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お見合い結婚は比較的離婚率が低い
国立社会保障・人口問題研究所の調査では、「恋愛結婚よりもお見合い結婚のほうが離婚率は低くなる」というデータ結果が出されています。
恋愛結婚よりもお見合いのほうが離婚しにくい?!
さて、なぜでしょう。謎ですね。ちなみに、恋愛結婚の離婚率は40%、お見合いや婚活がきっかけで入籍した夫婦の離婚率は10%です。4倍も差が開くなんて驚きですね。
現状、国内の離婚率は3組に1組。今日3組のカップルが籍を入れたとしたら、その中の1組が将来的に離婚する計算です。ということは、おそらくその夫婦は恋愛結婚になるのでしょうか。
お見合い結婚の夫婦が離婚しにくいと言われている理由は、次の4つ。
■理由1 【冷静に判断してから結婚するから】
婚活やお見合いとなれば、当然ながら慎重になります。まず、勢いで結婚する人は少ないでしょうね。冷静に判断したうえで結婚を決めることが離婚率を下げている原因とか。
■理由2 【お互いが結婚をリアルに受け止めている】
恋愛結婚の場合、恋愛から自然的に結婚へと流れます。言い換えるならば、結婚を前提とした恋愛ではなく、あくまでも最初の定義はカップルというわけです。交際するにあたり女性は結婚を前提として意識していても、男性はそうでない場合があります。
しかし、お見合いや婚活は結婚が大前提になるので、お互いが結婚に対する意識が強いのです。その分、リアルに結婚という課題を受け止めています。当然ながら将来設計もしっかりしています。
■理由3 【結婚を重く受け止めている分、離婚に対する考え方も慎重】
恋愛結婚の全てに当てはまるわけではありませんが、恋愛から結婚に発展し場合、“自然な流れ”と捉えてしまいがちです。つまり、お見合い結婚よりは“結婚にたどりつくまでの必死さ”に欠けるわけです。その点、お見合いや婚活での結婚は、パートナーと生涯を共にすることを重く受け止める傾向にあります。結果、離婚に対する考え方も慎重になるということです。
■理由4 【結婚前の「条件・妥協・理想」のバランスがとれている】
言い方は悪いですが、恋愛結婚は“流れ”です。お見合いや婚活は、ある程度の条件と理想を踏まえ、それなりの妥協があってパートナーと結婚します。この違いは大きいですよ。結婚前に条件・妥協・理想のバランスがとれていれば、結婚後であっても「これくらい予測できていたこと」と割り切れるからです。
でも、恋愛結婚になると、「えっ?」「なんで?!」と裏切られたかのように理想が崩れ落ちていきます。次第に冷めていけば離婚の二文字が頭をちらつきだすのです。
さて、4つのポイントを確認しましたが、いかがですか?
離婚の原因は夫婦それぞれ。山あり谷あり、いろいろあります。そういったことを含めて、お見合い結婚には“離婚を防ぐメリット”が何かと多いようです。お見合いや婚活での結婚はパートナーに対する(求める)考え方など結婚という課題と向き合う時間が長いだけあり、離婚を決意させる“後悔の種”が少ないのかもしれませんね。
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