奇跡のシンフォニー
2008年日本公開 アメリカ映画
監督 カーステン・シェリダン
出演 フレディ・ハイモア、ロビン・ウィリアムズ
11年と16日。孤児院で育った主人公のエヴァン。11歳になったエヴァンは両親を探すため孤児院を一人で抜け出す。親の顔は知らない。生きているのか、どこにいるのかも分からない。
それでも彼は信じていた。世界のどこかでパパとママが僕の帰りを待っていると。エヴァンには人並み外れた音楽センスがあり、「音」を頼りに親探しの旅が始まります。なぜなら、音楽は家族の絆だから。
音を頼りに旅立つエヴァンを待ち受けるのは様々なトラブル。いろんな人たちとの出会いによって積み重ねた小さな偶然が、やがて一つの奇跡を起こします。日常に溢れる小さな奇跡の大切さを実感させられる作品です。
キッド
2000年日本公開 アメリカ映画
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ブルース・ウィルス、スペンサー・ブレスリン
主人公のラスは、誰もがうらやむ人生を歩んでいながら、心のなかはいつも疲れていた。子ども時代に受けた心の傷が、大人になった今でも癒えることはなかった。ある日、一人の少年がラスの目の前に現れる。それは、過去の自分だった。忘れていた昔の自分の姿。いや、忘れようと記憶の奥に閉じ込めていた冴えない過去の自分。
その日から、現在の自分と過去の自分(少年)との不思議な共同生活が始まります。幼いころに受けた影響が人生を180度変えてしまい、あれから40年が過ぎようとしている今、その歯車が音を立てて逆回転していく。タイムスリップしたわけではなく、それは目の前で起きている現実。そして、過去の自分と暮らすラスは大切なことに気づく。
ラストに待ち受ける奇跡が、疲れた心をそっと癒してくれる映画です。
幸せへのキセキ
2011年 アメリカ映画
監督 キャメロン・クロウ
出演 マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン
半年前、愛する妻を失った主人公のベンジャミンは会社を辞め、14歳の息子と7歳の娘を連れて郊外に引っ越す。しかし、転居先には思いもよらない問題が。それは、家の真横に動物園があるということ。
動物園は閉鎖されているものの、敷地内には動物たちが暮らしている。失いかけた家族の絆を取り戻すため、ベンジャミンは動物園の再開を決意する。
資金不足や飼育員とのトラブルなど悪戦苦闘の毎日。二人の子供に支えられ奮闘する不器用な父親は、果たして動物園を復活させることができるのか。
奇跡のリンゴ
2013年日本公開 日本映画
監督 中村義洋
出演 阿部サダヲ、菅野美穂
日本最大のリンゴ畑が広がる青森県中津軽郡。阿部サダヲが演じる主人公の木村秋則は、幼い頃から大人になるまで車やバイク、エレキギターといった機械いじりに時間を費やす日々。機械やテクノロジーへの興味は人一倍だったがリンゴへの関心はなかった。
しかし彼は、のちに「奇跡のリンゴ」を誕生させる。
絶対に不可能と言われた「リンゴの無農薬栽培」に人生を捧げる男と、その家族の実話をもとにした映画。希望と挫折が詰まった人生の教科書のようです。
一つのことに全てを賭けた人間の葛藤と苦悩がリアルに描写された希望の物語。