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再婚の適齢期
再婚に対するイメージは年代によって異なるように、再婚の適齢期は存在するのでしょうか?
再婚後のライフプランによって適齢期を必要としないときもあります。
では、実際に再婚している人は、どのような世代なのでしょう。
また再婚を求めている人はどのくらいいるのかを調べてみました。
再婚する人の割合
厚生労働省は婚姻組数の推移をデータ化しています。
昭和50年(1975年)と平成27年(2005年)を比べてみました。
昭和50年 平成27年 |
夫が再婚・妻が初婚 49,063組 (5.2%) 66,193 (9.3%) |
夫が初婚・妻が再婚 33,443組 (3.6%) 50,578 (7.1%) |
夫婦ともに再婚 36,740組 (3.9%) 63,996 (9.0%) |
夫婦ともに初婚 822,383組 (87.3%) 533,498 (74.7%) |
このデータから初婚率は低下していますが、夫婦どちらかが再婚・夫婦ともに再婚の組数が上がっています。
再婚を希望する人が多く、再婚をする環境としては優しいといえるでしょう。
平均婚姻年齢の推移を調べたデータで昭和50年と平成12年と平成29年を比べてみました。
昭和50年 平成12年 平成29年 |
初婚 夫 27.0歳 初婚 夫 28.8歳 初婚 夫 31.1歳 |
妻 24.7歳 妻 27.0歳 妻 29.4歳 |
再婚 夫 37.8歳 再婚 夫 40.7歳 再婚 夫 43.3歳 |
妻 33.2歳 妻 37.2歳 妻 40.1歳 |
初婚年齢があがっていることから再婚年齢が自然とあがってきています。
これらのデータから30年間で婚姻年齢が夫婦ともに2~3歳ずつあがってきています。
再婚の年代別メリット・デメリット
再婚をする年齢が上がってきていることから、年代別に見る再婚の条件も変わってきています。
では再婚に関して年代別には、どういった特徴があるでしょうか。
20代再婚の場合
20代では自分の周りで結婚していない人も多く出会いのチャンスが多くあります。
また妊娠や出産の選択ができる年代です。
新たなスタートを始めやすいことがメリット。
再婚相手が20代の場合、経済的に安定していない可能性があります。
また離婚経験者であることで躊躇されるかもしれない点がデメリットと考えられます。
30代再婚の場合
結婚にたいして比較的に前向きで、妊娠や出産にも無理のない年代です。
出会いも多く再婚しやすいことがメリット。
再婚相手に子どもがいる場合、子どもと再婚相手との相性が大きく影響します。
また連れ子と第2子との関係性など複雑な家族構成はデメリットとも考えられます。
40代再婚の場合
これからの結婚生活に妊娠出産を予定するのか、夫婦だけの時間を考えていくのかを選ぶ世代。
妊娠・出産への期待感から開放され、パートナー選びに制限がないことがメリット。
すでに結婚されている人も多く、出会いが少ないことがデメリットです。
50代再婚の場合
再婚相手に子どもがいても成人していたり独立していたりすることが多く、自分自身の将来を考えやすいことがメリット。
他方で自分の生活リズムが決まっており、生活を共にしたときのトラブルが起こりがちな点がデメリットだと考えられます。
再婚にも適齢期やリミットはあるのか?
再婚の適齢期は将来のライフスタイルによって変わってきます。
再婚してからの家庭生活にどのようなプランを立てるのかによってリミットが決まってくると考えられます。
例えば再婚後も妊娠や出産を希望する場合、40代までには再婚しておきたいでしょう。
しかし結婚を目標とせずにパートナーを探したい場合、再婚に適齢期やリミットは必要ないと考えられます。
まずは自分にとっての結婚生活をイメージしてみることが再婚のきっかけになるでしょう。
まとめ
再婚には世代によってさまざまな課題があります。
子どものことや親の介護、自分の生活スタイルなど。いろいろな問題をともに分かち合えるパートナーと出会えたときが、自分の再婚適齢期ではないでしょうか。
再婚だからこそ分かち合う大切さや、ともに過ごす温かさを大切にできるはず。
しかし再婚の平均年齢や、メリット・デメリットも各々の状況によって異なります。
自分が「どんな再婚をしてどういう生活を送りたいのか」を考えておくとよいですね。