結納金のはじまりは天皇家
実は結納金の起源というのは明確になっています。
今からさかのぼる事約1600年前。仁徳天皇の皇太子である後の履中天皇が黒媛をお嫁として迎えたときに両家では祝賀会が開かれました。
そのときに仁徳天皇側から酒や肴を贈ったのが結納のはじまりです。結びつきを納める儀式…それが結納という言葉の語源です。
仁徳天皇が息子夫婦のお祝いとして贈ったものは、現在の天皇家の結納の儀式でも酒と肴と織物の一種である緞子(どんす)と決められているくらい語り継がれているのです。
結納金は時代が変わっても語り継がれていく
もともとは、仁徳天皇が単なる宴会の差し入れ程度の気持ちで贈った物品。その行為は今から約700年前の室町時代にも存在していました。家や公家に結納という儀式が『両家を結ぶ儀式』として認識されていたのです。
そして、現在のように結納金(現金)を贈るのがルールとなったのは、明治初期あたりの時代からです。意外と、最近なんですね。
天皇家だけでひっそりと行われていた宴会が、今も語り継がれているのです。
結納金は本来どのような意味があるのか
新郎側から新婦側に贈られる現金ですが、これは「お嫁にくるための支度をしてください」という意味です。結納金で、結婚後の洋服や家具などを買うという支度金というわけです。
金額に決まりはありませし、無理のない結納金を用意したいものですが、やはり周囲の目もありますし、目安くらいは知っておきたいものですよね。
目安としては、100万円が一番多く、その他には200万円など、区切りの良い金額を用意することが一般的です。
また、2で割れる数字は縁起が悪いという捉え方もありますので、その場合は50万円、70万円など奇数にする方もいるそう。また80万円は、末広がりの8という数字が入っていますので縁起が良いものという見方もあるようです。
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