※この記事は2021年10月29日に更新されています。
婚活に「字」が重要になるのは知っているだろうか?
「たかが字で婚活に影響してしまうの?」と思うかもしれないが、丁寧な字には良い印象を受け、雑な字には悪い印象を受けやすいのと同じで婚活にも関係してしまうのだ。綺麗な字が書けなくなっている人が増えてきているらしい。だからこそ、素敵な人と出会うためにも綺麗な字が書けるように練習しよう。
ここでは書道に関する婚活イベントや美文字になるための練習方法を紹介している。自分の字に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
目次
婚活における文字の重要性
丁寧な字を書く人と雑な字を書く人、どちらに良い印象を感じるだろうか?
「文書を起こすときにもワードを使えば簡単だし、用事を伝えるときにもメールが手軽で便利だ」という人もいるだろう。スマホやパソコンが当たり前になり、紙に文字を書く機会が少なくなった時代。「綺麗な字が書けなくても問題ない」と思う人も少なくないはずだ。
しかし「字が汚い」というのは見過ごせない問題である。読む人の気持ちを考えず、雑にペラペラと書いた“汚文字”。字は「心を写し出す鏡」とも言われており、人の感性や想いを手書きから感じとることができる。婚活にとっても同じで、些細なミスから台無しにしてしまうこともある。
字が雑というだけで、相手に不信感や嫌悪感を与えてしまうのは避けたい。婚活は結婚活動。自分磨きの一つとして字の練習をしておくのは好感度につながる。「大人だなぁ」「ちゃんとしてるなぁ」といったように心理的な安心感を与えるのだ。
婚活の自分磨きで「ペン字教室」や「美文字のセミナー」などに取り組む独身者も増えており、婚活と全く関係の無いことではない。字の練習を“婚活の自分磨き”としてセミナーを開く結婚相談所もある。
勘違いしないでほしいのは、「綺麗な字を書け」と言っているのではなく、「丁寧に文字を書くよう心がけたい」ということ。雑な字で嫌悪感を与えないためにも、文字は丁寧に、見やすく書くのが大人のマナー。例えばお見合いパーティーで、プロフィールカードの一行を丁寧に書くだけでも読み手に伝わる印象は変わる。
あなたの書いた字を見る人は、綺麗な字だから素晴らしいと感動するのではなく、丁寧に見やすく書かれた字を見ることで「気遣いに優れた人間ですね」、と心を打たれるのだ。どれだけスマホやパソコンが便利だからといっても、手書きで文字を書く習慣を忘れてはいけない。
気遣いのできる大人として、今日から丁寧に字を書く習慣を始めてみてはいかがだろうか。
書道の趣味コンとは?
趣味コンとは、趣味を通して男女が出会える婚活イベントのことだ。近年、趣味コンが注目されている。共通の趣味を通して出会えるので交際に進展しやすく、比較的スムーズに出会いを見つけることができる。
趣味コンの種類はさまざまで、たとえば書道が好きなら「書道」関連のイベントも存在する。「書道の趣味コンって、字が綺麗な人や書道をしている人じゃないと参加できないのでは?」と思われるかもしれない。しかし「字が綺麗になりたい人」「字を書くのが好きな人も」も自由に参加することができる。
書道婚活は、下記のようなテーマで開催されている。
・日本酒のラベル作りを兼ねて
・文字を紙に書いてレッスン
・お題に沿ってみんなで習字
参加費は4,000円程で、他の趣味コンとあまり変わらない。誰でも参加しやすい料金設定なので、安心である。また先ほども述べたように書道の得意不得意に関係なく参加できるので、美文字の練習にもつながるだろう。
ただしイベント内容によって、書道婚活の流れは変わってくる。たとえば「お題に沿ってみんなで習字を書く」イベントなら、参加者の自己紹介からはじまり習字がスタートする。お題はイベントによって異なり、書けた習字をみんなで見せ合って交流を楽しむことが可能だ。
婚活イベントの間にティータイムがあるので、席替えをしたり連絡先を交換したりなどして盛り上がれる。
美文字を練習する5つの方法
次に美文字になれる簡単な練習方法を紹介しよう。ひと口に美文字の練習と言っても方法はさまざまだが、今回は一般的に行われているやり方について解説している。基礎となる練習方法なので、コツをつかめばある程度綺麗な文字が書けるようになるだろう。
