目次
着こなし術その4 ジャケットの「ベント」
ジャケットの下部にある切込みが「ベント」。ワンランク上のスタイルを目指すなら「サイドベント」が理想的
真ん中に切り込みがあるセンターベントは、身動きをとる際に尻が露出され不格好に見える。サイドベントは真ん中ではなく両端に切り込みがあり、身動きもとりやすく背面のフォルムも保てるので、スーツにこだわるならサイドベントをチョイスするべき。
着こなし術その5 トラウザーズの「ウエスト」
スーツのズボンを正式にはトラウザーズ(Trousers)と呼ぶ
トラウザーズは腰骨でベルトを締めるのが着こなしのルール。へそ下の位置に腰骨があり、その位置でウエストのサイズを測るのが基本。ウエストは、きつすぎず、ゆる過ぎないのがベストな状態。
着用した状態でポケットに手を入れ、軽く下に押して腰骨で止まる位置がジャストなサイズなので覚えておこう。
全体的なシルエットとしては、トラウザーズに無駄なシワができないサイズを選ぶ。ベルトを締めた時、ポケットに手を入れて少し窮屈くらいが好ましい状態だ。ベルトなしでも腰骨にフィットするサイズが理想的。
ダメな着こなしが、ゆるめのサイズを着用し、ウエストサイズをベルトで調整するパターン。ベルトをきつく締めるとシワができ、せっかくのシルエットを崩れて台無しになってしまう。あくまでもベルトは、トラウザーズのフォルムを引き立たせるためのアイテムだ。
着こなし術その6 トラウザーズの「丈」
トラウザーズの丈はダブルで、靴の甲に裾が軽く当たるくらいの長さがベスト
当たりそうで当たらないくらいギリギリの感じが理想的。
裾の長さが短すぎると遊び心が丸出しとなってしまい、真面目な出会いを前提とした婚活では相手に違和感を与えてしまう。また、長すぎるとだらしなく見えて最悪だ。靴の甲にギリギリ当たるくらいが丁度いい裾の長さとなる。
シングルよりもダブルを推進する理由は、足首のシルエットがまとまり靴との一体感が生まれるから。ダブルの幅は3.5~4センチ、裾の幅は18~19センチがスタイリッシュに見せるポイント。シングルの場合も同じように裾の幅を18~19センチまで調整し、裾は靴の甲に軽く当たるくらいの長さまで手直ししよう。
ダブルでもシングルでも、裾幅は20センチ以下が基本なので覚えておくと便利だ。
着こなし術その7 ネクタイの「立体感」
ネクタイを結んだ時、ネクタイの先がベルトにギリギリ当たる位置がベスト
この長さより、長くても短くてもダメ。ネクタイを立体的に見せるため、正しい結び方でディンプルを作ろう。ディンプルとは、ネクタイの結び目の下あたりにできる「くぼみ」のこと。
最後にネクタイをきつく締め上げることで、結び目とくぼみによって立体感が生まれる。ディンプルの立体感で、センスの良さが際立つ。
参考サイト:ネクタイのディンプルを上手にキレイに作るコツ
着こなし術その8 ジャケットの「ポケット」
ポケットには何も入れない、これは着こなしのルール。ポケットに何か入っていると、スーツ全体のシルエットを崩してしまう
ポケット以外にもジャケットの基本として、一番下のボタンを空けたままにしておく。一番下のボタンまで閉じないように覚えておこう。
着こなし術その9 トラウザーズの「ハンガー掛け」
トラウザーズをハンガーに掛ける際は、逆さまにした状態でウエストが下向きになる。
まずは、片方の3分の1程度を折り曲げるように掛け、その上から、もう片方を同じように掛ける。
そうすることでシワができにくくなり、アイロンをかけなくても綺麗なラインを保てる。
着こなし術その10 シャツの「襟(えり)」
スーツスタイルには欠かせないシャツ。カラーや柄など様々だが、最も大事なことは「襟(えり)」のフォルム。
■レギュラー・・・婚活に適している
襟の羽(衿羽)の開きが65°くらい
■ワイド・・・婚活に適している
襟の羽(衿羽)の開きは100°~120°くらい
■ボタンダウン・・・婚活に適している
襟にボタンが付いたタイプ。襟の羽(衿羽)の開きが65°くらい
■クレリック・・・カジュアルすぎる
襟や袖の部分だけが白無地でできているシャツ
柄と白無地のコントラストが際立つデザイン
■ウィングカラー・・・フォーマル
タキシードに着用するのが一般的
■ラウンドカラー・・・カジュアルすぎる
襟が丸みを帯びており、襟の長さが極端に短い
婚活の場面で着用することを前提にしたら、レギュラー・ワイド・ボタンダウンの3タイプで十分だ
遊び心を見せたいという男性はクレリックを試すのもいいが、正直なところ着こなしが難しい。クレリックに似合うスーツを選ばないといけないので、無難に首回りがスッキリ見えるワイドかボタンダウンを選択したほうがよさそうだ。
以上、スーツの着こなし術10のルールをご紹介した。スーツが第一印象に与える影響は大きい。また、見る人の印象が違ってくる。ビシッとスタイリッシュに着こなして、「センスをちらつかせるかっこいい男」を印象づけたいところだ。着こなし方で見せ方が決まるので、賢くスマートにスーツを着よう。
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