※この記事は2021年12月27日に更新されています。
婚活成功への第一歩として力を入れたいものが「自己PR」です。自己PRは簡単に自分を紹介するもので、お相手から「私と価値観が似ているかも」「誠実そうでいい人かも」と好印象を与えられますね。
書き方によっては相手に会いたいと思ってもらえるものですから、運命の分かれ道ともいえるかもしれません。今回は、興味を持ってもらえる自己PRの書き方と実際の例文をご紹介します。
婚活における自己PR文の目的や重要性
自己PRは簡単なプロフィールと、他の登録者との差別ポイントをそれぞれ記入する場所です。自由記述のため誰でも一度は悩むものですが、結婚相手を惹きつけるためには相手に訴えられる部分に絞って書くと良いでしょう。
なかには短い文章や無回答の自己PRもありますが、PRが不十分だと自分の長所が相手に伝わりにくく、候補にすら挙がらない可能性もあります。白紙回答や適当な文章ほどもったいないものはありません。
自分が理想とする結婚相手にアピールをする場所ですから、「特技」「得意なこと」「価値観」など、他者との差別化ポイントも踏まえて書くことをおすすめします。
自己PRの書き方
自己PR欄には、具体的にどのようなことを記載すれば良いのでしょうか。ポイントごとにみていきましょう。
書き出しは挨拶から
大勢の人が見ている場なので、日記のように好きなことを書いてはいけません。書き出しも「はじめまして」「こんにちは」と挨拶でスタートし、「プロフィールをご覧(お読み)いただきましてありがとうございます」と丁寧に始めましょう。
挨拶は書いても書かなくても大丈夫と思っている方も少なくありませんが、礼儀・礼節がなっているかを見られています。定型文と考え、忘れずに盛り込むようにしてください。
自分のプロフィール
年齢・性別・出身地・性格などの基礎的なプロフィールを記載しましょう。生年月日などは嘘がつけない部分ですが、性格については自分を盛りすぎないこと。あとからトラブルにならないためにも、情報は正確に。
プロフィールは多くの人が目にするものですから、個人情報が特定されすぎない範囲でわかりやすく記載してください。「暗い性格です」など、ネガティブな書き方は避けてください。
※婚活サービスや結婚相談所によっては、あらかじめシステム側でプロフィールが設定され、記載しなくても良い場合があります。
仕事や普段の過ごし方
簡単に仕事のことや普段の過ごし方を記載します。インドア派かアウトドア派か、インドアならどのような趣味を持っているのかなど、価値観の似た人を探すためにも自分の好きなものの情報を記載しましょう。
ただし、「仕事がない日は一日中家で寝ています」「テレビを見ながらゴロゴロするのが唯一の趣味です」など、家庭生活に不向きと判断されるような書き方はNG。「健康的な生活を心がけています」など、ポジティブさが伝わる書き方を意識してみてください。
結婚生活への意気込み
プロフィールなどの最低限の項目を書いたあとは、自身の結婚観や結婚後の生活に関する意気込み、取り組みなどを記載します。
ただし、「もう40歳を過ぎたので絶対子どもがほしいです」などの一方的な意見では出産後の子育てや家庭生活への展望が見えないため、候補外とされる可能性が高いです。
「家事や育児は協力し合って、相談しながら進めていきます」「育児を任せっきりにせず、自分も子育てを楽しみます」など、アクティブに動けることをPRすると、お相手の好感度もアップします。
印象的な自己PRの例文
次に、自己PRの例文をアピール内容部分に分けて紹介します。具体的な書き方を参考にして、お相手に良い印象を与えるための文章を作成しましょう。
アクティブな性格をアピールする例文
「休日はサッカー観戦に行ったり、好きなアーティストのコンサートに行ったりします。グルメ好きで、人から美味しいお店を聞くと、必ず食べに行きます。一緒に色々なことに挑戦してくれる方と出会えたら嬉しいです。」
優しさと暖かさをアピールする例文
「今、ひとり暮らしのパートナーである犬のポチと生活しています。無邪気な姿を見て、毎日癒されています。僕は動物全般大好きなので、動物好きな方が居ましたら、ぜひたくさんお話したいです。」
真面目さや誠実さをアピールする例文
「仕事一直線で生きてきてしまい、いつの間にかこの年になっていました。自分の男としての基盤を作り上げた今、大切な人と共に幸せな家庭を築いていきたいと思うようになりました。」
豊富な趣味についてアピールする例文
「平日はインドア派ですが、休日は飼い犬とドライブをして少し遠くの公園まで散歩に行きます。自宅でも大きな画面で映画を見るのが趣味で、自炊も大好きです。同じ趣味の方に出会えたらと思います。」
特技が活かせることをアピールする例文
「東京都内で保育士をしています。元気な子どもたちと関わるなかで、家庭生活や育児をしてみたいと思い婚活をはじめました。同じ考えの女性と出会いたいです。よろしくお願いします。」
掃除や炊事が得意なことをアピールする例文
「一人暮らしをしているので、掃除や洗濯は毎日しています。炊事もおつまみ系からしっかり食べるメニューまで幅広く作っています。楽しく素敵な家庭を築けたらと思います。」
婚活自己PR文のNG例文
婚活では相手と直接会えないぶん、自己PRが決め手になります。特に一方通行のアピールや相手のことを考えていない文章は避けたいところ。実際のNG例をみていきましょう。
寂しさを紛らわせる目的のNG例
「最近周りが結婚したり子どもが産まれたりして、寂しくなったので婚活をしてみました。僕と同じく寂しい思いをしている女性はいませんか?話しかけてきてください。」
家事や育児への参加が感じられないNG例
「とにかく仕事一筋で頑張っています。疲れて寝てしまうので家のことはあまりやれていませんが、こんな自分でも付き合ってくれる方を募集しています。」
一方的で上から目線のNG例
「50歳男性です。この歳になって、自分の子どもが絶対にほしいと思うようになりました。子どもを産んでくれる女性を探しています。よろしくお願いします。」
なお下に挙げたNGワードを使用しないように気を付けましょう。
- ネガティブな言葉
- 「こういう人が好き、嫌い」などの限定的な言葉
- 宗教や人種を差別する言葉
結婚への意識を高めて婚活しよう
結婚は男女双方が協力し合って進めていくものですが、自己PRのなかには一方通行なものも少なくありません。自分の長所や特技をピックアップし、それをどのように結婚生活に活かせるのかを考えると、オリジナリティのあるPR文ができあがるのではないでしょうか。
「相手にこうしてほしい」だけではお相手の心を掴むことはできませんが、相手の立場に立った文章は必ず心を打ちます。冒頭の挨拶など、礼儀も踏まえたうえでぜひ自分だけの自己PRを考えてみてください。
監修者情報
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/