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最近の婚活はズレている
インターネットで「婚活」と検索すれば合コンやパーティーといったワードがヒットしますが、実際のところ本来の婚活とはズレが生じているような気がします。婚活は結婚活動の略称。つまり、結婚相手を探すために行うのが婚活。ところが実際には、合コンやパーティー会場で恋人候補者を探している男女が多いわけで・・・。
婚活というからには、大前提が結婚相手。収入や職業、結婚観や価値観を知るのは結婚するうえで当然のこと。生活を共にし、子どもや老後のことなど将来を考えると当たり前ですよね。でも最近の婚活事情は何かがズレています。
「初めから収入を聞くな」とか「あまり価値観を探るな」といった不思議な助言が婚活のノウハウとして出回っているのは何故でしょう。確かに、本人が合コンやパーティーで恋愛候補者を探している自覚があるなら、初めから年収や結婚観を聞くのはNGだと思います。出会ったその日に結婚を意識されるのは荷が重いと感じ、男性のほうから離れていくでしょうし。しかし、結婚相手を探している以上、こうしたノウハウを真に受けているようじゃ結婚は遠のくばかりです。婚活で、恋愛候補者を見つけているわけではありませんよね?
たとえば、「1年以内に結婚する」、「結婚を前提にした人と出会う」といった目標があるとした場合、今も昔も結婚に直結する活動は「お見合い」。収入や勤め先など、ある程度の情報が最初から揃っているので、あとは価値観や結婚観をすり合わせながら結婚相手として問題ないかを確かめるだけ。婚活の王道手段です。
それでも合コンやパーティーを婚活のステージと言い切るのであれば、「自分で情報を集めるお見合い」という自覚をもつ必要があります。しかも情報を集めるだけではなく、気になる相手と1対1になれるシチュエーションまで自力で辿りつかなければならない・・・。そうしたセオリーを初めから自覚しているのであれば婚活になりますが、ただ単に合コンやパーティーでラッキーを待っているのは婚活とは言えないような気がするのです。
婚活のズレは現場でも起きている
婚活に対する考え方、実は男女間でもズレが生じています。婚活パーティーに参加しておきながら、「初めから年収を聞いてくる女性はちょっと・・・」なんて場違いなことを言いだす男が大勢いるのが現実。思わず、「婚活の意味、分かってらっしゃいます?」と問いかけたくなるような勘違い男。私だったらパーティーそっちのけで説教しちゃいますね。
婚活サイトもその一つ。出会い系と勘違いしているせいか、やたら本題にたどり着くまで時間がかかる男。「年収は?」と聞けば、「まずはお互いのことを分かってから」なんて言い返してくる有様。つまり、結婚したいと願っている女性に対し、男性は恋愛候補者を探す傾向が強いということ。このズレが合コンや婚活パーティーの現場にも影響し、婚活とは思えないほどグダグダなやり取りが行われているわけです。
その現実に拍車をかけるように草食男子は増す一方
あげくの果てには絶食男子も出没しているようで、独身女性にとって婚活が過酷なフィールドであることは言うまでもありません。婚活の近道が結婚相談所やお見合いと分かっていても人それぞれ悩みがあり、「コストの問題」「世間体の問題」「プライドの問題」など様々な想いから自力で解決する道を選びがち。もちろん、自力で解決できれば一番の方法。
しかし、こんなにも色んなズレが生じていると、正直なところ早い段階で得策を見つけなければ追い込まれていくのも現実。女性の自立が目立つようになり、さらには草食男子の繁栄、ネット社会が引き起こす情報のミスリードなどなど、現在までに築きあげられた様々な要因が婚活のズレを生み出したのではないかと。
結婚できないのはあなただけの問題ではない。時代の変化、社会の環境変化が婚活の障害になっているのではないかと思う次第です。こんな世の中、限られた選択肢の中から結婚に一番近い選択が求められます。合コンやパーティーでズレを感じながらも自力で歩む道なのか、それともセオリーに従ってお見合いという王道の手段を選ぶべきなのか、今こそ真剣に見直すときではないでしょうか。
NG1 過剰な「自分磨き」意識は結婚を遠ざける
「自分磨き」「自分にご褒美」「自分探し」がキーワードの女性って、割と多いでしょうね。『この三つがキーワードの女性は幸せにはなれない』という書き込みもあり、「やることが全て自分のタメ」、目線が自分にばかり向いていて、「私とレベルの合うような人が好き」というオーラがやはり敬遠されるのではないかと思います。
参考:「自分磨き」「自分にご褒美」「自分探し」は幸せを遠ざけるの?
