「自分に刺激を与えてくれる、あるいは刺激を与えあえる人がいい」
オーバー30の女性たちに「結婚したい男性のタイプ」を聞いたところ、こんな答えをもらったことがあります。
tunedin - Fotolia.com
はたして「刺激」とはなんでしょうか。出会ったころのドキドキ感や、相手の知識や経験が自分より豊富なこと、または相手がサプライズ上手なことを「刺激」とするなら、刺激とは「異物」にほかなりません。
自分のなかにはない「異物」だからこそ、心を揺りうごかされたり、たかぶったりするのです。
■結婚に必要なのは価値観の共有
結婚という日常生活を送るなかで、必要かつ重要視しなければならない条件は、相手と価値観を共有できるかということです。なにかトラブルが起きたときに、話しあいができる環境をつくっておこうという約束も、これに含まれます。
ところが、刺激という「異物」を有する相手とは価値観が一致しないこともあるため、話しあいができる環境すらつくれない可能性があるのです。
これは、わたしが受けている恋愛相談のなかで、特に女性から多くよせられるお悩みのひとつでもあります。メールでいただいた相談内容を読んでいるだけで「価値観が合っていない」という印象を受けます。意見をすりあわせようとすると、ケンカに発展してしまうこともあるようです。
そこでわたしはまず、いい方を変えてみるようお伝えしています。男性と女性では、同じ言葉でも受けとり方がことなるケースが多々あるからです。男性に寄りそうようないい方に変えて相手の反応を見てもらうのですが、うまくいかないケースがほとんどです。
「異物」を有する相手とは、物ごとに対する考え方が根本からあっていないことが多いからでしょう。結婚相手に刺激を求めているかぎり、悩みは解決されることはないということです。
くりかえしますが、生活に刺激という「異物」は不要です。結婚すれば、刺激はいやでも夫婦の外部からもたらされるものだからです。
■日ごろから価値観のすりあわせをしておく
当たり前のことですが、結婚はふたりのためだけのものではありません。結婚すれば互いの両親や親戚付きあい、子どもができれば子どもにまつわるトラブルなど、あらゆる刺激という「異物」に取りかこまれます。
トラブルが起きたときに必要なのは、夫婦間で刺激を与えあうことではありません。価値観の共有こそが、もっとも必要なのです。
私ごとで恐縮ですが、先日、母親が突然入院しました。わたしは取材が何件も入っていて、入院当日にどうしてもお見舞いに行く時間をつくることができませんでした。そのことを夫に伝えると、わたしの代わりに時間を調整して病院へ行ってくれたのです。
これは、普段から「相手の親を自分の親と同様に大切にする」という価値観のすりあわせをしていたからです。
価値観が共有できる相手からは、あまり刺激は受けられません。「自分も同じ考えだ」あるいは「相手の意見に賛同できる」と思えるからです。その分、価値観が共有できる相手とは強固な信頼関係を築くことができ、それがほかの相手からは得られない安心感につながります。
相手に刺激を求める、または与えあいたいと考えているオーバー30の女性のみなさんには、ぜひ、「刺激が少ない男性のほうが結婚相手に向いている」という現実を心にとめたうえで、お相手探しをしていただきたいです。
(内埜さくら)
【関連記事】
日常のなかで運命の人との“出会いの感度”を上げる、魔法の言葉
通勤電車を出会いの場に 相手に自分を印象づける方法
待たず、見過ごさず… 運命の出会いを引き寄せる「3つのM」
私の運命の人はどこにいるの…? ご縁をたぐり寄せるための開運術
なつかしい『りぼん』の胸キュン漫画4つ
【記事提供元】
Woman.excite
自分らしく「オンナ」を楽しむ!仕事もプライベートも充実させたい欲張り女子のための情報サイト。
【HP】http://woman.excite.co.jp/
【twitter】https://twitter.com/WomanExcite
【Facebook】https://www.facebook.com/womanexcite