画像引用元:パートナーエージェント公式サイト
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一人一人に合ったオーダーメイドの婚活
著書「結婚を引きよせる人、遠ざける人」の執筆者でもある佐藤茂さん。彼が代表を務める結婚相談所が東京品川にある。東京を拠点とし、横浜・千葉・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・福岡に20の支店を展開するパートナーエージェントだ。
「価値観の異なる一人一人が、生涯を共にしたいと心から思える人に出会う。それは簡単なことではない」そう話す佐藤さん。会員一人一人に対して“オーダーメイドのサービス”を大切にしているという。
結婚相談所と聞けばお見合い相手を探す場所といった印象をもつが、パートナーエージェントの魅力は専任コンシェルジュによる婚活支援にある。会員それぞれに合った婚活プランを提案し、成婚までの道のりをサポートすることが重要と考えているのだ。その結果、入会から早い段階で交際へと気持ちが動く会員が非常に多いという。
専任コンシェルジュが、その人の価値観や結婚観など人柄を深く理解することが、結婚を前提とした質の高い出会いを結びつけるためには必要不可欠とのこと。つまり、データやプロフィールの相性だけに頼らず専任コンシェルジュが一人一人を理解しておけば、「この人はダメ」「あの人は合わない」といったように“余計な遠回り”を会員はしなくてすむ。
これこそが、パートナーエージェントが最善とするオーダーメイドの婚活。パートナーエージェントは個人に合った婚活プランで出会いの近道を提案し、相性と条件を会員本人が実際にお見合いで判断する。
または紹介されたときに「会ってみたい」「話してみたい」と自然と興味がわく、そんな“手作り感”を大切にしているのだという。では、具体的にはどのような特徴があるのだろうか。パートナーエージェントの特徴やサービスについて、その魅力を探ってみたいと思う。
その1 コンシェルジュによるコーチングインタビュー
一つ目の特徴はコンシェルジュによるコーチングインタビュー。結婚に向けての想いや価値観などをコンシェルジュがインタビューで探り、パートナーに求める条件や理想、目標の時期など明確なゴールを設定していく。およそ2時間をかけてコーチングインタビューし、「理想の結婚像」を一緒に確認していくことで、コンシェルジュと会員が同じ方向性で婚活に取り組むことを目的としている。
そのほかにも、これまでの体験や趣味、パートナーに期待する要望などを時間が許す限りリサーチするとのこと。だが、コーチングインタビューは取り調べではない。言いたくないことまで話す必要はないが、できるだけ多くの情報をコンシェルジュに伝えたほうが可能性は高まる。コーチングインタビューは単に理想を聞くだけではなく、コンシェルジュが会員に対する理解を深めるためのステップでもあるからだ。
「自分に興味をもってくれる人を探すことが大事」そう話すのはコンシェルジュの麻生さん。結婚できないと悩んでいる独身男女のほとんどが、“自分のことを分かってくれる相手”を探そうとしているので、まずは意識を変えることが大切だという。
結婚のセオリーは、自分のことを分かってくれる相手ではなく“自分に興味をもってくれる人を選ぶこと”がパートナー探しを左右する決め手になるそうだ。そのためには、自分自身を知ることと、相手を分かろうとする気持ちが成婚への近道と話す。
データや条件のマッチングでは見通せない“本当に相性がいい相手との出会い”を実現するために、コンシェルジュの「コーチングインタビュー」が大きな意味をもつと考えている。
その2 婚活プランの骨組み「PDCA」と「1年婚活の法則」
二つ目の特徴が「PDCA」。コーチングインタビューを土台とし、婚活の活動方針や設計といった骨組みを組み立てる。
「Plan=紹介」・「Do=コンタクト、お見合い」・「Check=結果」・「Action=見直し、軌道修正」を繰り返し、会員それぞれの婚活の方向性や結果をリアルタイムに管理しながら成婚へと結びつけていく。
現在、パートナーエージェントには約150名のコンシェルジュが社員として在籍。平均年齢は43歳、6割が現役の主婦だという。もちろん、コンシェルジュに必要な資格やスキルをもった者たちばかりで、パートではない。
コンシェルジュの研修時間は最低でも300時間。資格や能力をクリアした優秀な社員たちが婚活のプロフェッショナルとしてパートナーエージェントに在籍している。定期的にコンシェルジュがPDCAを繰り返し、その都度、パートナー探しからお見合い、交際から成婚までの道筋を徹底的に細かく見直していく。これをパートナーエージェントでは「1年婚活の法則」と呼んでいる。
おおよその結婚相談所が平均で成婚率10%~15%と言われるなか、パートナーエージェントは約22%~27.8%。驚くことに、そのうち約70%の会員が入会から1年以内に成婚している。“1年婚活”のフレーズは、れっきとした根拠があってのことである。
その3 フィードバックシートの活用
PDCAを繰り返し、会員が理想とするゴールに近づけていくわけだが、ただ闇雲に紹介とお見合いを繰り返すわけではない。PDCAを強力にバックアップするのが「フィードバックシート」である。フィードバックシートとは婚活の経過状況を細かく分析したシートで、これまでの紹介やお見合いに関するデータが可視化されている。
会員と専任コンシェルジュがフィードバックシートを共有することで、方向性を確かめ合いながら次の紹介へとつなぐ。パートナーエージェントの会員は成婚までに平均で20回お見合いをし、5~6人の交際を経て理想のパートナーと巡り合い婚約を結ぶという。しかし、一つ一つの出会いを決して無駄にすることはない。
PDCAとフィードバックシートの連携に専任コンシェルジュのサポートが加わり、一つ一つの出会いを濃密なものにしていく。無駄に出会いを重ねるのではなく、こうしたステップを繰り返しながら着実に前進していくことで“本当に相性がいい相手との出会い”が実現しやすくなるのだ。