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なぜ離婚しにくい?!お見合い結婚
厚生労働省の調べによると、「恋愛結婚よりも見合い結婚は離婚率が低い」とのこと。
恋愛結婚の離婚率は40%前後だが、出会いがお見合いの夫婦は離婚率が10%。
なんと4倍も差が開いており、データを見る限り信憑性が高い。
今の日本は、3組に1組の夫婦が離婚している現状。
上のデータを当てはめると、離婚の8割は恋愛結婚で入籍した夫婦ということになる。(40%:10%を100%に換算した場合)
なぜ、お見合い結婚は離婚しにくいのだろうか。主に、4つのポイントが理由として考えられる。
その1 結婚に対する責任感の度合いが違う
恋愛結婚の場合、交際するにあたり女性は結婚を前提としていても、男性はそうでない場合がほとんど。
ある程度の期間を境にして、「そろそろ」といった感覚で入籍する若者が多い。
しかし、お見合いは結婚が大前提になるため、初めから方向性が一致している。
そのぶん、お互いが結婚に対する責任感も強い。
カップルの延長で「そろそろ」結婚するのではなく、お見合い結婚は将来を見据えた男女が真剣に出会いを求めているからだ。
その2 離婚に対する考え方の度合いが違う
流れで結婚すれば流れで離婚するのも簡単な話。「そろそろ」という感覚で結婚すれば、離婚するときも「そろそろ」という流れになる。
一方のお見合い結婚は、結婚までの道のりが厳しかったぶん、結婚に対する責任感や受け止め方が重い。
そのため、離婚に対する考え方も重くなり、慎重になる。
恋愛結婚は結婚後とカップル時代を天秤にかけたとき、カップル時代のほうが良かった思えば衝動的に離婚を選択し、また次の恋愛に走りやすい傾向があるのだ。
その3 そもそもの将来設計が違う
恋愛結婚とお見合い結婚の決定的な違いは、そもそもの将来設計にある。
恋愛結婚は、カップルの延長線上にある“儀式”のようなもの。
だから、結婚してもカップル時代と変わらない生活を送る。
決まった将来設計がないぶん、些細なトラブルが原因で離婚するケースも多くなる。
一方のお見合い結婚は、将来的な安定や不安を解消するためにパートナーを見つけるケースが多い。
そうなってくると、ある程度の将来設計を考えたうえで結婚相手を見つける。
その将来設計を前提として、「この人となら結婚してもいい」と思える人と出会えたときに結婚するわけだから、夫婦の関係も上手くいきやすくなるわけだ。
その4 お見合い結婚は妥協から始まっている
世の中、完璧な相手を探そうとすれば、結婚できない。
お見合いや婚活は、パートナーに求める条件や理想をもっていても、それなりの妥協があって結婚相手を選ぶ。
妥協から始まっているぶん、結婚後に何かあっても割り切りやすくなる。
つまり、初めから多くを求めず完璧を目指していないのだから、パートナーに対して我慢できるのだ。
ところが、恋愛結婚になると、「えっ?」「なんで?!」と裏切られたかのように理想が崩れ落ちていくと、冷めていけば直ぐに離婚の二文字が頭をちらつきだす。
結果、それが積み重なれば離婚するだろうし、場合によっては浮気する。
いずれにしても、早かれ遅かれ、離婚するわけだ。
さて、いかがだろうか。お見合い結婚には、“離婚になりにくいメリット”が多く含まれていることが分かる。
お見合い結婚よりも恋愛結婚を望む男女が多いが、お見合い結婚について正しく理解しておかないと、とんだ誤算を招くことになる。
「お見合いは形式みたいだから嫌」とか「好きでもない相手と結婚するイメージ」とか、勝手な決めつけが多いが、そのほとんどが間違った解釈。
お見合いを経験すれば分かるだろうが、真剣で健全な出会いの場であることを実感する。
結婚に対して真摯に向き合っている男女が、将来のためにパートナーを見つける場なのだから当然だ。
お見合い結婚に苦手意識をもっている人ほど、お見合いを正しく理解したほうがよいかもしれない。
正しく理解することで、今後の婚活の方向性が変わる大きなヒントが得られるかもしれないぞ。
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