最近の独身男はナイーブ
今や5人に一人の男が独身といわれる時代。2013年の時点で35%の独身率が報告されています。
参考:内閣府男女共同参画局
結婚に踏み切れない、または、結婚から遠のく理由は人それぞれですが、原因の一つとして「収入」が悩みの種となっているようです。「家族を一生養っていくと思うと自信を持てない」、そう考える独身男が少なくないのです。しかし、これは責任感の表れではないでしょうか。無鉄砲に結婚するのは気が引けるという無責任の裏返しです。
「妻を働かせたくない。男が収入を得なければいけない」といった“夫としての在り方”を深く考えている証拠ですね。これは、これまでの日本が築いてきた価値観です。いくら男女平等社会だと言っても、「男が家族を養うべき」という考え方が当たり前のようになっています。では、女性の意見はどうでしょうか。
時代の変化が示す「41.6%」の女性
結婚相談所の大手である楽天オーネットが独身男女6232人を対象に「結婚に関する意識調査」を実施したところ、結婚相手に求める条件として58.4%の女性が年収と答えています。さらに、希望する年収は全国平均で471万円という結果に。
■結婚相手に求める条件を年収と答えた女性・・・58.4%
※熊本県に関しては全体の75%の女性が年収と回答
■希望する年収の全国平均・・・471万円
・450 ~500 万円・・・21.5%
・350~400 万円・・・16.6%
・250~300 万円・・・11.7%
その一方では、残り41.6%の女性は年収以外の条件を重視していることが分かりました。婚活をしている独身女性に話を聞くと、「二人で働いて年収500万円くらいあれば暮らしていける」といった意見もありました。さらに興味深いのが、「結婚相手に収入がなくても大丈夫ですか?」と質問したところ、57.8%の男性が「女性にも収入を得て欲しい」と回答しています。
つまり、二人に一人の独身男性が共働きを希望しているわけですね。
【里子の婚活放浪12】「6割の女性が結婚で重視する点は年収と回答」
もっと視野を広げて婚活にトライするべき!
独身男が結婚に踏み切れない理由は「収入」の問題。そして、家族を養っていくことへの「責任感」というプレッシャー。しかし実際には、「共働きでも構わない」と言っている女性が多いことも事実。
「高収入でなければ結婚できない」と考える独身男性に分かってほしいのは、女性みんなが男に高収入を求めているわけではないということ。夫婦で支え合い、補い合って暮らしていこうと考える女性もいるのです。
「こうであるべきだ!」といった固定概念が邪魔をしてしまい、婚活に前向きになれない独身男性のみなさん、「○○すべき」とか「○○であるべき」とか、そうしたポリシーは婚活を邪魔するだけですよ。
不景気の昨今。確実に定年まで働けると言いきれるでしょうか。もしかしたら、病気を患い休職することもあります。そんなとき、「41.6%の女性」はきっと心強く頼りになるでしょう。高収入でなくても、あなたの価値を分かってくれる女性が世の中にはいます。そういった考えを持っている女性と出会い、知ることが大事。
ネガティブにとらえるよりも、まずは色々な結婚観に触れてみることが大事。そのステージが婚活です。もっと視野を広げて、前向きな姿勢で婚活にチャレンジしましょう。
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