おまじないとは?
小学生の頃、恋のおまじないをしたことはありませんか?
・ケシゴムに好きな男の子の名前を書いて使い切る
・シャープの芯がなくなるまで相手の名前を書き続ける
・本の間に好きな子の名前を書いた赤いしおりを挟んでおく
すごく可愛いおまじない。だけども、見方を変えると少し怖いような気もしますよね。大人であれば、「恋をしている相手の写真を枕の下に入れて寝る」などのおまじないをしている方もいるのではないでしょうか。純粋な気持ちの奥には「ライバルを蹴落として相手を自分のものにしたい」という願望がまったくないわけではないでしょう。可愛いだけでは済まされない秘めたパワーがありそうです。
では、“おまじない”って、何なのでしょう?
おまじない…それは『呪い』と同等
おまじないを漢字で書くと「御呪い」です。いくら恋愛成就のための祈願であっても、それは「呪い」という要素もあるんです。
恋愛成就を成し遂げるためには、ライバルを阻止するための力が必要不可欠ですよね。いくら、自分がピュアな気持ちで祈願していても泣く人間も生まれます。ですので、おまじないも呪いと同じ…という研究家が多いのです。
昔、大ブームとなった『エコエコアザラク』という漫画があります。映画版も出るほど流行した作品ですので、「主人公が黒魔術師」というのをご存知の方も多いのではないでしょうか。エコエコアザラクが発表されたことで、日本でも「黒魔術」という言葉が浸透しました。しかし、「黒魔術」ではあまりにも表現が悪い…ということで、恋の魔術などを「白魔術」と例える方もいます。
人に危害を与えるのが黒魔術
自分を幸せにするのが白魔術
でも、これって矛盾していますよね。誰かの犠牲の上で自分が幸せになっているということを美しい言葉で誤魔化そうとしているんです。そのことを踏まえて、周囲に感謝できる人間になりたいものです。
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