※この記事は2021年10月15日に更新されています。
過去に離婚をした人でも前向きな気持ちになれれば、もう一度結婚を考えるのは普通のことです。実際、婚活の場では過去に離婚歴があるという人も少なくありません。しかしせっかく婚活で良い人と巡り会えても、過去の離婚歴をどう伝えるかは大きな悩みとなります。
そこで今回は、婚活している相手が離婚理由を知りたがる理由と実際に聞かれたときの上手な伝え方についてご紹介します。
目次
交際相手が離婚理由を知りたいわけ
一度離婚を経験した人にとって、婚活の際に頭を悩ませるのが「相手に離婚理由を話すべきか」という問題です。
嘘をついてしまえば、相手に不信感を抱かせる原因になりかねません。場合によっては、疎遠になってしまうこともあります。かといって過去の離婚原因はデリケートな問題なので、できれば触れられたくない話でもあります。プレッシャーを感じない人はいないでしょう。
まず婚活をしている人が離婚原因を聞いてくるのは、あなたに興味を持っているからであることを知っておきましょう。別に欠点を見つけたいと思っている訳ではなく、あなたとの今後を考えているからこそ、過去も受け入れたいと考えてのケースがほとんどです。
どうしても話したくないのであれば、理由を話して相手に一言謝罪すれば、大抵の人は納得して引いてくれます。逆に単なる興味で根掘り葉掘り聞きたがる相手であるなら、今後の付き合いを考えたほうが良いかもしれません。
離婚理由を聞かれた時の対処法
婚活の場では相手との交際を真剣に考えれば考えるほど、過去の離婚原因についての話は避けて通れません。だからこそあらかじめ心構えをもって、事前に回答を想定しておくことが大事です。離婚理由を聞かれたときの具体的な対処法を見ていきましょう。
誠実に正直に話す
何よりも大切なのは、誤魔化さず正直に誠実に回答することです。単純に「相手とうまくいかなかった」というだけでは、婚活相手も「もし結婚することになったときに大丈夫だろうか」と不安を抱かせてしまいます。
例えば「恋人のままの関係性でいられなかった」「仕事の関係ですれ違い、気持ちが離れてしまった」など、簡潔でも丁寧に説明しましょう。言いたくないことだからと言ってごまかしたり、聞こえないふりをしたりするのが、一番相手にマイナスの印象を与えます。
離婚原因が自分の瑕疵によるものである場合でも、正直に話した方が賢明です。本当のことを隠して交際・結婚と発展しても、結局同じことの繰り返しになるケースもあるためです。
離婚の反省点や改善点を伝える
離婚原因を伝えるときには反省点や改善点を一緒に伝えることで、「自分の時も同じような原因で離婚してしまうのでは」という相手の不安を和らげることができます。
特にアルコールやギャンブルでの失敗が離婚原因である場合、同じ過ちを繰り返さないために努力している姿勢を見せることが、相手の安心感にもつながります。
離婚した相手のことを思いやる
最後に離婚相手のことにも少し思いやりの気持ちを持つことを忘れないでください。
たとえ相手の浮気が離婚原因であったとしても、「相手が100%悪かった」とは言わないのがポイントです。どんな経緯があっても、結婚も離婚も二人の責任で行うもので、どちらか一方が100%悪いということはありません。
また離婚理由を伝えるときに相手を否定する言葉が入ると、どうしても「愚痴っぽい人」という印象が強くなります。結婚生活に対する不安が出てくる人もいるので、離婚相手への否定の言葉を決して入れないようにしましょう。
交際相手に対する離婚理由の上手な伝え方とタイミング
次に離婚原因を聞かれたときの伝え方とタイミングについて見てみましょう。同じことを伝える場合でも、タイミングや言い回しによっては婚活相手にマイナスの印象を与えることがあります。上手に伝えることで、今後の関係性を大きく変えてくれるのです。
相手との関係性が深くなってきたときに伝える
婚活中でまだ相手と付き合うかどうかもわからないような段階で、離婚理由について相手に伝える必要はありません。お互い魅力的だと感じて先に進みたいと考えている段階で伝えるようにしましょう。
相手も真剣に結婚相手を探している訳ですから、結婚に対する不安をできる限り取り除いてあげるのが誠実な対応です。
申し訳なさそうに話さない
婚活相手から離婚理由を聞かれると、どうしても後ろめたさが出てソワソワしてしまう人が多いです。しかし申し訳なさそうな態度を取ることのほうが、不信感につながります。
当時のことを乗り越えて、再婚を考えるまでに前向きになれているのですから、堂々と伝えることが大切です。
事実をさらっとシンプルに話す
あからさまに取り繕おうとすると、相手は嘘をつかれているのかもしれないと勘違いして不信感をもちます。自分に原因があるような暴力やギャンブル、アルコールなどの場合は、正直に話すほうが良いです。
しかし自分に原因がないならば、「性格の不一致」や「互いのすれ違い」などと当たり障りのない返答をさらっと伝えるほうが相手も受け入れやすいです。詳細まで伝える必要はありませんので、安心してください。
交際相手に離婚理由を伝えるときは誠実・正直が一番
婚活にとって過去の離婚歴は後ろめたい部分かもしれませんが、真剣に結婚を考えているからこそ、交際相手には正直に離婚理由を伝える姿勢が必要です。
自分が傷ついた過去について話すのですから、本当に信頼して、将来のことを考えている相手を選んで話しましょう。
また過去の自分に卑屈になることなく、誠実にシンプルに離婚理由を伝えるよう心がけてください。前向きな姿勢で将来のことを考えていることが伝われば、過去の離婚が変な障害になることはありません。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/