※この記事は2021年11月2日に更新されています。
未婚化や晩婚化が一般的となり、30代以降も婚活をせず結婚願望すらもっていない男性が増えている。結婚や結婚生活を夢見る女性にとって願望の少ない男性との出会いはリスクになりうるが、きっぱりと別れてしまってもいいのか判断に迷うかもしれない。
そこで本記事では、結婚願望がない男性の特徴・見分け方と、彼氏と別れるべきかを判断する方法、彼氏に伝えたい結婚の魅力について紹介する。
目次
結婚願望のない男性の心理
世の中には、結婚を望む男性もいれば、自ら“結婚を拒む”男子も存在する。彼らが口をそろえて主張するのは、「結婚してもメリットがない」ということ。一人の時間も奪われるし、誰かを養っていくなんてことも考えられない。結婚する意味や必要性を感じない男が増えてきているのだ。
「自分のため」というスタンスから抜け出せず、遊びも仕事も友達つきあいも全てを自分の思うように生きたい彼ら。確かに家族をもてば自分の思うように生きられなくはなるが、結婚とは「生き方」のスタンスまで変えてくれる不思議な魔法のようなもの。
結婚すれば、「自分のため」から「愛する人のため」というスタンスに変わる。他人同士だった二人が家族となり子供と一緒に年をとっていき、かけがえのない日常を積み重ねていく。家族をもてば“生き方”に責任をもたなければならなし、だからこそ遊びも友達つきあいも自然と減っていく。
結婚することで自分の時間が奪われるのではなく、愛する妻や子供と一緒に過ごす時間を“新しく築く”という感覚である。結婚生活に“リアル”を見出せない現代の独身男性は、とりあえず今は自分のことが“かわいい”から、結婚を邪魔者扱いしてしまう。かといって、恋愛を拒んでいるわけではない。
あくまでも結婚に縛られたくないだけ。恋愛のプロセスでセックスや癒しを女性に求めるのに、結婚の話には触れられたくない自分勝手な快楽主義者たちなのだ。
結婚する気のない彼氏との恋愛
もし交際している彼氏に結婚を望んだら、彼氏は責任を取ってくれるのだろうか?結婚の二文字をチラつかされて“重い”と感じるようなら、セックスなんかするべきではない。もしくは付き合う前に「結婚する気はない」と彼女に宣言するべきだ。それでも相手にしてくれるような女性も存在しているが。
結婚する気がない男と知らず、「いつか結婚できる」と思いながら交際している女性がかわいそうになってくる。「結婚する気ないな」と感じたら、早めに見切ったほうが得策。若いうちは許せるかもしれないが、26歳あたりを超え始めると正直しんどい。いくら待っても男が結婚する気が無いのなら、時間だけが過ぎていく。
愛してくれていると実感しても、人生の選択肢に「結婚」が無い男を相手にしないほうがいい。過去の微笑ましい恋愛の記憶よりも、過ぎた時間を取り戻せないという重大さに気づく。
結婚願望のない男性の特徴
結婚願望のない男性には、いくつかの特徴がみられる。全て当てはまるケースはまれだが、一つでも心当たりがあれば注意したい。
結婚だけにとらわれない
「結婚」という価値観や暮らし方にとらわれないケースは、男女問わず増えている。特に事実婚や同棲を選択する自由な思考の男性は、「カップルのままで構わない」と結婚そのものを意識していない可能性も。
「パートナーのことはもちろん愛しているけれど、結婚したいかといわれれば違う」という考え方をもっている相手と結婚にこぎつけるのは、簡単にはいかないだろう。
結婚に不向きと思っている
経済状況や夢中で打ち込んでいる趣味などのさまざまな理由で「結婚に不向き」と感じ、結婚願望を抱ける状態ではない男性が存在する。
なかなか結婚してくれない彼氏がいる場合は、仕事が不規則・不定期である、子どもが好きではないなど、パートナーが思う「結婚に不向きな理由」をチェックしてみよう。
趣味などに熱中している
