりかねないケースがあるのです。
それがまさに、上記のようなシチュエーションです。
『婚約指輪は給料3ヶ月分』
誰もが一度は耳にしたことがあるこのキャッチコピーは、1970年代にデ・ビアス社という宝石メーカーの広告によって打ち出されたものです。
あれから40数年。時代は変わり、物価が変わり、そして給料も変わり、婚約指輪に対する考え方というのも男性・女性を問わず大きな変化を見せています。
現在、結婚を控えている男女の間では、婚約指輪と結婚指輪を兼用する方が増えてきています。そこには、何かとお金がかかる結婚準備期間に少しでも負担を減らし、その分のお金を式の費用に回したい、という堅実的な考え方が根底にあるようです。
しかし、女性の本音としては「やっぱり婚約指輪は欲しいなぁ…」という方が多いのも事実です。そうした女性の考えは、単に婚約指輪に対し貴金属としての価値を期待しているわけではなく、"愛の証"としての面を強く求めている現れでもあるのです。
ただ、あまりに身の丈に不釣り合いな高級有名ブランドの婚約指輪などをおねだりしたり、実際に身に着けていると、 「これから先の結婚生活ではいくらでもお金がかかるのに、この女性はそうした経済観念が薄いのか…」とお相手の男性に思われてしまう場合もありますので、第2のゴール地点"結婚生活"のスタートに支障が出ない範囲で、上手に気持ちを伝えてみましょう。
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