※この記事は2022年1月5日に更新されています。
日本人の未婚化や晩婚化が著しくなった現代では、「晩婚」の定義が昔に比べて変化しています。一般的に晩婚といえば40代以降が当てはまるイメージですが、平均初婚年齢も踏まえて判断することが大切です。
本記事では30代、40代男性へのアプローチ方法や、晩婚になりやすい男性の特徴についても解説していきます。
目次
晩婚とは?
厚労省の最新の調査結果によると、令和2年度(2020年)の平均初婚年齢は夫が31.0歳で、前年度の31.2歳よりも低下しました。しかし31歳が平均値ということは、さらに高齢で結婚をしている人も含まれており、30代での結婚は珍しいものではありません。
現在婚活中で「もしかして自分は晩婚かも」と不安を抱えている方は、ぜひこれから紹介する晩婚男性の特徴をチェックしてください。
晩婚男性の特徴
晩婚になりやすい男性の特徴には、どのようなケースが考えられるのでしょうか。3つのモデルケースをそれぞれみていきましょう。
父親の影響を受けている
父親がマイペースで穏やか、そして大らかな性格をしていると、息子が晩婚型になることが多いとされています。息子にとって、父親の生き方というのは人生のモデルケースであるため、父親がのんびりした性格だと結婚を急がないといった考え方になることが多いのです。
父親がいつも優しく「なんとかなるさ」「時間が解決してくれるものだ」「そのうち形になるだろう」と、大らかに物事を伝えることは、息子にとっては安心感もあり父親の理想像でもありますが、マイペースすぎる大人になってしまう可能性も否定できないのです。
基本的に受け身なため、「積極的に女性にアピールしない」「自分からは誘わない」「いつかきっと黙っていても結婚相手が現れるはず」と思っていますので、晩婚となるケースが多いようです。また、父親が晩婚だと、同じく息子も晩婚になってしまう傾向です。
若くして会社経営している
会社経営をしている若い社長さんたちは、パワーもありますので大きな野心を持っていることが多く、恋愛や結婚に対し力を注がない傾向が強いです。一般的に、「デキる男性」というイメージが強いので、女性からはモテることも多いです。
しかしよほど同じ価値観を持っていない限り「結婚することで、会社以外にも守るものができる」ということをリスクとして考えてしまうのです。そして、女性に対し自分の考えに賛同してほしいという顕示欲が強すぎて晩婚型になってしまうケースが多いです。
仕事に対しても女性に対しても「自分の見る目」には自信があり、その反面「絶対に間違ってはいけない」というプレッシャーを抱えていますので、慎重になりすぎてしまうのです。
外見に恵まれている
いわゆるイケメンで、若いうちから女性にモテてガールフレンドに苦労したことのない男性が実は晩婚予備軍であるケースが多いのです。
出会いの数は多いのですが、女性に苦労していないので「今回はダメだったけど、次の彼女は結婚できるような人だったらいいな」と、自分自身の改善点を見直さない傾向なのです。
潜在意識の中に「今回の彼女と別れても、すぐにまた新しい恋愛ができる」という確信にも似た自信があるため、結局は出会いと別れを繰り返すといったスパイラルに陥りやすいです。
人生設計に慎重である
晩婚になりやすい男性の特徴として、20代~30代を結婚だけに焦らず、慎重に人生設計を行っているケースが挙げられます。
仕事や趣味はもちろん、日常生活やそれ以外の活動が忙しくなってくると、ワーク・ライフ・バランスをとりながら「自分の人生を充実させる」「勢いだけで行動はしない」という慎重さがあらゆる面に働くきます。
そのため好きな人や恋人がいたとしても、結婚に焦ることがありません。
自分探しや自分磨きが好き
淡々と生活するのではなく、仕事や活動を通して「自分探し」をしたり、自分磨きで魅力的になろうと頑張ったりするケースも晩婚になりやすい男性の特徴です。
魅力が増す分、出会いの数も増えますが、女性が集まってきたとしても自分と女性を分けて考えるので、いざ結婚となると悩んでしまうのです。あまりにも毎日が充実しているため、女性から結婚を切り出しにくくなり、その結果婚期を逃すケースも多いようです。