NG2 男に対する期待値が異常に高い
男性に対する期待値が異様に高いため、自縄自爆で苦しんでおられる。「自分を楽しませられるよう会話をリードすべきだ!」「頼りがいがあって、ただ一方的に自分を守ってくれる人であるべきだ!」。そうして幼児みたいに庇護されたい欲望を持っておられるがゆえにこそ、それを満たせない現実の異性に嫌悪感を抱かれているのでしょう。けれども、よくよく考えてみれば、「頼りにできない人間と結婚か…」と迷っておられる傲慢さ以外に、いったいご自身は相手に何を差し出しているのでしょうか。
出典:30代女性の相談「頼りにならない男性を信じられない」への回答
NG3 婚活の成功法が「モテ要素」だと思っている
「顔が可愛い」とか「性格が明るい」とかいう『美点』だけで、人間は深く静かに愛されるものでしょうか。答えは、否です。顔も可愛く性格も明るい女性を「いいな」と思う気持ちと、「いつまでも守ってやりたい。一生側にいたい」という愛情はまったく別です。「顔が可愛い」とか「性格が明るい」とかいう美点は、人の好意や恋を得る上で有為に働いても、それだけで愛される理由にはならないのです。どんなに顔が可愛くても、性格も明るく、仕事が出来ても、結局、男性が離れていってしまうのは、いつも自分を取り繕い、背伸びしようとするあなたに接点が見いだせず、興味を無くしてしまうからなのです。
出典:自分に自信がもてないワケ・あなたに魅力が無いからではなく
参考:「モテないから結婚できない」と思っている女性にありがちなパターン
NG4 高年収を願っても現実は違う
2010年の男女別年収グラフを見ても分かるように、一番高い年収は649万円で50代男性の平均。「理想の年収は1千万」とか「600万円以上」と結婚相手に高値の条件を求める女性もいるが、現実は理想とは違ってくる。どうしても高年収の男をゲットしたければ、それに見合うポテンシャルをもっていなければ相手にされるわけがない。自意識過剰バイアスは結婚を遠ざける。もっと現実的な価値観をもって理想を追いかけなければならない。
参考:ルックスOKなら高収入の男と結婚できる?大事なのは「女の力量」
NG5 出会いを待つ受け身体質は婚活に不向き
「現状あまり良い出会いがない」と自分で思ってるなら、交友関係や生活リズム、行動範囲を自分で変えるしかないよね。あなたの求めてる伴侶が「経済力がある人」なんやとしたら、年収が高い友達に紹介してもらうか、それなりに投資が必要な場所に自分から出向かなあかんってこと。一度歯茎を破って生えてきてしまったサブカル親知らずを抜くのには、それ相応の痛みが伴うもんや。あなたが本気で経済力のある伴侶を探そうとするなら、マンガやお笑いライブに使ってきたお金を服や美容に回し、ステータスの高い友達にすり寄って出会いを求め、「よっしゃ!ここで手ぇ打ちまひょ!」って瞬間を逃さずキャッチするしかないんよ。
NG6 シンデレラ・コンプレックスから抜け出せていない
シンデレラ・コンプレックスになりやすい女性の特徴は、ずばり、「女の幸せは男で決まる」と思っている女性。誰かに守られたい、誰かに依存したい要素を内面に秘めていて自立心に欠ける女性です。シンデレラ・コンプレックスの欠点は、妥協する気持ちが乏しいこと。共働きはNG、平均以上の年収でなければNG、理想から外れた相手は対象外、といった条件の決めつけが激しく、なるべくなら妥協したくはないと思っているはず。一切の妥協なしで理想通りの結婚相手と巡り合うのは、正直なところ厳しい話です。
出典:婚活しても結婚できない女性はシンデレラ・コンプレックスが原因?
NG7 婚活のズレに気づいていない
結婚したいと願っている女性に対し、男性は恋愛候補者を探す傾向が強いということ。このズレが合コンや婚活パーティーの現場にも影響し、婚活とは思えないほどグダグダなやり取りが行われているわけです。婚活の近道が結婚相談所やお見合いと分かっていても人それぞれ悩みがあり、「コストの問題」「世間体の問題」「プライドの問題」など様々な想いから自力で解決する道を選びがち。もちろん、自力で解決できれば一番の方法。しかし、こんなにも色んなズレが生じていると、正直なところ早い段階で得策を見つけなければ追い込まれていくのも現実。合コンやパーティーでズレを感じながらも自力で歩む道なのか、それともセオリーに従ってお見合いという王道の手段を選ぶべきなのか、今こそ真剣に見直すときではないでしょうか。
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