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イタリアでも、インターネット上の恋愛相談掲示板はとても人気があります。
「好きな人の曖昧な態度に振り回されていて疲れている。どうしたらいいのか」というお悩み相談は、いろんな年代の女性から頻繁に投稿されており、先の見えない恋愛にやきもきするのは日本でもイタリアでも共通している様子です。
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日本のように「告白して初めて、おつき合いがスタート」という習慣がないここイタリア。
それだけに、イタリアの人々は「相手が自分をどう思っているか」感じとるアンテナを必死に立てているようにも見えます。
ここでは、そんな彼らから学んだ「先へ進むためのポイント」をご紹介します。
1.次の予定を聞いてくるかどうか
フランスで働く男性とインターネットで知り合った知人女性がいます。
共通の趣味を持っているので、知り合った当初はその話題で盛り上がりました。
2か月ほどしてから実際に会い、好感触を感じた彼女でした。
だいたい月1回のペースでデートしていたそうですが、6か月目あたりからイマイチ先へ進んでいないように感じ始めました。
「好きだよ、とか言ってくるわりには行動がとぼしくてね。デートも彼の家か私の家で過ごしてばっかりだったし」とグチる彼女。
もう先はないな…と見切ったきっかけは、次の予定を聞いてこなくなったときからだそう。
「遠距離だからいつも会えるわけじゃない。だから最初のうちはデートの日にちをかなり早くから打ち合わせしてたのに、だんだんそれがなくなってきてね。大切にされてないと感じて、サヨナラすることにしたの」と語っていました。
2.仕事の言い訳が本当かどうか
貿易の仕事をしている彼とおつき合いを始めて、10年以上経つ知人女性がいます。
仕事柄ヨーロッパを飛び回っている彼とデートの予定を立てるのは本当に大変だった…と当時を振り返る彼女。
しかも、デートの間の話は彼の仕事の話ばかりでした。
知り合って半年ほどしてから彼とデートどころか連絡も滞り始め、彼女に不安が生まれました。
「ろくに会えない、声もきけない。私って単に都合のいい女? 私たちってどういう関係なの?」と思い始めたときは体調をくずすほどがっかりしました。
しかしやっと電話がつながったとき、発作的に「次の休みにそっちに行くから!」と宣言して実際に会いに行ったそう。
久しぶりに見た彼の姿は、激務からくるストレスでかなりやつれており、その姿を見た瞬間、不満が吹き飛んだそうです。
手がけたプロジェクトが終わり、ようやくイタリアへ戻ってきた彼を、彼女はじっくりケアしました。
「仕事=言い訳じゃなかった。かまってくれなくて寂しい、と文句を言うつもりの私は、単なるお子様」と、彼女は時々反省の種にしています。
3.自分で言ったことを覚えているかどうか
人気アーティストのライブで知り合った男性と、デートを重ねていた知人がいます。
そのわりには彼の気持ちがイマイチつかめない、他の女がいるのかしら…とバーで嘆くのを、他の友人と共になぐさめていました。
その1か月後は、彼の誕生日。
1週間ほど前に「一緒に過ごしたいから、その日は空けておいて」と彼女に電話があったのですが、2日前になっても細かい連絡がない状態でした。
どうしたらいいのか電話しても、留守電になってばかりだったそうです。
結局、当日になっても彼から連絡は来ず、2日後にようやく「友達がサプライズパーティーを開いてくれて、そっちに行ってた。君はどうしてた? 今夜会いたいな」というメールが。このとき、彼女はふっ切れました。
「人の気持ちも知らないで、ぬけぬけとこういうセリフを吐けるダメンズに時間を費やした自分が心底情けない」と心機一転。
その後彼とは連絡を断ち、新しい出会いを見つけて幸せにしています。
不安な気持ちのときは、その中にどっぷり漬かってしまうだけに、周りが見えなくなりがちです。
そこから脱するためには、望む結果にしろ、そうでない結果にしろ、勇気を出して先に行くことが必要。
迷った時は、あなたの背中を押すための3つのチェックポイントを、活用してみてくださいね!
(金丸 標)
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