※この記事は2021年11月19日に更新されています。
あなたは結婚を見据えて妥協したくない条件をもっているだろうか。絶対に相手の容姿にこだわりたいという人も多いかもしれない。しかし結婚を考えるのであれば、容姿よりも妥協を許してはいけないポイントがある。
そこで今回は結婚で後悔しないために容姿よりも妥協してはいけない点について詳しく解説していく。なかなか結婚にたどり着けないという男女は、ぜひ参考にしてほしい。
目次
独身男女の7割は恋人がいない
リクルートが運営する婚活情報サイト「ゼクシィ縁結び」は、コラムに特化した情報サイト『ホンネスト』をオープン。恋愛・婚活中の独身者に男女関係の本音をコラムで紹介し、前向きな気持ちでパートナー探しに取り組めるよう後押しするコンセプトだ。
ホンネストがサービスを立ち上げた背景には昨今の恋愛事情が大きく関係しているという。恋愛・結婚調査2019(リクルートブライダル総研調べ)によると、恋人がいないと答えた人の割合は67.9%。「恋人が欲しいですか?」という質問には男性は53.9%、女性は59.7%が「恋人が欲しい」と回答する結果になった。
さらに恋人がいない理由について、以下の回答が挙げられた。
- 出会いがないから(♂48.3%:♀60.5%)
- 異性に対する魅力に自信がないから(♂37.1%:♀26.2%)
- コミュニケーション力に問題があるから(♂33.0%:♀22.1%)
- どのように声をかけてよいのかわからないから(♂31.9%:♀20.4%)
- 異性との出会いの場所がわからないから(♂30.7%:♀42.6%)
上記の悩みに立ち向かうべくスタートしたホンネストは、恋愛に関する記事や婚活に取り組む独身者に向けたコラムを配信。男女の本音を教えることで、出会いに対し前向きになってもらいたいという願いが込められた。
※なお2021年現在ホンネストはサービス終了している。
交際相手を減点方式で評価しない
男女の出会いは恋愛ありきだが、なかには初めから結婚を意識して出会いを求める人もいるだろう。つまり婚活である。結婚相手に求める条件は人それぞれであるため、出会いにも敏感になり無意識のうちに“品定め”をしてしまう。シビアになるあまり、他人を“採点”しがちになってしまう。加点ならまだしも、減点することのほうが多い。
性格は満点だけど収入が2点・・・とか、ルックスはOKだけど性格が1点・・・などと考えながら、異性に接したことはないだろうか。おそらく一度や二度は経験があると思う。しかし減点方式は、思いもよらない壁を作ってしまう。出会いを繰り返して減点するたびに、目が肥えてしまい求める理想が高くなっていくのだ。本当は相性が良いかもしれないのに、プラスよりもマイナス面ばかりに意識が向くようになる。
誰にでも一つや二つの欠点はあるもの。婚活で出会いを大切にする秘訣は、マイナス面もプラス面も同じ目線で平等に評価すること。減点方式をやめてプラス面にも目を向ければ、フィーリングや相性といった人間関係を築くうえで欠かせない価値観に気づくことができる。減点だけで品定めをして決めつけてしまうのは、出会いのチャンスを自ら捨てているのと同じことではないだろうか。
結婚で後悔しないために妥協してはいけない点
結婚で後悔しないために妥協してはいけない点をいくつかご紹介しよう。
金銭感覚
結婚すると夫婦で生計を共にすることになる。収入も大切だが、重視しなくてはいけないのが金銭感覚だ。どれほど収入の多い相手でも、浪費癖があっては安定した生活を送るのは難しいだろう。
自分の金銭感覚と相手の金銭感覚が共感できれば、金銭面でのストレスは最小限に抑えられる。金銭感覚のズレにより離婚に至るケースも多いため、妥協しないようにしたい。
価値観
価値観に妥協を許してしまうと、長く一緒にいることは難しくなる。価値観のズレにより夫婦仲が悪くなってしまうことは、容易に想像できるだろう。
好きなものが同じよりも、嫌いなもの・苦手なものが同じほうが相性は良い。自分の嫌いなことをされるとストレスが溜まるからだ。お互いに価値観が合えばストレスフリーな結婚生活を満喫できる。
モラルやマナーがある
社会人として当たり前のモラルやマナーを損なっている人は避けるべきだろう。もしくは早い段階で改善してもらわなくてはいけない。
例えば結婚してから浮気をしないというのは大切な価値観の一つだ。特に結婚後の浮気により、あなたが傷つくだけでなく子どもや親族も傷を負うことになる。結婚前から浮気癖のある相手はどんなにタイプであっても、早期に諦めたほうがよいだろう。
結婚相手の容姿を妥協していい?
結婚相手に対して妥協してよいポイントは、ずばり容姿だ。容姿よりも、先ほど挙げた金銭感覚や価値観、モラル・マナーなどがよほど大切なポイントだからだ。
結婚するときに結局大切なのは、相性だ。容姿を最優先にして妥協すべきでないところをおざなりにしてしまえば、結婚生活は長く続かない。そして最初こそイケメンにときめくかもしれないが、いずれ容姿を見慣れてきてしまう。
また容姿に妥協することで、本当の望みが見えてくる。例えば自分を大切にしてくれることが本当の望みである場合、いつまでも容姿にこだわっていては叶わない。そして容姿のよい人ほど競争率が高いため、いつまでも結婚が出来なくなってしまう。容姿を妥協して、本当に自分に合った人を見つけよう。
一つ一つの出会いを大切に
上記の解説を見て、結婚相手に妥協を一切したくないと感じる方が多いかもしれない。しかし「妥協する」という言葉だけで、解釈しないでもらいたい。
結婚相手を多面的にみる
例えば結婚相談所のお見合いは、年収や職業、ルックス、学歴といった基本的なプロフィールよりも、フィーリング・価値観などの相性を重視する傾向にある。つまりプロフィールだけでは知り得ない本質をしっかりと確かめることが、重要なポイントとなるのだ。
本質を確かめることを第一段階とするならば、職業・収入などの経済面や結婚生活・出産・育児などに関する結婚観の確認が第二段階となる。金銭感覚・価値観・モラルやマナーの有無をしっかりと確認して欠点が見つかるようであれば、残念だが次の出会いに期待すべきだ。
結婚条件の優先順位と総合評価
一つ一つの出会いを大切にしながら、異性のプラス要素もマイナス要素も平等に評価する。つまり妥協ではなく、結婚条件に優先順位をつけた上で総合的に評価するのだ。将来的な関係が築けるかを相性・フィーリングから見極めて、収入・価値観など結婚生活を送るうえで必要な条件も照らし合わせて総合的に判断する。
合コンやお見合い、婚活パーティーなどの出会いの場において、同じ方法が有効だろう。一つの出会いが一つのチャンスであり、些細なきっかけにより恋愛・結婚に結びつくことも少なくない。
一つひとつの出会いを大切にするか、お粗末にするかは自分次第だ。容姿がよい異性としか話さない人や年収の高い異性としか相手をしない人は、結局のところ結婚にはあまり向いていないのかもしれない。
異性との出会いを大切にしながら総合的に判断しよう
結婚で後悔しないためには、金銭感覚・価値観・モラルやマナーなどを妥協してはならない。ただし一つ一つの出会いを大切にしながら、幸せな生活を送るために相性の良い相手を総合的に判断する必要がある。
なお相手の容姿をある程度妥協したほうが、良い出会いが巡ってくるかもしれない。あなたが良いご縁に巡り合えることを心より願っている。
監修者情報
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/