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悪質な結婚相談所とは関わらないで!
どんな業界にも悪徳業者は存在するもので、結婚相談所についても同じ。真剣に結婚を考えている独身者に狙いを定め、詐欺まがいな方法で入会者から金を騙し取っています。これは優良な結婚相談所にとって非常に迷惑な話です。しかも残念なことに、そういった悪質な結婚相談所の被害に遭う方が実際にいるということ。幸せな結婚を望んでパートナーと巡り合うために頑張っているのに、悪質な結婚相談所と関わったせいで婚活を諦めてしまう方も少なくありません。
その気持ちは痛いほど分かります。「結婚相談所なら!」といった意気込みで入会したところ、実は悪徳業者だった・・・。もう、やる気を無くしてしまいますよね。つまり、「もう、何も信じられない」そう思ってしまうわけです。婚活中は何かと不安がつきものですから、こういった被害に遭うと心が痛めつけられます。
解決策は、ただ一つ
なんとしてでも悪質な結婚相談所に引っかからないようにしていただきたい、それしかありません。今回は、『悪徳業者との関わりを未然に防ぐ!』をテーマに、悪質な結婚相談所の見分け方について注意点をまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。表向きは結婚相談所を装っていますが、実際には何の役にも立たない詐欺まがいの業者です。悪徳で悪質な結婚相談所には、くれぐれもご注意ください。
注意点1 ホームページの記載事項をチェックする
まずは基本から。結婚相談所のホームページに記載している事項をチェックして、信頼性を見極めましょう。一つでも欠けていれば、その結婚相談所とは関わらないほうが無難ですね。
<悪徳結婚相談所のチェックポイント>
■NG1 パンフレットや資料請求ができない
紙媒体の資料が請求できない結婚相談所は怪しいと考えます。優良な結婚相談所は、いつでも入会希望者に案内できるよう会社概要や仕組みが書かれたパンフレットを用意しているのが常識的。
■NG2 ホームページに電話番号が記載されていない
説明不要ですね。結婚相談所に限らず、常識的なサービスを提供している業者は、問い合わせ窓口のためにダイヤルを設けているのが当たり前です。
■NG3 特定商取引法に関する記載がない
特定商取引法の記載がない結婚相談所はクーリングオフに対応しない可能性があります。また、契約が曖昧なうえ、違法な営業をしていると自分から言っているようなものです。
■NG4 ホームページに他社の出会い系サイトなどの広告がリンクされている
自社のホームページに他社の出会い系などの広告を貼り付けているような結婚相談所は「出会い系に関するいくつものサイトを運営している業者」といってよいでしょう。つまり、正当な結婚相談所ではないということ。
■NG5 電話をしても応答がない。受話器をとるまでに時間がかかる
NG1でもご説明したとおり、問い合わせのダイヤルを設けている以上、速やかな応対が求められます。かけてもでない、かけてもでるまで時間がかかる、など該当すれば、信頼性に欠けますね。入会したとしても、きっと適当な対応が予測されます。
注意点2 入会前にレベルの高いプロフィール写真を見せてくる
結論を言えば、入会希望者に契約を決意させるための「エサ」。要は、実在しない会員です。例えば、キレイでスタイルの良いモデルのようなプロフィール写真を見せて、「この方も入会されている会員の一人です」など誘い文句を言ってきます。それに加え、「あなたと一緒で、この方も子供が二人欲しいと言っていました。年収も○○万円でピッタリですね」と、価値観や条件を照らし合わせてくるような「インチキ」を言いだします。
しかし、入会しても実際に会うことはできません。なぜなら「エサ」のために撮った写真であって、そもそも会員ではないからです。入会後に「あの方と会いたい」と言っても、「すでにパートナーが見つかりました」なんて口実で逃げます。いたれりつくせりの条件が整った会員を入会前に見せてくる場合、まずは疑って間違いなし。優良な結婚相談所は、結婚の前提として会員同士の人柄や相性を重視しているので「エサ」を使って契約を急かすようなことはしないと考えましょう。
注意点3 身元確認や結婚の意思確認が不十分
