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2015年1月~3月に月9で放送された「デート~恋とはどんなものかしら~」。
当サイトでも毎週レビューをお届けしました。
リケジョで堅物の国家公務員・藪下依子(杏)と、ニートで自称高等遊民の谷口巧(長谷川博己)が恋愛なしの婚活に挑んだこのドラマ。
依子の突拍子もない行動や本や映画をこよなく愛し二次元に生きる巧のすれ違いは、沢山の笑いと涙を誘いました。
そんなデートのスペシャルドラマが2015年9月28日月曜日にオンエアされました!
連ドラのテイストそのままに、ファンや婚活中の皆さんを裏切らない素晴らしいストーリーがSNSや掲示板では大好評。
杏のコメディアンヌっぷり、長谷川博己の多彩な演技力をはじめ、出演者のみなさんを讃える声が続出しているようです。
それでは、早速レポートをお届けしたいと思います!
■恋愛感情を排除した結婚はうまくいくのか!?
連ドラ最終回であれほどまでに恋愛感情をさらけ出したのにも関わらず、依子と巧の関係は相変わらずドライ。
お互い「恋愛感情を排除した有意義な共同生活」を送るパートナーと公言してはばかりません。
「数値や規則を大事にする」依子と「感情に重きを置く」巧は、一見全く違っているようで似た者同士。
強情すぎる頑固さは今回も健在です。
さて、依子と巧は35回目のデートにて、ついに「結婚契約書」を完成させます。
でも巧が「またプロポーズしないといけませんね」と言ったところをみると、お互い少しずつ心を通わせている様子もうかがえますね。
■浮気の定義って・・・?
ふたりの結婚契約書には「浮気をしたときどうするか」についての項目がありません。
それを指摘された依子は、周囲の人たちに「浮気の定義」について聞いて周ります。
「手を恋人握りしたら浮気」「夜23時以降相手の家にいたら浮気」など次々と項目を付け足していく依子ですが、巧が「じゃあ心の浮気は?」と疑問をぶつけます。
「心は見えないもの。重要視するものじゃない」とする依子に対し「僕たちには関係ないですよね。恋愛感情を排除した共同生活をするんですもんね」と巧も同意をするのですが・・・。
これが、今回のテーマになっていきます。
浮気については、長年の付き合いのカップルであってもなかなか話し合いにくいテーマですよね。
恋愛ドラマや映画を見ながら、お相手の価値観を探っていくのもおすすめですよ。
■半同棲開始!一日おきに巧が依子の部屋で寝泊りすることに!
お互いの有意義な共同生活のため、巧と依子は依子の官舎で「半同棲生活」を行うことに・・・!
依子の帰宅を待ち構えていた巧は、なんと白い割烹着姿。
「お風呂、39度に沸かしておきましたよ」など依子のこだわりにとことん付き合ってあげている姿には苦労がにじみ出ていて爆笑させられました!
でも慣れない生活に疲れきった巧は、ある日依子の部屋で寝過ごしてしまって依子を怒らせてしまいます。
そして結局、巧と依子は大喧嘩をしてしまうのでした・・・。
■謎の美人が巧に抱きついているのを依子が目撃!
さて、大喧嘩をする少し前のこと。
巧と依子は、依子の母親の墓参りに行きます。
一人で飲み物を買っていた巧は、見知らぬ美人女性がベンチで倒れているのを見つけて自分のペットボトルの水を差し出します。
女性は巧にお礼をいうと、なんと巧にしなだれかかりました。
依子が見ているのに気づき、巧はあたふたと言い訳をします。
あとでわかるのですが、このワケアリそうな女性は、亡き夫の墓参りに来ていたのだとか。
巧がその亡き夫にあまりにも似ていたので仰天して倒れてしまったとのこと。
依子も巧もそのことはまだ知りませんので、巧は美人の女性をニヤニヤと見つめ、依子はそんな巧を睨みモヤモヤするのでした・・・。
危機感を覚えた依子は、またもや突飛な行動に出ます。
就寝した巧をその気にさせようと、なんとカトちゃんの「ちょっとだけよ」でお馴染みの「タブー」に乗せて、こともあろうにピンクのライトの中でストリップのようなダンスを始めたのです!
婚活世代はきっとストライクだったのではないでしょうか?
この場面は見ていてお腹がよじれてしまうほど笑ってしまいました。
杏さんのコメディエンヌっぷりが存分に発揮された名シーンですね!
■喧嘩を目下後悔中の巧。そこに先日の女性があらわれて・・・
依子と巧の喧嘩は、大抵ワンパターン。
感情的になりやすい巧が、きつい言葉をぶつけて依子を傷つけてしまうのです・・・。
今回は「ここ(依子の部屋)はまるで監獄だよ! 奴隷になった気分だ!」「君に有意義な共同生活なんてムリだよ!」と、これから結婚を考えているカップルにとっては致命的な言葉をぶつけてしまいます。
この言葉は見ていてぎょっとしてしまいました!
さすがに言いすぎです!
婚活中のみなさん、これからお相手と距離を縮めていく中で「価値観の違い」に遭遇することが多々あるかと思います。
でもけして感情的にならず、妥協点を探っていきましょう。
さて、話はデートに戻ります。
巧は暴言の後すぐに大後悔をはじめるのですが(当然です!)、そこに先日の女性が電話をかけてきたことから(ストーリー的には)歯車が少しずつズレはじめます。
女性は亡き夫のお母さんと同居しているのですが、今度ご縁があって、温泉旅館の支配人と再婚をすることになったのだそうです。
でも女性が気がかりだったのは亡き夫のお母さんのこと。
女性は巧に「お母さんに会いに家に来てほしい」とお願いし、巧も事情を理解して時折おじゃますることにしたのでした。
でもそんな事情は巧と女性のふたりしか知りません。
ふたりが仲良さそうに歩いているのを偶然見かけた鷲尾は激高。
依子の父と依子にすぐさま連絡をして、「浮気の現場」を取り押さえることにするのです。
■ゴルゴになりきった依子が罠をしかける!
