※この記事は2021年10月15日に更新されています。
私たちが何気なく交わしている会話の中に、自分が意図せずに使っている口癖がありますよね。何気ない口癖から、性格や人間性が読み取れることをご存知でしょうか。
この記事では、口癖から読み取る性格・人間性について具体例を挙げて解説していきます。自分の周りにいる人たちの口癖はどういう性格を表しているのか、チェックしてみてくださいね。
目次
人間性は日常生活から分かる?
普段、何気なく交わしている会話。コミュニケーションの中に、相手の性格を読み取るヒントが隠れているとしたら、ぜひ知りたいですよね。
いわゆる心理分析の一つですが、会話の最中に出てくる“ある口癖”から人の性質や傾向を予測することができるんです。
口癖は、会話の最中で頻繁に出てきます。言い回しや口調など話し方の癖は、簡単に変えられません。
話すときに伝えたい要点には意識が集中しますが、他の言葉に関しては無意識に発している場合が多いのです。無意識に発せられる言葉に、本来の人間性が表れます。
分かりやすい例が、話の最中に「でも」とか「だから」といった口癖を頻繁に使う人。あなたの周りにも結構いませんか?
口癖から読み取る性格や人間性
口癖から性格や人間性を読み取ることができるのです。
今回は、私たちが口にしやすい・耳にしやすい口癖を10個紹介します。自分の周りにこうした口癖の人はいないかチェックしてみてくださいね。
「まずは」「とりあえず」
「とりあえず話を聞くよ」「まずは説明して」など、穏やかで大人しい人がよく言う口癖。一方では、神経質で内気な性格であることも予想できます。
このタイプは確信的な意見を言うわけでもなく強い主張をするわけでもなく、ただ静かに様子をうかがい、落ち着いて客観的に物事を判断する傾向があるようです。
話し上手というよりは聞き上手なので、寛容的で感情が穏やか。ときに仕事や人間関係において情熱的な一面も見せますが、基本はトラブルを嫌う平和主義者ですね。
「だけど」「どうせ」「でも」「だって」
「どうせ私なんか」「だけど大丈夫かな」など、引っ込み思案でネガティブな人がよく言う口癖。前向きさやポジティブな発言が少なく、リスクを先に考えるタイプ。
場が盛り上がっていても、「でも私は・・・」「どうせ行っても・・・」と不安や警戒から入るのが特徴です。
心配性な性格で、積極性に欠けています。率先して何かに取り組むよりも、ほかの誰かに任せて頼るほうを選びます。
上記のタイプは精神的に自立できていない場合が多く、人に依存しやすい性質をもっていますね。
「結局は」「要するに」「つまり」
「つまり大丈夫ってことだろ」「要するに何が言いたいの?」など、せっかちでリーダー気質の人がよく言う口癖。自分のペースを崩したくない、少し強引な印象を受けますね。
さらに思い込みが激しく、こだわりが強い性格。煮え切らない状況を嫌い、白黒ハッキリさせないと気がすまないようです。他人の感情に鈍く、ズバッと鋭い一言で傷つけることも。
プライドが高く自分に自信をもっている我が道を行くタイプですから、他人の意見や感性を受け入れにくく、ときに孤立してしまうケースもあるので注意したほうがよさそうです。
「なるほど」「確かに」「わかる~」
「なるほど。それは大変だったね」「確かに間違っているよね」など、いい加減でルーズな人がよく言う口癖。軽率に行動したりだらしなかったり、大雑把な傾向が目立ちますね。
一見すると聞き上手で共感してくれる物わかりのよい優しい印象を受けますが、裏には「面倒くさい」という本音が隠れている場合が多いんです。
会話の中で「なるほど」「確かに」「わかる~」を頻繁に使う人は“聞いているフリ”が得意な人。本心は何を考えているか明かさない、ギリギリまで上っ面の良さを貫こうとします。
「だから」「あのさ」
「あのさ、あの件どうなった?」「だから言ったじゃん」など、利己的で腹黒い人がよく言う口癖。じわじわと精神面を攻撃する傾向があり、モラハラ体質の人が多いようです。
