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やっぱり理想が高い婚活男女
Facebook連動型の婚活アプリ・マッチアラームが20代~30代の独身男女2759人に、「結婚相手に求める理想は高いほうですか?」といったアンケートを実施した。
「はい」と答えた男性が54.2%、「はい」と答えた女性は61.7%。結婚相手に求める理想の高さに対し、自覚しているのは女性のほうが多いという結果に。
「はい」と答えた人の意見を見ると、男性は「ルックス」や「見た目」に関する理想が多く、女性は「収入」や「職業」など経済力を重視する内容が目立った。
また、男女ともに、「生涯一緒に生活を過ごす相手だから少しでも多くの理想をクリアしたい」という意見が目立ち、“離婚しないため”の前提が理想重視に繋がっているようだ。
その一方、理想が高いほうではないと答えた人たちは、「自分に自信がないから相手にも高い理想は求められない」といった謙虚な姿勢で、はっきりと意見が分かれる結果となっている。
さらに、「いいえ」と答えた女性からは、「定職に就いていれば問題ない」「生活できる経済力があれば多くは望まない」という意見が目立ち、ある意味、現実味を帯びた結婚観と言える。
■理想が高いと答えた男性の意見
・容姿や性格にこだわってしまいます。ほかは気にしないですが・・・(30代前半)
・年を重ねるにつれ、付き合ってきた相手の良いところを全て持ってる人がいいなぁと高望みしてしまう(30代前半)
・一生に一度だから妥協したくない(30代後半)
・一生を共にする人になるんだから高いに決まっています(30代前半)
・ずばり、好みの容姿がある(30代半ば)
・やっぱりかわいい子がいい!(30代半ば)
・ルックスの良し悪しで離婚したくないから(20代後半)
・見た目で後悔したくないから(30代前半)
・親が条件に厳しいから(30代前半)
■理想が高いと答えた女性の意見
・結婚は夢や愛情だけでは決められないから(20代後半)
・将来の心配をしたくないから(20代後半)
・妥協したくない。前の彼氏と比較してしまい、その彼よりもスペックの高い人を選んでしまう(20代後半)
・収入、身長、好きな顔かどうか気にする(20代半ば)
・お金のかかる海外旅行が趣味で、将来は田舎に住みたいと思っているから、その条件に一致する人はなかなかいない(20代後半)
・年収とか学歴を気にしてしまう(20代半ば)
・年収が高くて外見もかっこいい方に目がいってしまう(30代半ば)
・普通の人がなかなかいないから(20代半ば)
・見た目より中身や性格、価値観が合うかや話し方などを重視しすぎていて、何か嫌な点が見つかったとき自分の中で妥協できない(30代前半)
・人生1度きり、最初で最後の結婚相手をみつけたいから! (20代半ば)
■理想が高いほうではないと答えた男性の意見
・自分も欠陥だらけなので(30代半ば)
・結婚はある程度妥協も必要だから(20代半ば)
・自分にそこまでの自信がないから(20代前半)
・自分もそんなに優れているとは感じないので(20代半ば)
・完璧を求めるのではなく、良いところを探していきたい(30代半ば)
■理想が高いほうではないと答えた女性の意見
・大切なのは思いやりだと思っているから(20代半ば)
・気が合う人であれば外見や、仕事は正直何でもいい。最低限仕事をしていれば問題ない(20代半ば)
・妥協はしたくないけど、私の理想なんてたかが知れてる気がします(30代半ば)
・自分を好きになってもらえるならあまり求めすぎてはならない!(20代半ば)
・定職に就いていれば、それでいい(20代後半)
さて、あなたの理想は高いほう?それとも、結婚相手に高い理想は求めないほうだろうか?
今回のアンケートで特に印象深かった意見が、「完璧を求めるのではなく、良いところを探していきたい」という30代半ば男性の言葉。
確かに、初めから完璧を求めるよりも相手の良いところを探したほうが人間関係は濃密なものになるだろうし、時間を共にするほど二人の絆が深まる。
これは婚活に限ったことではなく、友達でも、家族でも同じことが言えるだろう。
理想・条件・価値観といった婚活を縛りがちなルールよりも、生涯を共にするパートナーを見つけるためには“相手の良いところに目を向ける”ことが大事なのかもしれない。
どうしても人間は他人の悪い部分に目がいく。これは、どんなに優れた人間でも同じこと。
だからこそ、婚活では相手の良いところに目を向けるという意識が大切になってくる。
良いところを愛せれば、よほどの欠点が無い限り妥協できる。それが結婚であり、男女の相性だ。
今までは理想や条件を求めて相手の“欠点”を探していた人も、これからは良いところに目を向けてみることが大事。
ぜひ一度、今後の婚活で試してほしい。もしかしたら、違う結婚観を発見できるかもしれない。
出会いの場では、条件や理想を叶えるような完璧を追い求めるのではなく、相手の良いところを探す努力も必要だ。