目次
歴コンに使える雑学3 ☆5分で分かる坂本龍馬
その1 龍馬は生涯で地球半周分を歩いた
龍馬が生涯で歩いた距離は46,000kmと言われています。これは、地球半周分の距離です。驚くことに、半分の23,000kmは26歳から31歳までの5年間で歩いた距離。龍馬の願いは一つ。徳川の時代を終わらせること。「薩長同盟」「大政奉還」など、時代を変えるために全国各地を飛び回っていたことが分かりますね。
その2 龍馬は誕生日に暗殺された
1866年、龍馬は寺田屋で殺されかけますが、無事に回避します。その翌年、1867年11月9日に京都二条城で「大政奉還」が成立し、260年続いた徳川の時代が終わります。龍馬の願いが叶った瞬間でした。そして、その6日後に近江屋で龍馬は暗殺されるのです。この日は龍馬の誕生日でした。31歳の若さでこの世を去っています。
その3 龍馬が写真で手を隠す理由
龍馬は寺田屋の暗殺未遂で右手の親指を負傷しています。親指の動脈に達するほどの深い傷だったため、指を動かしにくくなったそうです。その傷にコンプレックスを感じ、日常生活では手を隠すことが多くなったのだとか。残されている龍馬の写真を見ると、なんとなくそんな感じがしますね。
その4 一度目の暗殺を救ったのは全裸のお龍さん
龍馬を語るうえで欠かせないのが「お龍(おりょう)」さんです。お龍は京都で医者の娘として生まれ22歳のときに龍馬と出会い、1864年に結婚します。その2年後、龍馬は薩長同盟の仲介役となり、徳川幕府にケンカを売ったわけです。これに腹を立てた幕府側は龍馬の暗殺を企てます。
「寺田屋に龍馬がいる」との情報を聞きつけた幕府の侍が目の色を変えてやって来ました。その頃、龍馬はいつものように酒を飲んでいました。しばらくして、お龍は風呂に入ります。風呂に入っていたお龍が何気なく外を見ると、屋敷に侵入しようとする侍たちの姿が。慌てて風呂から飛び出し、お龍は全裸のまま龍馬に伝えに行ったそうです。
その話を聞いた龍馬は直ぐに逃げましたが、追ってきた侍に親指を斬られ負傷してしまいました。しかし、もう少し逃げ遅れていれば命はなかったでしょうね。一度目の命を救ったのは、全裸のお龍さんでした。
その5 龍馬の新婚旅行は温泉と山登り
寺田屋での事件を聞いた西郷隆盛は、傷を癒すために龍馬を鹿児島の霧島温泉に招待します。昔から霧島は日本有数の温泉地で、傷や怪我の治療には最適だったのです。龍馬はお龍を連れて鹿児島に向かいます。
当初の予定は新婚旅行ではなかったのですが、若い夫婦が旅を共にする光景を見た人たちが新婚旅行と噂するようになったと言います。
鹿児島県霧島市では龍馬とお龍が新婚旅行で歩いた道を散策する「龍馬ハネムーンウォーク」が毎年3月に開催されています。
<新婚旅行のスケジュール>
◆日当山温泉(ひなたやまおんせん)
所在地:鹿児島県霧島市隼人町姫城
◆塩浸温泉(しおびたしおんせん)
所在地:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田
◆栄之尾温泉(えいのおおんせん)
所在地:鹿児島県霧島市牧園町高千穂
◆犬飼の滝(いぬかいのたき)
所在地:鹿児島県霧島市牧園町下中津川
◆高千穂峰 登山(たかちほのみね)
所在地:鹿児島県霧島市霧島田口
◆霧島神宮(きりしまじんぐう)
所在地:鹿児島県霧島市霧島田口