「だから」「あのさ」を会話の中で頻繁に使う人は、ずば抜けてプライドが高く自尊心が強いタイプ。自分優先な性質が特徴で、人に対し威圧的な態度や指図する発言が目立ちますね。
話が回りくどく、論理的な雰囲気や自分を賢く見せようとする癖もあります。ただ自分の話に説得力をもたせるためだけに、意味もなく「だから」を使いたがるタイプです。
「へぇ~」「まぁ」「ふ~ん」
「へぇ~、そうなんだ」「まぁ、大丈夫でしょ」など、責任感に欠けるお調子者の人がよく言う口癖。
無責任なわけではありませんが、責任感を与えられるのは苦手です。割り切りの速さがピカイチで、こだわりや執着をもちません。
ぼちぼち頑張ったし、このくらいやれば上出来!と勝手にゴールを決めて完璧を求めない気楽な性格。
争いごとやトラブルに巻き込まれたくないタイプですから、目立つ意見や主張をせず当たり障りのない反応で場の空気に合わせながら上手くやり過ごすお調子者なんです。
「普通は」
「普通は○○だよね」「普通は○○するよね」は、決めつける思考パターンをもっている人がよく言う口癖です。
「普通だったら○○するのに、あなたはしないの?」というようなことを言いたいのだと考えられます。
自分の中に描いている理想像や、あるべき姿を他人に押し付けて決めつけてしまうタイプ。
決めつけるタイプの人は周りも自分と同じ考えであると信じて疑わないため、厄介なタイプでもあるでしょう。
相手が自分と違う意見を言い出すとイライラしだし、さらにその原因が自分ではなく相手の普通ではない考え方にあるという思考に陥るのです。
自分の考えが必ずしも万人にとって真理ではないと理解しなくてはいけません。
「一言でいうと」
「一言でいうと」という口癖は、まとめたがりで仕切りたがりな人がよく言います。リーダー格的存在で統率力をもち、さらに人の意見をまとめるのが得意な人に多いです。
物事の本質を見抜き一言で言い表せる能力を持つために、人の意見を上手くまとめられます。
一言で物事のポイントを正確に話す人であれば、優れた理解力を持つリーダーにふさわしい存在と判断できるでしょう。
しかし「一言でいうと」のあとに的外れなことを言っていれば、それはリーダーになりたいけど才能がない人だということです。
「別に」
「別に」という口癖は屈折した心理をもつ人がよく言います。自分の言いたい意見はあるものの、口にしたくないために「別に」と言い放つわけです。
最近の若い人でも「別に」を言い放つ人が増えており、「どうせこんなこと言っても無駄」という気持ちが根付いてしまっているのでしょう。
頻繁に「別に」という人は、仕事・プライベート問わずなかなか本心を見せてくれないため、付き合いづらい人でもあります。
「別に」が口癖の人は独りで行動することを好む傾向にあり、自分の好きなように行動できたほうが楽と考えているようです。
「っていうか」
「っていうか」は、自分勝手な性格を持つ人が言い放つ口癖です。「っていうか」は他の人の話を完全に否定し、自分の言いたいことをいうときに使われるもの。
他の人よりも自分に注目してほしいという自己中心的な性格でないと、なかなか使えない言葉といえます。
他人の話は聞きたくないけど自己主張は強いといったタイプの人間なので、苦労する人も多いかもしれません。
「っていうか」と言い放った時の話の流れを観察してみると、他人の話を遮り自分の意見をいきなり話し始めていることに気づくでしょう。
口癖からその人の人間性が垣間見られる
口癖から人間性や性格が垣間見られることをお分かり頂けたでしょうか。
口癖が変われば人間性も変わるとは限りませんが、気持ちのもちようや考え方を変えるきっかけになります。
「でも」「だけど」などのネガティブな言葉を言わなくなると考え方がポジティブになった、なんて話を聞いたことのある方も多いかもしれません。
自分の発する言葉によって自分自身の意識・考え方も変化していきます。他人の口癖から人間性を探るのと同時に、自分自身の口癖もチェックしてみてくださいね。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/