とあるバーにて。
トレンチコートに真っ黒いサングラスをかけた依子は、とある男と落ち合います。
国家公務員の人脈を駆使して、公安にいる日下部なる男に「ホシを落とす方法」を聞くことにしたのです。
この日下部なる男は、この場面でしか出なかったのにも関わらず、SNSで話題沸騰!
依子と同じく黒いサングラスをキザっぽく外したその人は、なんとえなりかずきさんだったのです。
サディスティックでニヒルなこのシーンにえなりさんの人懐っこい顔が現れただけなのですが、そのギャップに爆笑してしまった人は数知れないようです!
依子はあの手この手で巧を揺さぶります。
なかなか自供をしない巧に業を煮やした依子は、ついに行動に出ることにしました。
巧を修善寺へと温泉旅行に誘い、ドタキャン。巧に「誰かと行って下さい」と告げるのです。
これで巧が例の女性を誘えば「完オチ」です。
・・・でも、依子は巧のことを信じていたいんです。
巧への気持ちが大きすぎるばかりに、人を試すような行動に出てしまったのですね。
現実世界でも、恋人や婚活相手を「試して」みたくなることってありますよね。
でもそれは「相手を信用していない」という気持ちのあらわれ。
相手にとってはショックな出来事なんじゃないかと思います。
不安に思ったことは、なんでも素直に聞いたほうがいいですよね。
■巧はきままな一人旅!? でもちゃっかり宗太郎が尾行してます
一人で修善寺駅に降り立った巧ですが、なんと例の美人と合流して温泉宿に入ってしまいます。
これには依子から命じられて尾行をしていた宗太郎もびっくり。
宗太郎から報告を受けた依子は、一人静かに包丁を研ぎ、巧のもとへ向かうのです・・・。
温泉宿にて巧と女性を見つけた依子は、なんと包丁を取り出し大激怒!
鷲尾が冷静に包丁をうばってことなきを得ましたが、そのかわり箒で巧を追い掛け回します。
温泉宿の中を駆け回る巧と依子は、まるでトムとジェリーの大喧嘩のよう。
巧と依子は男性大浴場に入り込みます。
必死の形相で許しを請う巧、殺し屋の顔つきの依子、何事かと騒然とする温泉客・・・。
なかなかシュールな光景です。
さて、とうとう依子が巧を成敗しようとしたのですが、ここでもまさかの展開。
依子はセッケンで足を滑らせて頭をぶつけ、失神してしまいます。
依子は結局、うつぶせのまま温泉にぽっかりと浮いてしまったのでした・・・。
■女性は温泉宿の若女将だった!
実はこの旅館は、女性の嫁ぎ先だったのです。
そんな事情を全て理解した依子は、無礼の数々を女性にわびるのでした。
その後、巧と依子はだまされて、森の中でふたりっきりになってしまいます。
なんでも歩く先に秘湯があるとのことだったのですが、どれだけ進めど雑草や木々だらけ。
とうとう当たりは暗くなり「遭難」してしまったふたりは山小屋を見つけます。
巧と依子はランプの下で互いの非を詫びました。
巧は「やましいことはなにもなかったんだよ。あなたの作った規則を破ったわけじゃないんだよ。余計な心配をさせるかと思ったから、あなたにはなにも言わなかったんだ」とのこと。
何も言い返せない依子は押し黙ってしまいます。
その後「でも、心は? 少しはいいなと思いましたか? 好意を持ちましたか?」とぽつりとつぶやいた依子に、巧は「ちょっと・・・いや、だいぶいいなと思いました。好意を持ちました」と正直すぎる気持ちを話してしまいます。
巧が全てを話してしまったのはわけがあります。
ふたりは「心に関する規則は作っていなかったから」です。
つまり巧と依子、ふたりの関係は「心を排除した関係」という取り決めだったのですね。
依子は「つまり、私のことは嫌いになったというわけですね」とスネてしまい、巧は慌てて弁解します。
いわく「心の真ん中にいるのはいつも君だよ」と。
でも依子は「心がほしいです。真ん中だけでは嫌です。隅々まで全部ほしいです」と、見ているこっちが赤面してしまうような告白をします・・・!
それに対して巧は月のない夜空を見上げて「月がきれいですね」と答えます。
夏目漱石が「I LOVE YOU」をこう訳したことはとても有名ですが、巧はその言葉に思いをこめて、「月がとってもきれいです」と告げるのでした・・・!
実はここ修善寺温泉は漱石ゆかりの地。
そして現実世界では、放送当日は「スーパームーン」の日でした。
脚本家の古沢良太さんは相当のロマンティストなのかもしれません・・・!
■依子の逆プロポーズ!
その後40回目のデートにて、依子が巧に逆プロポーズをします。
依子はなんとマーチングバンドの演奏に乗って、ドリル演技をしたのでした・・・!
そしてなんとなんと、手旗信号で「けっこんしましょう」と伝えたのです。
・・・常人には理解できませんが(・・・)、巧は幸せそうでした!
続編があることを祈っています!
フジテレビオンデマンドでも配信されているようですから、見逃した方はぜひともチェックしてみてくださいね!
↓↓ バックナンバーは下記より ↓↓
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