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コミュ障って何?
婚活にコミュニケーションは不可欠。会話が成立しないと男女関係に発展しにくいし、何よりもお互いについて知ることができない。
緊張して上手く話せなかったり口下手で表現が苦手だったりするのは分かるが、まるっきしコミュニケーションをとることができないというのは問題。
しかし、それよりも厄介なのが“コミュ障”だ。
コミュニケーションが一方的で、相手に嫌悪感や不快感を与える人をコミュ障と言うのだが、問題なのは“本人に自覚がない”こと。
無意識なので自分がコミュ障であることに気づかず、ちゃんとコミュニケーションが成立していると思い込んでいるのが特徴。
そのなかでも、特に注意していただきたいのが女性のコミュ障である。
結婚して育児をするとき、母親のコミュ障は子供に悪い影響を及ぼしてしまう。
コミュ障の最大の難点である「一方的なコミュニケーション」が子供に疎外感を抱かせてしまい、コミュニケーションに対する苦手意識が芽生えやすくなる。
それが理由で子供は孤独感を覚え、将来的に人間関係を築きにくい体質になってしまう。
母親の一方的なコミュニケーションに対し、「何を言っても通じない」「話を聞いているだけ」と幼いながら本能的に悟り、「コミュニケーションは成立しないもの」という解釈が潜在的に埋め込まれる。
すると、大人になっても人との接点や会話を避ける傾向が強くなる。
つまり、母親のコミュ障は、子供の“トラウマ”をつくる可能性があるのだ。
では、どういった女性がコミュ障に該当するのだろうか。
そこで今回は、コミュ障の女性にありがちな傾向をご紹介させていただく。
思い当たる項目が多いほど、コミュニケーションのとり方を見直したほうがよさそうだ。
なかなか自分では気づけないことなので、これまでを振り返って客観的に自己分析してみよう。
コミュ障チェック1 あちこち話が飛ぶ
会話が二転三転するのは、急に話が飛ぶことが原因。
通常であれば、「そういえば」「ところで」などの前置きを言ってから話題を変えるのだが、コミュ障の女性は突然話が切り替わる。
それまでの話題とは全く関係のない話へと、前振りのサインもなく突然話を切り替えていくので、会話をしている相手は“中身の無い”会話をしているような気分になってしまう。
あちこち話が飛ぶのは、自分中心の考え方でコミュニケーションをとっているから。
これは幼い子供と同じレベルで、思いつきや衝動的な発言が多いというのが特徴。
幼稚な精神レベルなため、会話の途中で他のことに興味が移ってしまい、一つの話題が完結していないにも関わらず話を切り替えてしまう癖がある。
しかし、裏を返せば「話を私に合わせなさい」と言っているのと同じことなので、一方的なコミュニケーションに嫌気がさす人も多いだろう。
コミュ障チェック2 否定形の接続詞が多い
たとえば、「私はオムライスが好き。だから、卵も好きなの」といった感じで、接続詞とは言葉と言葉を関連付ける際に使うのが一般的。
しかし、コミュ障の女性は、言葉を関連付けることに関係なく、否定形の接続詞を会話に入れ込む傾向が強い。
そのなかでも特に目立つ接続詞が、「だけど」「でも」である。
「仕事どうだった?」と聞かれ、普通なら「順調に終わったよ」とか「忙しくて大変だった」などと答えるのだが、コミュ障の女性は返答が「だけど」や「でも」で始まる。
「だけど、昨日よりは楽だった」とか「でも、上司がいたから早く帰れなかった」など、いきなり言葉の始まりに否定形の接続詞を使ってくるのだ。
もちろん、聞いているほうは何らかの違和感を抱く。会話をやり取りしていくうちに否定形の接続詞が積み重なれば、相手に嫌悪感や不快感を与える原因になってしまう。
コミュ障チェック3 集中して話を聞けない
コミュ障の典型的なパターンが、話を聞くことに集中できない人。
たとえば、スマホをいじりながら話を聞いたり、ほかのことに意識を向けながら話を聞いたりする人。
これは、話しているほうにとっては不快感の塊でしかない。
当然ながら、嫌悪感を抱く。ところが、それが逆の立場になると不機嫌な態度を露わにするのもコミ障の特徴。
自分が話をしていて相手が話を真剣に聞いていないような態度をとれば、「ねぇ!ちゃんと聞いている?」「ちょっと!真面目に聞いてよ!」などと不機嫌になるのだ。
