結婚しないと会社をクビ!話題の婚活指南「サバイバル・ウェディング」
モニター調査では10人に9人が「面白い」と答え、発売からわずか3ヶ月でAmazonの評価4.5を獲得した話題の“婚活指南書”をご存知だろうか。
指南書といっても、エッセイやノウハウ本ではない。ストーリー型の小説だ。ところが、その読みやすさと実践向きの内容から、“ハマる”読者が増えている。
タイトルは『SURVIVAL WEDDING(サバイバル・ウェディング)』。婚活中の女性必見のストーリーで、まず読んでおいて損はないと思う。婚活だけではなく、人間関係の基本を振り返るためにも読んでおきたい一冊だ。ストーリーは、出版社に勤める29歳・OLのさやかが、寿退社の翌日に婚約を破棄されるシーンから始まる。
男・仕事・未来予想図を一度に失った主人公
数日前に退社した会社に出戻ったさやかだったが、上司の宇佐美から「6ヶ月以内に結婚しないとクビ」と命令を出される。しかもその経緯を、出版社らしく記事にすることが条件。こうして主人公の過酷な6ヶ月が始まるわけだが、まさに“サバイバル”な展開が待ち受けているのである。
「大人になると友達も減ってくる。人に頼るのをよくないことだと思い、何でも一人で抱えこんでしまいがちになってしまう。でも、困ったときに誰かに助けてもらうと幸せな気持ちになれるし、自分も何かしてあげたいと思いやることができる。そうやって愛情を与えあっていくと、自分も相手もハッピーになれるのではないかと考えた」そう話すのは著者の大橋弘祐さん。サバイバル・ウェディングのテーマは「支え合い」と語る。
また、この本の最大の特徴は、上司の宇佐美が主人公へのアドバイスとして“有名ブランドのマーケティング戦略”に例えながら婚活を指南するところ。たとえば、イヴ・サンローランやエルメスなど、誰もが知っているハイブランドの名称が度々登場する。
著者の大橋さんは大手通信会社の広報に勤めていた頃の知識を活かし、有名ブランドのマーケティング戦略を婚活指南に応用したとのこと。主人公が自分の年齢を気にし、弱音を吐いたときには、「結婚なんて余裕だ。原価数万円のバーキンが100万で売れる理由を考えろ」といった言葉を投げかけている。
また、元カレからのメールに主人公が返信しそうになったときには、「返信はダメだ。タオルやスリッパにブランドのロゴを入れたイヴ・サンローランと同じ過ちをすることになるぞ」とハイブランドが失敗した原因にたとえて恋愛体質を変えていく。
最終的には、出会いがないと嘆く主人公に対し、「お前はヴィトンやエルメスにはなれないが、コーチならなれる!コーチのように男のホワイトスペースを探せ」と自分を求めているパートナーに目を向けるよう奮い立たせるのだ。書店や電子書籍などには様々な出会いに関するノウハウ本や婚活指南所があるが、サバイバル・ウェディングは一味違った角度から婚活に役立つ。
エッセイやノウハウ本は婚活に実際の活かせない内容のものもあるが、この本は“実践向き”という点も魅力と言えるだろう。内容が濃いわりにボリュームはライトだ。
1日で読み終わるくらい読みやすいので、婚活中の女性は参考にしてみてはいかがだろうか。
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