【結婚する?独身でいく?人生の選択】
年齢があがっていくにつれ出会いの機会が減っていき、周囲がどんどん結婚していくのを見ていると、迷うことも増えますよね。「自分も結婚すべき?独身のままでも良いの?」という多くの人がぶつかる焦りや悩み……もちろんどうしても結婚したい!という気持ちがあるなら婚活にはげむしかないけれど、自分の気持ちが分からなくなってしまったなら一歩立ち止まってみることも大切です。初心に返って「あなたの幸せ」について考えてみませんか?
■結婚=幸せの絶対条件?
結婚はしているだけで幸せ!ということはありませんよね。当たり前と感じるかもしれませんが、これはとても大事なポイントです。
伴侶とふたりで一緒にいることである程度の経済的に安定だったり、生活に安心を覚えたりメリットは存在します。でも、それはお互いの毎日をたくさん共有していくことにほかなりません。
「健やかなる時も病める時も〜」という言葉が表すように、自分のことだけでなく相手がどんな時も支え合うことが前提になります。
それだけでなく、両親など家族同士の事を考えなければならないことも。本当に好きな人との結婚、したい結婚でなければ乗り越えられないことも起こりえます。
迷ったときは、目の前の「婚活プレッシャー」だけでなく、「相手との結婚の先にある困難や喜び」を一緒に考えてみるとよいでしょう。
■自分の価値観を大切に
大人になって自分の好きなことばかりを優先していると、後ろめたさを感じてしまう場合もあります。周囲が結婚して家庭を着実に築いていくなか、自分の両親の期待も感じたりするとなおさらそれは強くなっていきます。けれど本音を隠さず聞いたら、恋人や配偶者が一番大切!という人もいれば、現在の家族・友人関係・仕事・自分の自由が一番!という人もいるのではないでしょうか。
本来人生で大切に思うコトやモノは誰かが良い/悪いを決めるものではありません。周囲が身を固めていくから自分も……というのは人の価値観に自分を近づけようとしている状況です。もちろん日々の生活の中で協調していくことは大事ですし、皆と同じことをすることが安心な場合もありますよね。でも自分の大切に思うこと=価値観まで完全に同じにすることって難しいのです。
まして結婚ともなれば、相手との相性や生活環境の変化などさまざまなものが影響していきます。厳しいかもしれませんが、他の人の生活や価値観をなぞった先にあなた自身の幸せが見つかる保証はありません。だからこそ自分の中で「結婚」や「配偶者」のウェイトが決まらないときは、無理をしないでください。
■独身でも既婚でも幸せは見つかる
とあるSNSでは実際に「結婚をする/独身で過ごす」「子供を持つ/持たない」どれが幸せなの?という質問が投稿されたことがあります。沢山の人が自分の人生と照らし合わせて真剣に回答しているのですが、そこで一番多かったのは「そのすべてを経験できる人はいないのだから、比較できない」ということ。そして「人の幸せの形はそれぞれ違う」ということでした。
好きな人ができてその人と一生すごしたい、何歳までに子供がほしいなど具体的に希望がある場合、達成できればそこに満足感があります。もちろん想定外の困難もありますが、それはやりたいことへの努力ですから納得して飲み込むこともできるでしょう。逆に、結婚すべきかどうかわからない、なんとなく不安……などで流されてしまった場合、結婚しても独身のままでいても何かしらの不満や後悔がうまれてくるのではないでしょうか。
大事なのは、今したいことや大切なものを、自分で選び取っていくという過程なのだと思います。あなたにとって一番幸せだと感じられることをさがしてみてくださいね。