熟年離婚率が増えた昨今、婚活をしている50代以上の方も急激に増加していると言われています。
ですがそこにはシニア世代ならではのトラブルもつきもの。これから婚活を始めようとしているシニア世代の方は、トラブルにならないように細心の注意を払わなければなりません。
目次
シニア世代が良く利用している婚活サービスとは?
シニア世代の方がよく利用しているサービスといえば、やはり結婚相談所です。
自分に合った年齢や職業、条件などを満たした女性をコーディネーターが紹介してくれる結婚相談所は、自分が希望する女性と出会いやすいとして人気。
結婚相談所は入会費や月額料金、紹介料などが比較的高額になりますが、シニア世代は金銭的に余裕がある方が多いため利用しやすいようです。そして婚活をしている中高年に向けて、シニア向けのコースを用意する結婚相談所が増えてきている、というのも理由のひとつでしょう。
国民生活センターにはシニア婚活者からの苦情が?
活況を見せるシニア婚活ですが、国民生活センターには利用者からの苦情が寄せられ、トラブルに発展しているケースもとても多くなっているのです。
その代表的なトラブルというのはこのようになっています。
・料金を払ったのに相手を紹介してくれない
・不当な料金を請求された
・外国人を紹介されて相手と連絡が取れなくなった
・外国人との結婚に仲介料が必要になった
これらのトラブルは金銭に絡むことが多いのですが、トラブルの原因としては2つ考えられます。一つは結婚相談所のシステムを理解していないことと、もう一つは結婚を早急に決めようとし過ぎることです。
婚活でのトラブルを避けるためには?
これらのトラブルから身を護るためには、どうすれば良いのでしょうか。その解決策についてご紹介します。
結婚相談所のシステムはよく理解していますか?
取り敢えず結婚相談所に登録すれば相手が見つかるというものではありません。相手の方も、その方が希望する条件を抱えて結婚相手を探しています。
ですから、あまりにも若い年齢の相手を希望したり、条件を厳しく設定したりすると、誰も該当する相手がいなくなってしまいます。特に男性は70代でも20代女性を希望する方がいますが、20代女性で70代の結婚相手を探しているという方はほぼいないでしょう。
また、料金に関してもよく理解しておく必要があり、入会金や紹介料、成婚報酬などが発生する場合があるということを知っておかなければなりません。
結婚を考える前に相手のことをよく知りましたか?
外国人であっても結婚相談所に登録して、本気で結婚相手を探している方ももちろんいます。ですが金銭目的で登録している方も、少なからずいるようですので注意が必要です。
これは結婚前に相手をよく知っておけば回避することができます。結婚を焦るあまり、相手のことを知らずに婚約してしまうと、仲介料を払った途端に相手がいなくなるというトラブルが発生します。
結婚は契約ではなく人と人との繋がりによって成立するものです。外国人であっても、日本人であっても、本当に信頼できる相手を見つけることが大切なのでしょう。
トラブルを引き起こさないことも大切
シニア世代の婚活では、トラブルに巻き込まれることもありますが、ご自身がトラブルを引き起こしてしまうこともあります。特に男性はトラブルになることが多くなっています。
・女性を家事や介護をする家政婦扱いする
・女性に対して配慮のない対応をする
・子供との相続問題に関するトラブル
シニア世代の男性には、男女平等という考え方ができない方も多いものです。そのため、家政婦を探すような気持ちで相手を探したり、相手の女性に対して配慮にかけた対応をしてしまったりすることがあり、相手の方からのクレームに発展する可能性もあります。
そしてシニア世代ならではのトラブルと言えるのが、相続問題です。既に子供がいるという方の場合、再婚は相続に関わることになってくるため、子供との間に確執が生まれる、再婚を反対されるといったケースも。
婚活をスムーズに行うためには、これらのトラブルについて知っておいて、慎重になることが大切です。