相手の話に耳を傾け集中して聞くのはコミュニケーションの基本。「自分がされて嫌なことは相手にもしない」、子供でも分かる人としてのマナーである。
コミュ障チェック4 ネガティブな発言が多い
コミュ障は二つに分類でき、ポジティブなコミ障とネガティブなコミ障がいる。
ポジティブなコミュ障は“マイペース”といった感じだが、ネガティブなコミ障は厄介だ。
会話をしていてもネガティブな発言が目立つため、話を聞いている相手は「それで、どうしてほしいの?」という気持ちになるだけ。
よくありがちな発言が、「どうせ私なんか」とか「頑張っても無駄だし」とか、一瞬で場の雰囲気が暗くなるようなネガティブな言葉。
こうなってくると、単なる“面倒くさい女”として見られてしまう。
おそらく話を聞く相手は、「うわっ・・・また始まったよ」とうんざりしているはずだ。
コミュ障チェック5 陰口や悪口が多い
その場にいない第3者の陰口や悪口を話題にするのはナンセンス。
モラルの無い者同士なら陰口で会話がはずむかもしれないが、相手が良識人だったら不快感しか抱かない。
また、他人の隠しごとを平気でばらすのも典型的なパターン。
「ここだけの話だけど」とか「絶対に秘密だけど」などと言って、他人の価値を下げるようなトークが得意。
面白半分や興味本位のつもりだろうが、話を聞いている相手は「こいつ信用できないな」そう思うだろう。
さっきも言ったが、「自分がされて嫌なことは相手にもしない」、子供でも分かる人としてのマナーである。
コミュ障チェック6 会話の8割が自分の話題
コミュ障の最大の問題とも言える“一方的な話題のすり替え”。
たとえば、会話の相手が「私、昨日嫌なことがあって・・・」と話しを切り出しても、「私も嫌なことがあってさ、ちょっと聞いてくれる!」といった感じで自分の話題に切り替えてしまう。
しかも、8割くらい自分の話が中心なので、聞いているほうは「この人とはコミュニケーションが成立しない」と思っているだろう。
いつも話を自分の話題にすり替える人とは、会話する気が失せてくる。
「自分のことばっかりだな・・・」と呆れてしまうわけだ。
一方的に話題をすり替えるのは自己中心的な行いとなり、コミュニケーションの障害になる。
相手に嫌悪感や不快感を与えるので、くれぐれも注意しよう。
コミュ障チェック7 否定語や決めつけが目立つ
会話をしていて、否定語や決めつけが多い人はコミ障の可能性が高い。
否定されて嬉しい人はいないし、不快に思う人のほうが多いだろう。
たとえば、「ネイルってかわいいよね」という話題をふられ、「どこがかわいいの?」と否定語で返答してしまうケース。
さらに、「爪を傷めそうだし仕事の邪魔になりそうだから、絶対しないほうがいいよ!」と一方的な決めつけを押し付けてしまうパターン。
自分の考えや意見を述べることは大事だがコミュニケーションは会話のキャッチボールなのだから、相手の話に耳を傾けなければならない。
それなのに、否定したり決めつけたりして直ぐに話題を終わらせるのは、コミュニケーション能力が極端に低い証拠だ。
かといって、無理に話を合わせるのも辛い。そういったときは、否定したり決めつけたりするのではなく“理由を聞く”のが効果的。
「ネイルの魅力って、どんなところ?」といった感じで言い回しを変えて理由を聞いてみる。
すると、話題に発展性が生まれコミュニケーションが成立する。
コミュ障は婚活の邪魔になる!
コミュ障の難点は本人に自覚がないこと。
本人は、コミュニケーションが成立していると思っているし、相手を不快にさせているとは思っていない。
むしろ、「私はコミュニケーションが上手だ」そう思っている傾向が強い。
まずは、自覚して、改善する努力が何よりも大切。
コミュ障は婚活においても厄介な問題となるため、注意したほうがいい。
今回のチェックで当てはまる項目が多かった女性はコミュ障の可能性が高いので要注意!
会話の相手がコミュ障だと、「話が合わない」「相性が悪い」「楽しくない」というマイナスな印象を与えてしまう。
さらに、「自己主張ばかり」「価値観が狭い」「我の強い人」そう思われてしまうので、くれぐれも気をつけたいところだ。
長文になってしまったが人間関係を築くうえで非常に大切なポイントなので、しっかりと自分と向き合い、コミ障を克服しよう。