倍率が高い枠を選んでいる
婚活が上手くいかなかったり疲れたりする原因は2つです。「倍率の高い枠を選んでいるケース」と「婚活の方法を間違っているケース」が考えられます。まず、倍率とは、相手に求める理想や条件のことです。結論を言えば、はじめから条件を満たすような相手など限られています。さらに、そういった条件が揃っている人は他の人も狙っている可能性が高く、非常に倍率が高いのです。たとえば女性の場合、年収500万円以上の30代男性を希望していたとしましょう。
国税庁のデータでは、30代前半の平均年収が438万円、30代後半で499万円となっており、500万円以上を所得している30代男性は希少価値が高いということが分かります。希少価値が高いということは、「競争率が激しい」ということ。倍率の高い枠に飛び込むことが悪いというわけではありませんが、あえてそこで勝負しなくても他にも選択肢があるように思うのです。年齢か、収入かを区別して考えた時、国税庁のデータでは500万円以上の年収を所得している男性は平均的に45歳前後となっています。
許容範囲を40代の男性まで広げれば婚活がしやすくなります。もしくは、年収を400万円代まで下げて30代の男性を条件にするか、そのどちらかです。「あれも、これも」に陥ると、婚活は疲れます。一つ、二つ三つと、条件が多くなればなるほど倍率が高くなり、競争率が激しいからです。
条件を希望するのは簡単なことですが、現実と理想の歯車が合わず婚活に苦戦するのが目に見えていますね。もっと範囲を広げて婚活したほうが可能性は高まります。
婚活の方法を間違っている
「婚活あるある」と言ってもいいくらい間違った方法が、なぜか過剰に自分磨きするに取り組む人。全否定はできませんが、目的が分かりません。料理教室に通ったりコミュニケーションのセミナーに参加したり、趣味の範囲を広げてみたり、まるで何かのプロフェッショナルにでもなろうとしているのでしょうか。そうでないとすれば、わざわざ遠回りしているようにしか思えないのです。自分磨きに励めば励むほどプライドが高くなってしまいます。
おそらく本人は気づいていないでしょうが、事実です。何かを学んで自分の価値を上げようとしているわけですから、「なりたい自分」に近づくほどプライドが高くなります。プライドが高くなると変な自信がつき、相手にもとめる理想や結婚観も高くなってしまいます。その結果、倍率が高く、競争率が激しい枠で婚活してしまうのです。
そして、婚活する場所を間違うと遠回りの原因になります。合コンや婚活イベント、お見合いパーティーや結婚相談所など多様にありますが、自分に適したフィールドで出会いを求めなければなりません。内向的な性格の人が合コンやパーティーに参加したところで、苦痛を強いられるのは当然です。ストレスになって疲れるでしょう。反対に、場馴れした人が合コンやパーティーに参加しても失敗するケースが多いです。ただの“盛り上げ役”になってしまい、婚活ではなくなってしまいます。
自分の性格に合ったシチュエーションをイメージし、そこで勝負するからこそ結果につながるわけです。過剰な苦痛や負担を強いられ無理に自分を演じるのではなく、ナチュラルに真面目な自分で居られる場所を婚活のフィールドとして選ぶことが重要です。
さて、婚活に疲れる2つのケースをご紹介しましたが、思い当たる点はありましたか?婚活が上手くいかないという方は、今の状況を見直してみたほうがいいかもしれませんね。
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