結婚相談所は入会する場合、身分証を提示するなどして身元を確認するのが鉄則です。また、入会希望者に対し、あらかじめ結婚の意思を確認するのもルール。こうした確認作業が不十分な結婚相談所は、悪徳業者の可能性が非常に高くなります。ただ単に入会金を多く稼ぎたいから、「誰でもOK」と言っているようなもの。その結果、会員は様々なジャンルの寄せ集めとなってしまい、真剣に結婚を望んでいる人もいれば詐欺師まがいの会員もいるなど、危険地帯となってしまうわけです。
例えば、結婚をちらつかせて金を騙し取る結婚詐欺師や、貢がせるだけ貢がせておいて時期が来たら「相性が合わないからごめんなさい」などと言って去っていく“貢がせ屋”の餌食になってしまいます。優良な結婚相談所は、会員の「クオリティ」に気をつけますから、入会前には面談やカウンセリングをして「入会させて良いか、入会を断るべきか」を判断するのです。そのため、誰でも入会できるわけではありません。
注意点4 協会や連盟の認定を受けている結婚相談所
信頼性をチェックする条件の一つとして、○○協会や○○連盟といった認定が思い浮かびます。しかし、認定さえ受けていれば「どんな協会や連盟でもOK」というわけではないのです。なかには、加盟金さえ支払えば認定を許可する団体もあるので、これでは信頼性に欠けてしまいます。そのため、「信頼できる協会や団体から認定を受けている、または加盟している結婚相談所」を見分ける必要があります。
以上が、現時点で確認したなかで信頼できる協会や連盟と言えるでしょう。上記5つ以外に関しては「信頼できる」と強く言えないので、ご自身での十分な確認が必要となってきます。くれぐれも確認を怠らないように注意してください。上記いずれか、または上記の協会や連盟に一つでも多く加盟している結婚相談所を見極めてください。
注意点5 クーリングオフについての質問
結婚相談所を営むにあたり、特に決まった資格や許可は必要ありません。誰でも開業できてしまう、そう思ってもらっても結構です。ただし、優良な結婚相談所は信頼性のある協会や連盟から認定を受けているので、そういった「素人が開業したような結婚相談所」とは全くの別物です。注意点4で紹介した協会や連盟は誰でも認定を受けられるわけではないので、しっかりと基準と審査をクリアした信頼性の高い結婚相談所となります。
その反面、悪質な結婚相談所は金儲けが目的ですから、とりあえず入会希望者を勧誘して入会金を稼ぐことしか考えていません。そこで注意したいポイントが『クーリングオフ』に関すること。クーリングオフとは、返品のことを表し、契約を解除し、返金を要求する制度を言います。
結婚相談所のクーリングオフは、契約書を交わしてから8日以内が適用期間
特定商取引法にクーリングオフに関する事項を記載するよう義務付けられています。何らかの理由でクーリングオフを申し出た場合、これに対して結婚相談所は入会金などの費用を契約者に戻さなければなりません。そのため、契約書を交わす際には、「クーリングオフに関する説明をしてもらってもいいですか?」と自分のほうから尋ねるようにしましょう。曖昧な表現でごまかそうとしたり言葉を濁らせて説明したりするような結婚相談所は悪徳業者の可能性が高くなります。
こうした業者は、あれこれ理由をつけてクーリングオフに対応しないので、しっかりと確認したうえで見極めましょう。“クーリングオフとは、特定商取引法やその他の法律に定められた消費者を守る特別な制度です。クーリングオフは、消費者が訪問販売などの不意打ち的な取引で契約したり、マルチ商法などの複雑でリスクが高い取引で契約したりした場合に、一定期間であれば無条件で一方的に契約を解除できる制度です。
注意すれば未然に防げる悪徳業者
正直なところ、悪質な結婚相談所と関わらないためには「自分の身は自分で守るしかない」ということ。注意すれば悪徳業者との関わりを未然に防げます。絶対に引っかかってはいけませんよ。結婚どころか、大きなストレスの原因となってしまい私生活にも影響を及ぼしかねません。
入会したいけど不安だな、そんな方は、まずは問い合わせてみましょう。紙媒体のパンフレットなど資料請求してみて、そのほか注意点をチェックしながら優良な結婚相談所を選びましょう。それから、無料相談や無料カウンセリング、説明会といったサービスを活用してみるのも見極めるための一つの手段です。何より、雰囲気も感じとれますし。
何度も言うようですが、くれぐれも悪質な結婚相談所とは関わらないよう注意してください。人生を左右する問題です。しっかりと見極めてから、優良な結婚相談所を選択するよう心がけましょう。
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