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アラサーの女性4人が「コンカツ」を通じて自分に向き合う !「コンカツ?」レポート
アラサー女性4人組の「コンカツ」の模様を描き 、今大注目されている石田衣良著「コンカツ?」。第4章では、智香とイケメンで高収入の高瀬さんのデートが繰り広げられました。さて、智香は高瀬さんと付き合うのでしょうか。それとも、別の場所で運命の相手と出会うのでしょうか。それでは早速、智香と沙都子が婚活パーティに潜入する、第5章のレポートをお届けします!
■智香と沙都子が婚活パーティに潜入!
智香とバツイチの沙都子は婚活パーティに参加するため、豊洲の超高層マンションへと向かいました。今回二人が参加するのは、イタリアンを食べながら気の合う人を探す、というパーティです。沙都子の友達が経営している会社が主催するということで、二人とも安心して参加することにしたのですが…。他の女性の参加者が一癖も二癖もあって、智香と沙都子はとまどってしまいます。
婚活パーティが開催されるのは、東京湾を一望できる部屋の一角。その場所とは別に控え室が用意されており、パーティがはじまるまでは、女性と男性でそれぞれ分かれて待機することになっていました。控え室に入り、智香は面食らってしまいます。
智香と沙都子の他には女性のメンバーが二人待機していましたが、二人ともひどくピリピリしているのです。女性のうち一人はおそらく30代半ば。黒いニットのタートルネックを着た険しい顔つきをしています。もう一人は茶髪の厚化粧の女性。おそらくは20代半ばで、ピンクの派手なミニドレスをまとっていました。
黒ニットの女性が「友達同士で来るなんて不公平。裏で協定を結ばれたら不利だ」と主張すると、ピンクドレスの女性が「不利とか不公平とかよくわからない」と反論!真剣に婚活に挑んでいる二人を目の当たりにして、智香と沙都子は押し黙ってしまうのでした…。
■婚活パーティ開始! しかし男性陣はぱっとせず…
男性陣は34歳の公務員、ボディビルダーのような体格の36歳のコンビニ店長、42歳のまじめそうな公認会計士、4人のなかでは一番イケメンだがジャージ上下を着用している34歳のプログラマーの四人。メンバーの悪さとは裏腹に、会はなごやかに経過していきます。ワインが進むうち、誰がだれを狙っているのかが次第にわかっていきます。これは合コンでも婚活パーティでも一緒ですよね。
メンバーの中でけん制をしあいながらアピールをする様子は、よく大学生や高校生の友人関係でも行われていることです。唯一つ違うのは、一筋縄では太刀打ちできないこと。婚活パーティに参加をするのは大人ばかりですから、テクニックを駆使しないと意中の相手を落とすことができません。いやみにならないように相手を制し、自分をさりげなくアピールする…。智香はそのような「大人の会話」を心地悪く感じていました。それは沙都子も同じだったのか、男性からの二次会も断ってしまうのでした…。
■婚活では結婚できない? 主催側から見た婚活事情にどきり
婚活パーティの後、智香と沙都子はパーティを主催した沙都子の友人と話をします。友人いわく、「コンカツで結婚した人はいない」とのこと。婚活に参加する男性には勇気がない場合が多くてアピールが足りない。かたや女性は待っているだけで自分から動こうとはしない、とのこと。
一昔前ならそれでも結婚をできていたのですが、現在ではもう通用しないのです。婚活パーティに参加をしているだけで「コンカツ」をしているつもりになってしまいますが、自分の考え方を変えない限り、幸せになることは難しいのですね。
「誘える男」「待たずに積極的になる女」になること。これが「コンカツ」を成功させる近道のようです。第6章ではアラサーにとっての一大イベント「友人の結婚式」の模様が繰り広げられます!
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【Vol.1】【石田衣良(著)】 『コンカツ?』が婚活男女に話題!まとめ記事
【Vol.2】【石田衣良(著)】 『コンカツ?』が婚活男女に話題!まとめ記事
【Vol.3】【石田衣良(著)】 『コンカツ?』が婚活男女に話題!まとめ記事
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