好きなものや熱中している趣味などがあると、なかなかすぐに結婚する気にはなれないもの。夢中で何かに打ち込んでいる男性は、結婚願望が高くない可能性を疑ってもよさそうだ。
家族との絆が強い
両親や兄弟などと仲が良く、普段から行動を共にしている男性は家族愛が強い。自宅や実家で心が満たされてしまうため、結婚願望が薄い可能性がある。
家庭環境の影響を受けている
家族愛とは反対に、結婚願望を抱くことができない家庭環境で育った男性も多い。
成長していくなかで「結婚はしたくないな」「自分には難しそうだな」と思ってしまう男性は大人になってもなかなか結婚願望を抱けないため、注意する必要がある。
結婚する気がない彼氏と別れるべきかを判断する方法
彼氏に結婚願望がないとわかったら、別れるのが正解だろうか?別れを判断するための方法として、以下の3点を確認してみよう。
- 結婚生活をイメージできるか
- 金銭感覚やメンタルが安定しているか
- 何度も結婚の話をしているか
まず相手との結婚生活をイメージできなければ、無理に関係を続けることはない。たとえば彼氏が自由な考え方をするタイプで結婚だけにとらわれないのであれば、結婚してからも自由な暮らしが簡単に変わることはないだろう。
次に金銭感覚や情緒の不安定な彼氏は結婚したからといって、すぐに正しい金銭感覚を取り戻せるわけではないし情緒が安定するかどうかが不透明。むしろ女性側が仕事や育児に奔走しているのに、彼氏自身はまだ夫の自覚を持てない可能性もある。少しでも不安定な部分や不確定要素があれば、結婚を無理強いする必要はない。
さらに何度も結婚の話をしているにも関わらず彼氏が乗り気でないならば、気持ちを変えるのは難しい。何年も結婚を匂わせて粘っているカップルもみられるが、女性側に結婚の意思があるなら出産やキャリアのことも考えて早めに決断すべきだろう。
結婚する気のない彼氏に伝えたい結婚の魅力
結婚する気がない彼氏と別れるつもりはないときには、結婚の魅力を伝えよう!具体的な魅力を3点ご紹介する。
みんなで支え合いができる
結婚生活は気楽な独身同士の付き合いとは違い、両家同士の交流や家族全員で支え合える可能性がある。
子どもが生まれればさらに関わる機会が増えて、アドバイスや金銭的な援助も期待できるかもしれない。友人などと違い、パートナーや親族と末永く関係を続けていけるのは、結婚ならではのメリットではないだろうか。
一人が寂しくならない
同棲を行わない独身同士のカップルは、自宅に帰ると一人で過ごすことが多い。ペットなどがいなければ自宅では一人きりになり、災害や病気などのトラブル発生時に心細くなってしまう。
結婚生活は寂しさや不安感をきれいに埋めてくれる。お互いが協力し合って助け合えるし、相談できる相手が常に側にいるのはとても心強い。
二馬力で働ける安定感
結婚の最大のメリットは、お互いに働き続けて「二馬力」にできることだ。どちらかが時短や派遣などフレキシブルな働き方を選択しつつ、安定収入を目指す方法もある。
結婚後は労働力がニ倍になるので、どちらかが病気やケガで動けなくなっても片方が働ける。夫婦で話し合って家計をやりくりしたり、家やマンションなどの購入に向けて貯蓄を続けたりすることも、新しい楽しみになるかもしれない。
夫婦でしかできないことをアピールする
結婚願望の薄い男性は決して少なくないが、結婚することで新たな視点や世界が開けてくる場合がある。すでに一人の世界を確立している男性も、人生において孤独・病気・災害などの不安を乗り越えるためにパートナーの存在を大切にしてほしいものだ。
結婚すれば、家族で相互に協力しながら支えあい、一人きりで孤独になる心配もない。結婚の意思がない彼氏にも、一度は結婚のメリットを訴えてみることをおすすめしたい。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
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