結婚よりも恋愛を好む
結婚生活は夫婦がお互いに協力して運営するものです。しかしさまざまな制約や我慢が伴います。そうした結婚というしがらみを避けて、あえて恋愛を好む男性は、やはり晩婚になりやすいと考えられます。
女性にモテるため常に彼女がいる・アプローチがうまく女友達も含めて交流が多い・長年付き合っている恋人がいる…など状況はそれぞれですが、いずれも「恋愛が楽しいのでこのままでいい」と考える男性は晩婚の傾向があります。
あらゆる理想が高すぎる
芸能人や有名人にもみられる、理想が高いタイプ。男女問わず、結婚相手に普通以上のレベルを求めると、結婚のハードルは通常よりも高くなります。
結婚相手の外見・雰囲気・性格・日常の過ごし方などが自分好みであってほしいと思うだけではなく、実際に出会った恋人に自分好みであることを押しつけてしまうと、「この人との結婚は難しい」と相手が離れていってしまう可能性もあります。
30-40代男性に対する女性からのアプローチ方法
上記で紹介した晩婚男性の特徴に、ピンときた方もいるかもしれません。ここからは30代、40代の男性に対する女性からのアプローチ方法について解説していきます。
日常生活・癖・性格を理解する
30、40代の独身男性を好きになったら、まずは彼らの日常や考え方をチェックしましょう。なかには癖が強く、そのせいで結婚から遠ざかっている男性もいます。感情的・暴力的などの気質的な問題も含めて、相手の中身を客観的に知るようにしてください。
結婚については「結婚願望の有無」「女性に求めること」「結婚後の見取り図」「お金の使い方(金銭感覚)」は最低限チェックしておきたいところです。
考え方に偏りがないかを確認する
日常生活を難なく送っており、癖も少なく結婚願望もある。けれど独身のまま…というケースでは、何が問題なのか理解しづらいかもしれません。「こんなに素敵な人なのになぜ結婚していないのかな」と思ったら、考え方に偏りがないかどうかをチェックしてみてください。
日常の話題だけではなく、少し難易度の高い視点で話題をふってみると、意外な価値観をもっていることがわかるかもしれません。
出会いが少ない人は外へ連れ出そう
職場や友人・知人を含めたネットワークに女性がいない、出会いそのものが得られない環境にいる男性は晩婚化しやすくなっています。
特にコロナ禍でのテレワークや在宅ワークの定着、ワーク・ライフ・バランスに配慮した企業が増えたために、出会いが得られない人が増えてきています。
出会いが少ない男性に対しては十分なコミュニケーションが必要不可欠。積極的に連絡をとったり、外へ連れだしたりして交流を図りましょう。
女性が不得意な人には慎重にアピールする
男子校出身・男性が多い環境で長年働いてきた・男性同士で盛り上がる趣味や活動を続けてきたようなケースでは、女性とのコミュニケーション経験自体少ないケースが考えられます。
「女性が得意ではない」「何を話せばいいかわからない」など、女性への免疫が不足している男性も少なくありません。そのような男性には、女性的な面をアピールするのはNG。「個人」として相手を尊重しながら関係を進めていきましょう。
共通点を探しながら距離を縮める
年齢差があるカップルの場合、関係を深めるコツは「共通点」にあります。趣味や好きなもので盛り上がることもできますし、思想や専門分野など少し難しい部分でも意気投合できる可能性があります。
価値観が一致すれば、年齢に関わらず良い関係を続けられる可能性があります。恋愛に自信が持てない男性には、攻めの姿勢はNG。まずは二人だけの共通点を探してみてください。
晩婚男性は焦らせず自然に仲を深める
晩婚になりやすい男性には、仕事や生活環境以外にも結婚に踏み切れない理由や考えをもっているケースが多いです。お相手に結婚願望が少ないときは、せかさずに相手の気持ちや環境を理解し、溶け込んでいきましょう。
コロナ禍でもコミュニケーションの回数を増やす工夫をしたり、彼の両親に会わせてもらったりと、結婚を自然に意識していける雰囲気づくりにもチャレンジしてみてください。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/