32歳、独身、彼氏なし。
結婚相談所に入会し、いざ婚活スタート!
担当のM崎さんとも相談させていただいた中で、「初婚であり44歳以下であること」を条件とさせていただき、マッチングをお願いいたしました。この条件設定には根拠があります。私はここしばらく恋愛をしていませんし、結婚したこともありません。そんな私の生き方を、すごーく、すごく前向きに捉えるのならば…。少しだけ、今までの自分を肯定してもいいのであれば。
「仕事や趣味に生きることの楽しさを知っている」と、そう言ってもいいのではないかと思うのです。そう自負しているのも、また事実なのです。私は、結婚をする相手の方とも同じ価値観を共有したいと思います。結婚した後も、お互いを尊重して暮らしていきたいな、と思うんですよね。
初婚の方で結婚相談所に登録をしているとなると、おそらく私と同じように仕事に大いに打ち込んできた方なのではないかと思います。さらにあまり歳が離れすぎていますと、会話自体が合わない可能性があります。干支一回りの差くらいが、違和感なくお話が出来るのではないかと思ったのです。
「年収の希望はありますか?」とM崎さんに聞かれたのですが、特に指定はしませんでした。44歳前後で仕事に打ち込んできた方であれば、生活が出来ないほどに収入が低いとも考えにくい。また結婚相談所自体が、それなりの使用料を納めるわけですよね。会員の方々の中から選ぶのであればなおさら、お金に関しては気にしなくてもいいと思ったのです。
結婚相談所に登録している方は身分がしっかりと保証されていますから、そこは結婚相談所と担当のM崎さんに一任しようと思ったのですよね。
そうしてご紹介いただいたのは、違う区に住んでいる42歳のS原さん
事前に何度かメールのやり取りをして交流を深め、紹介いただいたその週の土曜の昼間にお会いすることになりました。交流を深めたとは言っても、深い話をしたわけではありません。最近の天気のことや昔飼っていたペットの話、好きな映画の話など、本等にたわいのない話をしました。
どこがどう決め手になったのかと言いますと、まるでずっと昔からの知り合いみたいに、違和感なくお話ができた、という点。気負うことなく、等身大の自分でいられたのですね。仕事仲間に対しては少なからず虚勢を張らないと生きていけません。
そんな中、メールのやりとりは本当に癒しになりましたし、心の支えになったのです。待ち合わせ場所は、最近大きな商業施設が出来たとある駅近くの喫茶店にしました。結婚相談所で見せていただいた写真だけですんなり会えるか心配だったのですが、メールの文面から抱いていたイメージそのまんまの方だったので安心しました。
「はじめまして」と同時に会釈をしてしまって、恥ずかしいやら嬉しいやら。S原さんはとても落ち着いたトーンでお話をされる方で、緊張をすることもなく和やかに沢山話をすることができました。結婚相談所に入会した理由を伺うと、私とまるで同じだったのにも驚きましたね。S原さんがかつての友人の方とお会いになったときに、なかば「ノリ」で結婚相談所に資料請求をしたとのこと。
「結婚には勢いが大切なのかもしれないですね」と話は大きく弾みました。その後、場所をレストランへと移し、軽く食事をしてお開きに。帰宅すると「是非また会ってほしいのですが、いかがでしょうか?」とメールが入っていました。「是非行きたいレストランがあるので一緒に行ってください」とすぐに返信をしました。
私がS原さんと過ごしていて楽しかったように、S原さんもまた楽しく感じていてくれたんだなと嬉しくなりましたね。
さて、次回の食事の約束もして、ウキウキと浮かれていたのもつかの間、私はまた仕事で盛大にへこんでしまうことになるのですが…。そんなときに支えになったのは、S原さんからのメールだったのでした。
▼【婚活物語】32歳独身OLの婚活ストーリー 全10話
【第一話】32歳、独女。婚活パーティに行きましたが失敗しました
【第二話】32歳、独女。結婚相談所の資料を見てやる気が出ました
【第四話】32歳、独女。結婚相談所で知り合った異性と会いました
【第六話】32歳、独女。結婚相談所で出会った相手と二度目のデート
【第八話】32歳、独女。婚活相手とデートを重ねて毎日幸せです
【第十話(最終話)】あれから3年、私は毎日楽しく暮らしています
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