海外セレブの婚前契約
皆さんは「婚前契約」という言葉を聞いたことがありますか?海外では「プレナップ(プリナップ)」と呼ばれ、結婚生活のルールや離婚のときの条件などを入籍する前に交わしておく契約のことを言います。
海外セレブのなかではプレナップが常識とされ、過去2度の離婚経験をもつトム・クルーズは、3度目の結婚のときに「11年以上 結婚生活が続いた場合のみ、財産の半分を配偶者に分配する」といった婚前契約を交わしています。
当時の奥さんがケイティ・ホームズ。結局、5年後に離婚し、婚前契約に従って財産の分配は無く、娘の養育費をトムが支払うことで離婚が成立したそうです。ケイティが貰った慰謝料は結婚生活1年につき約300万ドル。5年ですから1500万ドルです。日本円だと約13億円。財産の半分だと、一体どれくらいなのさ・・・。
参考:プロポーズゼクシィ:ルールを決めて、幸せな結婚生活を!婚前契約書でトラブルが軽減できるかも?
日本でも浸透しつつある婚前契約
アメリカでは20%、フランスでは25%のカップルが婚前契約を交わしているそうです。世界的に見ても、まだまだ主流とは言えない婚前契約ですが、国内でも「神田うの」や「遠野なぎこ」が婚前契約を結んだことで一時話題となりました。婚前契約は財産分与や親権に関することなど、「離婚に役立つ契約書」みたいなイメージが先行しがちですが、実は結婚生活に関する約束事を結ぶためでもあります。
神田うのは婚前契約で「一週間に一度以上、愛していると言うこと」といった約束事を結んでいましたね。つまり婚前契約には、結婚生活を上手く長続きさせるためのルールブックのような役割もあるわけです。愛情表現や家事の役割分担など、次第にルールが曖昧になりそうな問題は、あらかじめ婚前契約を結んでおくとよいでしょう。
<婚前契約のメリット>
- 互いの希望を知ることで価値観を共有できる
- 子育てや親族関係など話し合って取り決めできる
- 財産や権利のトラブルを防げる
婚前契約は夫婦円満のルールブック
婚前契約、プレナップは特に決まった形式がありません。ただし、法的な効力を持たせたい場合には契約書として残す必要があります。素人が作成すると何かとトラブルの原因となるので、専門家に相談したほうが無難ですね。
ふなっしー大好き大渕弁護士が出版した「婚前契約書」にも書いてあるように、「幸せな結婚生活を送るため」にはプレナップを取り入れる価値がありそうです。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
何かと不満やストレスを抱える機会も多い結婚生活。小さなすれ違いが離婚の原因になることもあります。夫婦円満を長続きさせるためのルールブック代わりに、婚前契約は魅力的な方法と言えるかもしれませんね。
参考:NPO法人 国際結婚協会
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