限定を強調する心理テクニック
婚活パーティーやお見合いなど気になる相手を次につなげたいなら、その場で自分を選んでもらう必要がある。複数の男女が参加する場面では、なおさらハードルが高い。なぜなら、選択肢があると人は迷うからだ。これは当然の心理だ。二通りあればどちらも見てみたいし、とりあえず比べたうえで答えを出すだろう。
選択肢が多いほど考える時間が必要になるし答えは先送りになる。もし気になる相手が現れて次につなげたいと思ったら、こちらから選ばれるように仕向けなければならない。
極端に言えば、相手の選択肢を自分一人に絞らせる必要があるわけだ。自分の存在をアピールできるチャンスが巡ってきたら選択肢を与えない態度をとればいい。その方法は簡単だ。『あなたと会うのは今日が最後かもしれない。でも、これを最後にしたくない』という印象を相手に与えればいい。婚活に取り組む男女は本当に焦っているわけじゃない。上辺だけの危機を感じているだけで、内心は「また次もある」と思っている。
ほとんどの人が、「気になる人はいたけど次の出会いに期待しよう」と根拠のない“運命”を求め、その場では決断しないのである。ならば、その運命を今日にしてやればいい。限定を強調しなければ人の心は動かせない。選択肢があるから感覚がマヒする。選べるという立場に置かれていると錯覚し、知らず知らずのうちに“婚活慣れ”をしてしまう。
だから、選択肢を与えずに存在をアピールできれば自分の存在をブックマークされる可能性が高くなる。そのチャンスを逃してはならない。しかし、相手を引かせるようなやり方は好ましくない。シンプルな言葉で自分の存在を印象付ければいい。メリットを感じさせながら興味を惹きつけ、限定を強調する。
「○○さんとお会いできるのは今日が最後になると思うと残念です。今度はご飯を食べながらゆっくりお話ししてみたいな。あっ、ごめんなさい。一方的なこと言って・・・」
あなたに興味がなければ難しい展開になるかもしれない。だが、例えそうだとしても間違いなく好意的な印象を残すことができる。きっと相手は、こう思うだろう。「そっか、今日が最後か。興味をもってくれているのなら、ご飯に行ってみようかな・・・。決めるのは、それからでも遅くないだろうし」と。
・「今日が最後」・・・限定をアピール
・「最後になると思うと残念」・・・興味を惹きつける
・「今度はご飯を食べながら」・・・次に期待させる
相手にとってこの状況はメリットだ。「カップルになれる可能性が高い」という一つの保険ができたからだ。ただ会話をするよりも、はるかに選択肢を狭めることができた。最大のポイントは、ある程度コミュニケーションを交わしたうえで「ここだ!」という場面で攻めたほうがよい。話の流れから考えて、最後に印象付けるのが適している。
婚活パーティーやお見合いなど、一度きりの場面ではチャンスを無駄にしてはならない。迷わせるから、こっちを振り向かない!なるべく選択肢を与えずオンリーワンをアピールすることが大事だ。自分の存在を相手の心にブックマークさせておくために、このことをしっかりと覚えておこう。
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