【家族との関係が結婚にも影響!?】
現代の結婚は基本的に本人同士が決めるのが当たり前になってきたとはいえ、やはり切っても切れないのがお互いの家族のこと。結婚してからはもちろんですが、恋人を紹介したり両家で顔合わせをしたりなど、様々なポイントで意識しなければなりませんよね。
さらに、結婚するタイミングが早い人遅い人、結婚できない人にも家族との関係は影響しているようです。思うように結婚へのステップに進めない人は、お相手だけでなく自分と家族との関係についても見直してみると良いかもしれません。
■ふたりの世界から家族になること
「恋人と付き合っているときはうまくいくのに、いざ結婚となるとうまくいかなくなってしまう…」そんな人をたまに見かけます。
それもそのはず、恋愛のときはふたりの世界。周囲の同僚や友達などの人間関係はあるにしろ、ふたりの人生に影響する人=親や家族が登場するのはそこから先です。
だれもが初めてお互いの家族と顔合わせをするときには緊張するでしょう。気に入られたい、交際や結婚を反対されたくない…と思うものです。
顔合わせの仕方、伝え方ひとつで印象はガラリと変わります。
■知っているようで知らない親のコト
自分の親については接してきた時間が長いからこそ、考えを理解しているつもりになっていることが多いものです。けれど、親御さんも人間。あなた以外の人=他人と接するときには、意外な考えや拘りが見えてくる場合もあります。
例えば、娘さんが紹介しにきたお相手を「結婚するつもりならもっと早く挨拶にくるべきだった」と言って、拒否した親御さんの話を聞いたことがあります。
娘さんの方は「結婚を考えるくらい親しくなったら会わせたい」と考えたのですが、そのご両親は付き合いが長くなってから、結婚直前の挨拶を「だらしがない」「不誠実」と考えるタイプだったようです。
端から見ていると些細なズレに感じますし、この程度なら修復可能と思う人が多いでしょう。しかし、実際このケースは破談になってしまいました。
娘さんとお相手にとっては「顔合わせ」時点が勝負だったわけですが、親御さんにとっては付き合っている長い期間に不信感をつのらせてしまっていたわけです。娘さんも当然説得を試みたのですが、段々と両者の調整に疲れてその人との結婚は諦めてしまったそうです。
その後、他の方との縁談があり、前回の失敗を意識して対応をしたところ驚くほどスムーズに結婚が決まっていました。
このように親御さんにもどうしても譲れない事がある場合もあります。真剣に結婚を考えはじめたら、「子供と親」という関係から一歩踏み出すつもりで、人としての気持ち・考えを知っておくことも大切です。
■家族との適度な距離感もポイントに
もちろん、親御さんの意見だけを聞いていれば問題ないなんてことはありませんよね。
家族との距離が近すぎて婚期を逃してしまうケースもあります。親や姉妹・兄弟と仲が良すぎる人は、結婚のパートナーとしては避けられがちです。
恋人時代から家族の話が多すぎる、ふたりきりの食事のはずが姉妹や両親も一緒になった、親御さんの意見をそのまま伝言してくる…など、相手の家族関係でのトラブルは多々話にあがります。
結婚後も居心地のよい実家に頻繁に帰るなどしていると、パートナーの不満に繋がる場合が。基本的に結婚は実家からの「独立」と考えて、距離感を調整していくことが重要なポイントになります。
自分にとってはとても仲がよく居心地のいいご家族でも、結婚前の恋人にとってはやはり他人。大事な家族と恋人をつなぐ努力をすることが、素敵な結婚と良好な家族関係を作るカギといえますね。