ペンの持ち方を正す
正しいペンの持ち方は、親指・人差し指・中指の3本で二等辺三角形を意識し、なるべく指を伸ばした状態が理想的な形。ピンと指を伸ばすのではなく、無理なく伸ばせる範囲で問題ない。ペンをかまえた時、親指と人差し指が円のようになっているはダメだ。
次に手首を固定し、指先で文字を書く。手首を固定し、親指は第一関節だけ、人差し指と中指は第二関節を曲げて書くような感覚。初めのうちは違和感があるが、慣れてきてスムーズに指先が動くようになってくれば正しいペンの持ち方が完成する。
クセ字を直す
丁寧に読みやすい字を書くコツは、しっかりと手首を固定して指先で字を書くこと。クセ字になってしまう人のほとんどは手首が固定しておらず、ペン先が不安定な状態。まずはしっかりと手首を固定し、指先で字を書く練習をしよう。
上で説明した正しいペンの持ち方・書き方で「円」を書く。円がスムーズに書けるようになったら、次は四角形や三角形を書く練習。円や四角形、三角形を書く際は、図形のバランスを考えながら丁寧に書く。いびつな図形を書いているうちは、まだペンの持ち方に慣れていない証拠だ。
手首を固定し、指先の動きだけでペンを動かすのがポイント。違和感がなくなりバランスの良い図形が書けるようになれば、OK。
ひらがなの正しい形を覚える
ひらがなは、あ行~わ行まで全部で48文字ある。綺麗に書くために試行錯誤するよりも、サンプルをなぞって「文字の形」を覚えるだけでいい。
- サンプルのひらがなをプリントアウトする
- サンプルの上に紙を敷き、文字をなぞる
- 反復練習することでひらがなの形を覚えていく
- サンプルを外して書いてみる
※サンプルの例
ひらがなは、手の力を少し抜いて書くのが基本。そして何よりも、体が覚えるまではゆっくりと丁寧に書くことが大事。最低でも毎日5分続けてみよう。カタカタも同じ要領なので、合わせて練習すると覚えやすくなる。
十字線を軸に漢字を書く
漢字で重要になるのはバランス感覚。漢字を書く際は四角い枠を思い浮かべて、枠の中に十字線をイメージする。十字線を軸にして、イメージした四角い枠の中に漢字を書いていけばよい。
漢字で注意したいポイントは、とめ・はね・はらいを大事に書くこと。字が上手い人が丁寧な字と雑な字を見極めるポイントはとめ・はね・はらい。
たて線は垂直に真っ直ぐな線を心がけ、空間をそろえるように意識する。文字の角度は、ほんの少しだけ右肩上がりに書く。
上記の「間」という字を例にすると、縦線が真っ直ぐ垂直なのに対し、横線は少しだけ斜め上になっているのが分かるだろうか。感覚を身につけ、バランスを意識しながら丁寧に漢字を書こう。
ひらがなと漢字をバランスよく書く
画数が多い漢字よりも、ひらがなのほうがバランスをとるのが難しい。丁寧に見やすい字を書くコツは、ひらがなは小さ目に、漢字は大きめに書くこと。ひらがなと漢字のサイズをそろえないことで、あえてバランスに強弱をつけて全体的にまとまって見える。
練習法としては大学ノートの横線を使い、上線・中央線・下線に区切りバランスをとる練習。漢字は上線と下線につくくらいギリギリの大きさで書き、ひらがなは漢字より一回りほど小さいサイズで書く。横のバランスを意識しながら、中央の線を軸にして書かなければならない。
縦線の場合も同じ方法で練習する。バランス感覚がつかめてくると、線を区切らなくても整ったバランスで見やすい字が書けるようになる。
美文字は婚活で役に立つ!毎日練習することであなたも美文字に
いかがだっただろうか?
美文字になるためには毎日10分でも良いので、字を書くときのルールを意識しながら練習することが大事だ。丁寧に書くことを心がけ、「雑に書かない」ということを意識すると自然と綺麗な字が書けるようになるだろう。
バランスの整った丁寧な字は、書き終わったあととても清らかな気持ちになるし、読み手にも良い印象を与えることができるようになる。もちろん婚活の際もプラスポイントになるだろう。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/