「男性と比較すると、女性は初対面で今後の縁の有無を即断する傾向がある」
上記は結婚相談所に勤務する知人女性が、なげくようにいっていた言葉です。
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■ピンとくる相手を探す=白馬の王子様探しと同じこと
かしこまったお見合いの場ではなくても、結婚を望む女性が陥りやすいマイナススパイラルではないでしょうか。
かくいう筆者自身も、結婚前に、このマイナススパイラルに陥った経験があります。いま思いかえしてみると「なんと浅はかな…」と自分を嘲笑したくなるものです。
当時は、ピン! と来る相手になかなかめぐりあえず、次に会うかどうかの白黒を初回ではっきりつけていたのです。
それを何度かくりかえして気づきました。そもそも、ピン! と来る相手には、簡単にはめぐりあえないという、シンプルな事実に。そういう相手を探すこと自体が、「白馬の王子様」を待つ幼稚な考え方と大差がなかったのです。
そこで、発想の転換をすることにしたのです。好みのタイプではない相手でも、すぐに縁を切ることはせず、まずは長所を3つ見つけることにしました。
この方法は、会社員時代、嫌いで嫌いでどうしようもなかった上司の長所を3つ発見し、嫌いな気持ちをセーブした体験からヒントを得ました。
■相手が自分の理想に近い男性になる可能性も
先出の知人によれば、女性との接触経験が少ない男性と、それなりに経験を積んだ女性がお見合いするケースも珍しくないそうです。ですが、話が盛りあがらないため、次回につながらずに終わってしまうことが多いとか。
女性との接触経験が少ないということは、女性をリードすることはもちろん、女性がよろこびそうな言葉をかけられないということでもあります。
ですが、はたしてこれを“即縁を切る理由”にしていいのか、というのがわたしの考えです。女性慣れしていないということは、ちがう角度から眺めれば、自分の理想に近い男性になってくれる可能性を秘めているといえるからです。
「そうじゃなくて!」と、強く相手を否定するよりも「こうしてくれたらうれしいな」と、ことあるごとに伝えていけば、フィーリングが合うカップルに成長できることもあるのです。
長所と短所は背中あわせです。つまり、自分が短所だととらえた裏側をのぞいてみることで、相手の長所が見えやすくなります。
この視点を忘れず、とりあえず相手の長所を3つ、見つけるようにしてみてください。2つまでは比較的簡単に見つけられますが、3つ目はなかなかむずかしいものです。
誰に対しても長所を3つ見つける訓練をすると、自分がいかに相手のことを辛口採点していたかにも気づけます。
相手の短所より長所に目が行くようになると、周囲がいい男だらけに見えてくるから不思議です。もちろん、生理的に受けつけないと感じる相手とは、この方法で無理やり縁をつなげる必要はありません。
しかし、出会いがないといいながらも、すぐに縁を切ってしまう人には、一度試していただきたいです。
恋愛面のみならず、仕事で合わない人にもこの方法はオススメです。自分自身が、いまよりもっと生きやすくなるはずですよ。
(内埜さくら)
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